一人目を出産して『9年目』。
ようやく第二子を授かりました。
その出産で『計画無痛分娩』で経験したドタバタの体験談です。
授かった喜びは大きかったものの、お腹が大きくなるにつれ、
出産の恐怖が甦り、不安で堪らなくなり、無痛分娩を選択しました。
一人目の出産からかなりの年月が経っていたので、
痛みは忘れているのに、恐怖だけは残っていたからです。
それと、一人目の時は、何がなんだか分からない状態で、
パニックの末、産まれていたので、
出産を噛み締めたいと思ったのも理由の1つです。
無痛分娩だと計画出産になるので、
予定日間近は、色々指導されました。
子宮口が開いていないからもっと散歩して、
と言われた次の検診の時には、
予定日前に産気付いたら無痛分娩じゃなくなっちゃうよ、
安静にしてと言われたり、忙しかったのを覚えています。
なんとか無事に予定日まで産気付かず、
予定通り計画無痛出産が出来たのですが、
その時まで無痛分娩の落とし穴に気づいていませんでした。
無痛分娩について、ある程度は(いやかなりかな・・・)
痛みの程度や、リスクなどは調べていました。
でも、まさかここまで、平常心でいられるとは思いもしなかったのです。
よく、出産時に叫んで恥ずかしい思いをしたという話は
聞きますが、冷静すぎて恥ずかしい思いをするとは、
思わなかったのです。
まず、脊髄に麻酔液を入れるのですが、
これがとても心地良い眠りに誘うもので、
立ち会った旦那を尻目に居眠り。笑
旦那は唖然として、先生方に囲まれながら、
一人、取り残されていた事でしょう。
ウトウトしながらも起きた私の第一声は・・・
お腹空いた。(笑)
でした。
麻酔を打つため、12時間ほど何も飲まず食わず
だったにしろ、今は普段の日常生活中ではなく出産中。
旦那は、またもや唖然。
それが、子宮口開度7センチの時です。
普通分娩なら、自分の空腹の心配なんてしていられない時でしょう。
しばらく、産まれたら何を食べたいか旦那と話し合っていました。
そうこうするうちに、
ゴリゴリと降りてくる感覚が来たので、看護師さんに、
『すみません、う○ちか、オナラか分からないけど、力入らないから、何かが出ちゃうかもしれないです。』と伝えました。
こんな便意も、普通分娩なら、気付きもしなかった事。
もしかして・・・と思って先生に尋ねるわたしに
すると先生がちょっと見てみるね、と見てくれました。
すると先生が
「これ、赤ちゃんだから!子宮口全開になってるじゃない!」
と慌てて始めました。
先生もビックリですが、私もビックリ。
排出物と我が子を間違えるなんて・・・笑
それからすぐに、出てきた我が子を見て、
感動より先に、申し訳なさと笑いが込み上げてきました。
冷静すぎる出産は、羞恥心が伴うことを知りました。
自分で選んだ計画無痛分娩ですが、そのドタバタというか
『しょーもない話』は今となっては良い思い出です。笑