待望の妊娠。そして初めての妊娠。
全てがわからないことだらけで、不安が沢山ありました。
最初の試練は悪阻でした。
私の場合は悪阻がとても重く、それに風邪も併発。
そして悪阻からくる逆流性食堂炎に口唇ヘルペス。
こんな感じで妊娠初期は踏んだり蹴ったりの健康状態でした。
吐きたくても吐けない体質の私は出ても胃液だけ。
ずっと寝ている毎日に、咳が止まらず、お腹の子が心配になる日々でした。
そんな矢先、夫も体調を崩し、38℃台の高熱。
当時周りに頼れる人もいなかった私達夫婦にとって、
そんな生活はとても大変なものでした。
夫は高熱の中ドラッグストアに水分や薬を買いに行き、
私はビニール袋を前に吐き気と戦う。
我が家のピンチでした。
幸いにも、お腹の子は私達が想像するよりも逞しく、
そんな中でもすくすくと育ってくれていました。
遠くに住む夫の両親に助けを求めようかと悩んでいるうちに、
なんとか体調もお互い落ち着き、
生活を送ることができるようになってきました。
その後もたくさんの不安をよそに、
お腹の子は元気に育ってくれました。
初めて胎動に喜び、
ちょっとでも胎動がないと不安になり、
そんな時期を過ぎた頃でした。
トイレに行ったときに出血があったのです。
これにはとても焦りました。
妊娠中の出血、これはとても大変なことだと思ったので・・・
お腹の子になにかあったのではないか、
どうしてこうなったのか、不安で不安でたまりませんでした。
夫にその旨を伝え、すぐに病院に行きました。
その結果は予期せぬものでした。
なんと出血は子宮からではなく、お尻からのものだったのです。
ん?どういう事?と思ったら・・・
そうです、痔だったんです。
これには私も夫も安心すると同時に失笑してしまいました。
何よりお腹の子に問題がなかったことはとても嬉しく安心できました。
しかし恥ずかしい気持ちがあったのも本当です。
しかしこれは妊娠中よくあることだそうです。
妊娠中は、ホルモンバランスの変化から、
非妊娠時よりも便秘になりやすいのです。
私はその後も便秘に悩まされ、
そして産前産後は痔の悪化にも悩まされることになります。
妊娠中は特に気をつけなければいけない出血。
もし起こった場合はすぐに受診することをお勧めします。
例え私のように痔であったとしても、
恥ずかしいと思うことはありません。
わたしの場合だけではなく、妊娠中は痔になる方が本当に多く
そのほとんどが便秘がそもそもの原因なんだそうです。
一番大切なのはお腹の子の安全と健康です。
不安であれば病院に行く。これが最優先ですよね。
妊娠や出産は奇跡の連続です。
初めてのことであれば尚更わからないこと、不安だらけです。
私は痔と言われて恥ずかしいなと思ってしまいましたが、
何より子供が無事で
それをそのとき確認出来て本当に良かったなと思いました。
何が起こるかわからないのが妊娠中です。
不安はすぐに解決して、幸せなマタニティライフを送りましょう♪