妊娠中のダイエットは、自分1人だけの問題でなく、自分のお腹にいる大事な
赤ちゃんのことを中心に考えなければならないため、体重管理の方法に悩まれている方も少なくないかと思います。
健康的に痩せることができるダイエット方法などを調べていると、フルーツを使ったダイエット方法があることがわかりました。
妊娠中のダイエットでは、十分な栄養補給しながら健康的に痩せていくことが肝心ですのでフルーツを生かしたダイエット方法はとても魅力的に見えますが、その一方で、次のよう要素のリスクを考える必要があります。
- 残留農薬
- 果糖のカロリー
- 毎日食べて大丈夫なのか
などといったように、細かい部分を掘り下げていくと気になる部分て結構出てくるんです。
そこでこのページでは、以下の内容についてわかりやすく、重要なポイントを解説していきたいと思います。
- フルーツの残留農薬について
- 妊娠中にフルーツを食べる量の目安
- フルーツから摂取したい妊娠中に重要な栄養素とは
- 妊娠中のダイエットでフルーツを味方に付けるコツ
- 妊娠中ダイエットとフルーツのまとめ
このような順番で詳しく見て行きたいと思います。
残留農薬について
このページのテーマであるフルーツについて語っていく上で、1番最初に気になるのが、フルーツに付着しているかもしれない残留農薬の心配ではないでしょうか。
絶対に見過ごすことができない部分なので詳しく調べてみたところ、
結論から言うと安全と言えるようです。
現在の日本では、残留農薬が深刻に捉えられており、保健所等がスーパー等で出回っているフルーツなどを抜き打ち検査をしたりして定期的に調査を行っているようです。
繰り返しになりますが、こういうことから、スーパーマーケットなどに売られているフルーツや野菜等は、安全だと言えます♪
しかし、産直やインターネット販売などでフルーツなどを買う際は注意が必要なようです。なぜならばスーパーマーケットなどとは違いこの場合は食品衛生検査が行われていないことが多いからです。
また、いちご狩りなども同じく危険です。
残留農薬の胎児への悪影響
結論から言うと、フルーツに使われている残留農薬には、神経系に影響与えるものもあります。特にアメリカからの輸入フルーツの中に含まれている可能性がある『ポストハーベスト農薬』は食品添加物としてアメリカでは認められているものの、日本では有害物の指定を設けて規制の対象にしています。
ポストハーベスト農薬とは、農産物の収穫後に輸出のための船便のタイムロスの間に腐敗してしまわないように農作物の表面にふりかけるものです。
果皮から浸透して行くことを考えると、非常に危険なものなんです。
現在は事実上なくなってしまっているTPP交渉ですが、日本はアメリカから『ポストハーベスト農薬の規制を外すように要請』されていますが、規制対象から外すことは認めていません。
そのため、胎児の脳の発達などの阻害をする可能性があると言われています。
それだけでなく、アトピーやアレルギーなども原因の1つとして残留農薬が指摘されているようです。
あくまでそれらの可能性につながってしまうと言うことで、食べれば必ずしもそのようなリスクを背負うことになると言うわけではありません。
しかし、少しでもそういった可能性があるのであればどうしても心配になってしまいますよね。ですが、先ほども解説したように、スーパーで売られているようなフルーツなどは、きちんと農薬の検査などはされているので安心して食べる事が出来ます♪
妊娠中にフルーツを食べる量の目安
妊娠中のダイエットをする際に、妊婦さんが1日に食べて良いとされるフルーツの目安は、およそ200グラムから250グラム前後だと言われています。
具体的に、何をどのくらい食べると目安の量になるかと言うと次のような量になります。
- リンゴ・中玉1個
- イチゴ・小粒なら10~15個・大粒なら5~7個
- バナナ・小さめ1.5本~2本
- みかん・小さめ2個
- ブドウ・1房
- キウイフルーツ・1個
上記のような感じになります。
フルーツにはさほどダイエットへの悪影響がないと思っていた方もいらっしゃるかと思いますが、 フルーツには、果糖の影響などから、あまり食べ過ぎてしまうとダイエットにはあまり良くないんですよ。
フルーツから摂取したい妊娠中に重要な栄養素とは
一般的に言われている、妊娠中に取りたい栄養素は、大きく分けると以下の4つになります。
- 葉酸
- 鉄分
- カルシウム
- たんぱく質
では次に、それらの栄養素がなぜ妊娠中に必要とされるのかという理由について解説していきます。
葉酸
これは、赤ちゃんの奇形を防ぐ目的があるからです。
特に妊娠初期に葉酸が不足してしまうと、二分脊椎症や、無能症等の発生リスクが数倍高まってしまうことが分かっています。
これは、葉酸の『細胞増殖に関わる働き』が胎嚢(たいのう)や胎芽(たいが)と呼ばれる妊娠初期の頃にできる赤ちゃんの背骨の頸椎や腰椎などの発生と発達に必要だからなんです。
また、妊娠後期も葉酸は必要になります。これはお産に向けて血液量が増えて行くのですが、その時のために葉酸とビタミンB12の共同作業による骨髄からの血液と赤血球を作るために必要になるんです。
葉酸はフルーツならば、ライチの中に豊富に含まれています。
鉄分
もしも鉄分が少なくなってしまうと、血液が水っぽくなってしまい、赤ちゃんにきちんと栄養を運べなくなってしまうんです。
それだけでなく、自分自身の体調不良にもつながります。
カルシウム
カルシウムは赤ちゃんに対しても骨を作ったり、丈夫にしたりと言う目的があります。
さらに赤ちゃんだけでなく、産後の骨粗しょう症などを防ぐためにも必要だと言われているんです。
また、カルシウムをとるだけでは身体に役立つ形にならないなので、マグネシウムも一緒に摂ることが大切です。
タンパク質
そもそもタンパク質と言うのは、人間の骨以外の全てに関わっています。なのでタンパク質が不足してしまうと、そもそも私たちの体はほぼ成り立ちません。
なので、不足してしまうのがよくないと言うのは言うまでもありませんね。
以上の4つの栄養素が、妊娠中に特に必要とされている者になりますが、最後に1つだけ加えたい栄養素があります。
それは、食物繊維です。
なぜ食物繊維が重要なのかを簡潔に言うと、妊娠中は便秘になりやすく、便秘そのものが妊娠中の非常に多くのトラブルに関連していると言うことから、妊娠中の便秘を改善することはとても大切なことだとされています。
食物繊維には、便秘を改善する効果が非常に高いと言われているんです♪
これらの栄養素が含まれてたフルーツを選ぶことも、忘れないでくださいね♪
妊娠中のダイエットでフルーツを味方に付けるコツ
妊娠中ダイエットに、フルーツが良いとされているのは確かなのですが、闇雲にフルーツを食べるよりも、効果的に進めていくことができればそれに越した事は無いですよね?
そこで、フルーツを使ったダイエットをする際に、覚えておきたい3つのポイントを紹介していきます。
- 1つのフルーツばかりに頼らないこと
- 食べるタイミングを重視すること
- 1回にたくさん食べないこと
ではそれぞれのポイントについて簡単な解説をしていきます。
1つのフルーツばかりに頼らないこと
妊娠中は、偏った栄養補給をするのもあまり良いことではありません。
必要とされる栄養素を幅広く摂取する必要があるため、1つのフルーツにこだわってしまうとどうしても栄養が偏ってしまいます。そのため、浅く広くフルーツを摂取することがポイントになります。
食べるタイミングを重視すること
フルーツは食べるタイミングがとても重要になります。
ではいつが良いのかと言うと、午前中から夕方までの間です。
その理由としては、フルーツから得られる糖は私たちが動くためのエネルギーになります。そのため、活発に動くであろう午前中から夕方までの間に食べてしまって、きちんと消費してしまうことが大切なんです。
妊娠中ダイエットとフルーツのまとめ
妊娠中のダイエットをする上で絶対に忘れてはいけないのが、カロリーを重視するのではなく、バランスの良い栄養補給ありきで低カロリーを意識するということが大切になるということです。
数字よりも、赤ちゃんの成長のために必要な栄養素を最低限与えてあげることが大事だからです。
なお、このページで解説したようなポイントを意識することで、安全に栄養バランスを無視しないロ-カロリーなダイエットが実現できるかと思います♪ "