私の第一子出産は、一言で表すと『突然すぎる出産!』です。
約1年経った今でもその時の驚きは鮮明に思い出せます。
私は実家が遠方なので里帰り出産をする計画でした。
妊娠34週からは出産する病院で検診を受けられるよう、
日にちを調整して実家に移りました。
そこの病院で2度目の検診を受けた際、
助産師さんとバースプランについてお話をしました。
妊娠36週の終わり頃のことです。
私が相談したのは『できれば早いうちに産みたい』ということです。
予定日が12月20日であった為、少し遅れると
出産や入院期間が年末年始に被ってしまいます。
そうなると、出産費用は跳ね上がってしまう為
それは避けたいと感じていました。
第一子は予定日より遅れて産まれるということをよく聞くので
尚更、赤ちゃんが早く出てきてくれる方法はないかと尋ねました。
そんな心配をするわたしに、助産師さんは
『色々ジンクスはあるけど確実ではないし、いつ出てきたくなるかは赤ちゃんに聞かないと分からない』
と言って笑っていました。
そりゃそうかと思いながら帰った翌日の昼、出血がありました。
さすがに、おしるしではないだろうと思いながらも
内心はかなり不安でした。
18時を過ぎる頃に突然お腹の張りとともに痛みを感じ、
それは1分弱続きました。
まさか陣痛ではないだろうと思いながらも
早めにお風呂に入ってリラックス。
それから22時前まで何度か同じ痛みがありましたが、
定期的ではなく我慢できる痛さだったので気にせず寝ることにしました。
すると、夜中1時頃になって明らかにお腹の痛みが強くなって目が覚めました。
ベッドから立ち上がろうとした瞬間にチョロチョロと破水・・・
あまりにも驚き、震える声で病院に電話すると
『すぐに来てください』とのことでした。
急いで用意を始めましたが、何を用意すれば良いのか分かりませんでした。
ちょうど2日後に入院説明会を予約していたので
それから揃えれば良いと考えていたからです。
とりあえず貴重品と着替えだけを持って母と一緒に病院へ向かいました。
病院には2時頃に着き、そこから陣痛との戦いが始まりました。
ただ、あまりに突然すぎて全くイメージもしていなかったので
どうすれば良いのか分かりませんでした。
助産師さんが呼吸法を教えてくれたのでひたすらそれを実践しました。
あとは、妊娠初期のマタニティ教室で聞いた
『いきんではいけない』という言葉と
なんとなく自分で思っていた
『叫ばずに産む』ということだけを貫こうと頑張りました。
その時の自分には、それ以外の知識も情報もなかった為、
いざ分娩台に上がって助産師さんに『いきんで!』と言われた時も
『え?いきんで良いの?本当に?』と思ったほどでした。笑
何はともあれ、出産自体はスムーズで
朝7時には無事産まれたので本当に良かったです。
年末に産まれることを懸念していただけなのに、
37週の正産期に入ったとたん破水して、
息子はまさかの11月産まれになったというオチが付きました。笑
不思議ですけど、母親が思っている事は
お腹の子にも伝わるんでしょうね・・・
とにかく、今は『元気で無事に生まれて来てくれたことに感謝』
そんな気持ちで一杯です。