妊娠中のハプニングで思い出深いのは、
わたしの場合は、やはり『妊娠線の出現』です。
最初の頃はつわりがひどかったこともあり、
赤ちゃんの成長も少しゆっくりめで
なかなかお腹が大きくならなかったので
ちょっと不安になる時もありました。
しかし妊娠6ヶ月を過ぎた頃から
お腹がぐんぐん大きくなってきて、
いかにも妊婦といういでたちになってきたのです。
その当時は、妊娠線のことなど考えたこともありませんでした。
妊娠線に対する知識は
マタニティ雑誌を読んで一応知ってはいたのですが、
自分にはなぜか全くの無関係のことのように感じていたのです。
この認識の甘さが全てのトラブルの始まりだったんですね・・・
順調に妊娠7ヶ月目を迎えた頃に、
お風呂上りに何気なくそこにある姿見に自分の体を写して、
大きくなったお腹を見て感慨にふけっていたら、
お腹の下になんとなく影のようなものが見えたんです。
あれ?
と思ってよくよく見てみたらなんと、
それはミミズ腫れのようになった妊娠線だったのです。
最初はそのミミズ腫れが2、3本しか目に入らなかったので、
自分で痒みがあるから引っ掻いた爪痕なのかと思っていました。
しかしお腹の下部分全体に目をやると、
そこにはなんと無数のミミズ腫れ状の妊娠線ができていたんです。
まさに息を呑むような状況で言葉を失ってしまいました!
まさにスイカのような私のお腹の妊娠線は本当に見るに堪えない惨状でした。
慌てて震える指で妊娠線の
ケア方法を検索したことを今でも鮮明に覚えています。
しかし妊娠線は一度できてしまうと、
完全に消すことはできないということがわかり失意のどん底でした。
さらに、私はその時点ではまだ妊娠7ヶ月でしたから
あと2ヶ月はお腹が大きくなる途中でした。
ということはまだまだ妊娠線が増える可能性が高いわけですから、
本当に愕然とした気持ちになりました。
その日から、とにかくお腹の皮膚を伸びやすくするために
皮膚をマッサージクリームで徹底的に油分補給をして
柔らかくすることに集中しました。
使用したのは妊娠線ケアでは評判のクラランスのクリームで、
とにかく高いけれど惜しげもなく
朝晩のシャワーあとの潤った状態でマッサージを続けたのです。
努力のかいがあり、
臨月までは何とか妊娠線の数を増やすことなく過ごすことができました。
もっと早くから妊娠線について真剣に考えて
ケアをしていればこんなスイカ腹にならなくて
済んだかもしれないと思うとかなり後悔しています。
やはり妊娠したら予想外のことが
たくさん起こるのだと実感させられた出来事でした。
でも、ただ一つ良かったのは、妊娠線が出来ても
それとは関係なくわが子が元気に生まれてくれたことでした。