30代前半で、不妊治療をしてからの初めての妊娠ということもあり、
授かったと分かった時から度が過ぎるくらい行動1つとっても慎重に慎重を重ねていました。
今思えば、そこまでする必要があったのかなと思うのですが、その当時は真剣でした。
初期の頃は、普通に歩くといけないようないけないような気がして、
小さい歩幅で歩いてましたし、用を足す時もなるべくお腹に力が入らないようにしてました。
自然に意識していたのですが、自分の思いとは反対にお腹に力が入ってしまった時は、
すごく落ち込み悪いほうに考えてしまっていたのです。
ところが、不思議なもので、安定期に入ると自分でも驚くくらい
『もう大丈夫だろう』みたいな感じで、かなりいろいろな行動が大胆になって行きました。
安定期に入ってからの生活
慎重過ぎていたのに不思議なものです。
出産予定日が近づいた頃には、お腹に入ってなくてもきついと感じる長い距離を歩いたこともありました。
『よくあんな長い距離を歩いたよね』と旦那さんと思い出話の時に出てくる話題の1つです。
妊娠後期になると、体重の事で気をつけるように毎回検診の度に言われてました。
なので、なるべくカロリーの少ないものを選んだり野菜を多く食べたり、
お菓子の量を減らしていたのですがそれでも思ってるよりも体重が増えていくの連続。
自分の中では『ご飯はちゃんと食べないと赤ちゃんに栄養がいかなくなる。量は減らしたくない』と思っていたのですが、
何を食べても見事に体重が増え、検診に行くのが億劫なくらいでした。
妊婦健診は体重を言われるのが憂鬱
そのうち、ダメと分かっていながらも、少量だけしか食べない日もありました。
冗談ではなく、水だけで過ごしたこともあります。
なんだか口にするのが怖くなってしまっていたんです。
やっぱり妊婦健診で体重のことをチクチク指摘されるのは嫌ですね。
それでも赤ちゃんには、何故かきちんと栄養がちゃんと届いていたんですね。
順調に育っていたので良かったのですが、体重管理には苦労しました。
出産に向けてのドタバタ劇
そんな中だったので、エコー検査での推定体重も3,000gあるかないかぐらいかなと言われていました。
私も3,000g以内と勝手に予想していたんです。
いつ産まれるんだろうとドキドキの中、予定日の1週間程前に妊婦検診だったのですが、
先生から『まだ産まれる感じがありません。来週の予約も入れときましょう』と言われて半ば安心して帰宅したのです。
ところが次の日の朝方予想もしなかった破水。
最初は『どうしよう。おしっこ漏らしちゃった』と思って焦りました。
なぜかは分かりませんけど、『破水』という事態がまったく頭の中になかったんです。
『入院用品もここ2,3日で用意しておこう。』くらいにしか考えておらず、まだ何も用意していませんでした。
なので、そこからはバタバタな入院生活。笑
出産だけはなく、妊娠期間もいろいろと大変だと、身をもって知りました。
ですが、大きな喜びだったのは、妊婦健診でエコー検査の時に『3,000gよりも小さいみたいだね。』と言われていたのですが、実際に生まれて来た子は3,267gの元気な男の子だったことです。