妊娠中でも女の子だもんね!

妊娠中の妊婦さんのお悩みを解決していけたらいいな

妊娠中でも女の子だもん

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妊娠後期に思い切り転倒したハプニング

妊娠後期に入り、お腹がますます大きくなりました。

妊娠後期でお腹の大きさに苦労する妊婦さん

下にものが落ちたら見えなくて取れないし
トイレは近くなるし
歩くのに時間がかかるしで・・・・

 

大変なことが増えてきました。

何をするにも大変な妊娠後期

私の住んでいるところは田舎なので、スーパーまで歩いて片道30分かかります。


しかも、その道のりは険しく、

道路が舗装されていなかったり、

急な坂がたくさんあったりしてなかなか大変でした。

田舎の風景


妊娠前は電動自転車でスイスイだったのですが、

赤ちゃんができてから自転車は危険なので乗らなくなりました。

 

この日もえっちらおっちら買い物かごを下げて帰宅していました。


帰り道にいつも公園を横切るのですが、なぜかその日は公園の中を通って行こうという気持ちになったのです。

 

公園に入ろうとしたその時でした。

足下にあった段差に気付かず、足が引っかかって思い切り転倒してしまったのです。

その際にお腹も強く打ってしまいました。

 

持っていた買い物かごは、中のものが散乱し遠くに散らばっていました。


赤ちゃんのことが心配で早く起きなければと思ったのですが、足が痛くて体が動きませんでした。

強打したお腹も痛みます。

 

その時、『おばちゃん大丈夫?』と声をかけてくれたのは、

小学校低学年くらいの男の子でした。

 

周りに3、4人いたと思います。

 

その子達は私に手を貸してくれ、起き上がらせてくれました。

遠くに飛んでいった買い物かごも中身をつめて持ってきてくれました。

 

しかし、お腹の痛みだけがなくならず体は起こせたものの立つことができませんでした。

 

すると、男の子の一人が『母ちゃん呼んでくる!』と走って行ったのです。
その子は家が公園の直ぐそばのようでした。

 

直ぐに男の子とお母さんが現れ、

お母さんが救急車を呼んでくれました。

 

救急車を待っている間、私の手や背中をさすり

大丈夫ですよ』と何度も励ましてくださいました。


救急車が到着すると、

そのお母さんや子供達に何度もお礼を言い、病院へ運ばれました。

救急車で運ばれる途中

病院に着いて色々検査をしましたが、

幸い赤ちゃんは元気な様子で心からホッとしました。

 

さらに、それまで逆子だった赤ちゃんが、私の転んだ衝撃でコロンと正常な向きに戻っていたのです。

 

お医者様に笑って『よかったですね』と言われました。

 

その日一日だけ入院し、翌日には夫と帰宅しました。


私はあの日助けてくれた小学生の男の子達とそのお母さんのことを夫に話しました。


夫は、公園の近くの子なら、また会うことがあるよと言ってくれました。


それから一ヶ月ほど経った頃、買い物帰りに公園の横を通ると、あの時の男の子達がワイワイしながらサッカーをしていました。

サッカーをする小学生たち


私は嬉しくなり手を振ると、

気付いた男の子達が一斉にこちらに走ってきてくれました。


私はあの子達に会ったら住所を聞こうと、

紙とペンを持ち歩いていたので、

すぐに住所を書いて欲しいと渡しました。


後日またお礼に行かせてね、と言いその場を後にしました。


そして、夫が休みの日に菓子折りを持って、

助けてくれた男の子達の家にお礼をしに回りました。

 

あの子が?!と驚かれていたお母さんもいらっしゃいましたが、
あの日背中をさすって励ましてくれたお母さんには手を握られ、
無事で良かったと言っていただけました。


たくさんの方にご迷惑とご心配をかけてしまいましたが、

この街で子育てできることをすごく誇りに思います。

地元の暮れなずむ景色