今回は妊娠中の体重管理ダイエットにおすすめなヘルシーで身体を温めてくれる効果や脂肪燃焼などの働きも期待出来るスープをご紹介します♪
妊娠中のダイエットは、妊娠前とは少し考え方を変える必要があります。
基本的に「ダイエットを行う意味と理由」が違ってくると考えても良いかも知れません。
というのも、妊娠中はお腹の赤ちゃんのために栄養や水分をたくわえようとする体質になっているためとても太りやすいのに、太ってしまうと難産になってしまったり、お腹の赤ちゃんにとっても悪影響が及んでしまいやすく、産後の体型戻しダイエットのためやお産によるダメージからの身体の回復にも良くない影響が出てくるため出来るだけ太らないようにするという意味で「体重の増加幅をコントロールするダイエット」が必要になってくるんですね。
また、お腹の赤ちゃんのために充分なバランスの良い栄養を摂れる食事を摂ることも大切になることは言うまでもありません。
今回はこのような「妊娠中の健康的な体重管理におすすめなスープ」をご紹介しながら一緒に見て行きたいと思います。
まずは、妊娠中にスープで上手に栄養を摂りながら体重管理ダイエットをしていくために摂りたい具材から見て行きましょう♪
妊娠中ダイエットにおすすめなスープってどんなの?
妊娠中の健康管理におすすめなスープは、妊娠中に起こりやすいいろいろな悩みを予防できる栄養やミネラルを摂れる具材を使うというのがポイントになるかと思います。
スープの具材に何を使うのかによって摂れる栄養も違ってくるので具材は結構大切な要素なんですよ。
例えば、便秘や冷え性、むくみなどを予防するにはカリウムや食物繊維(水溶性と不溶性の両方)低カロリーで植物性タンパク質がたっぷり摂れる豆類の穀物。
赤ちゃんに丈夫に育ってもらうために必要なカルシウムなども摂れるように牛乳などを使うスープもありだと思います。特に夏にジャガイモや枝豆を使って牛乳で伸ばした冷製スープやカボチャのスープもおいしくて低カロリーで栄養たっぷりですよ♪
では、さっそく具体的なスープのレシピをいくつか見ていきましょう!
妊娠中の便秘解消におすすめのスープ
先ほども軽く触れましたが、妊娠中に起こりやすい便秘を予防したり解消したりするには食物繊維の摂り方が大切になってきます。特に水溶性食物繊維と不溶性食物繊維のバランスは大切で、水溶性1:2不溶性というバランスで摂るのが大切と言われています。
このようなバランスの良い食物繊維をスープで摂るのにおすすめなスープが「カボチャとニンジンのクリームスープ」です♪
どこにでもありそうですが、実は管理人のわたしのオリジナルレシピですw
作り方はとっても簡単ですよ♪
カボチャとニンジンのクリームスープの材料と作り方
- カボチャ:200g(皮むき済み)
- ニンジン:200g(皮むき済み)
- 牛乳:300ml
- 塩・コショウ:各小さじ1
- お好みでクルトンを加えても良いです
材料はたったのこれだけです。では作り方をご紹介しますね♪
- カボチャを切って皮をむきます
- ニンジンも切って同様に皮をむきます
- 皮をむいたカボチャとニンジンをシリコンスチーマーで蒸して柔らかくします
- (シリコンスチーマーで蒸す時間は家庭用800Wで5分ほど)
- 柔らかくなったカボチャ、ニンジンと牛乳をフードプロセッサーで撹拌します
- クリーム状になったスープにお水と塩、コショウで味を調えながら硬さを調節します
これで完成です♪
夏の場合は粗熱を取って、冷蔵庫で保存すれば冷製スープにも出来ます。
このスープは水溶性食物繊維と不溶性食物繊維をバランスよく摂れるので妊娠中の便秘予防や解消におすすめです。是非試してみてくださいね。
次に、妊娠中のむくみや冷え性の改善に効果的なスープをご紹介します。
妊娠中のむくみ・冷え性改善におすすめのスープ
妊娠中はむくみと冷え性に悩まされる方が多く、しかもむくむことで血流が滞りやすいため、冷え性に悩まされる方も多いんです。むくみ自体が「妊娠中高血圧症候群」の症状のひとつでもあるため注意が必要な悩みでもあります。
では、そのためのスープの材料と作り方を見て行きましょう。
むくみ・冷え性改善スープのレシピと作り方
- ホウレン草:大1束(約40g)
- グリーンアスパラ:2本
- じゃがいも:中1個
- ホールトマト缶:1個
- コンソメの素:1粒
- ベーコン1枚もしくはハム2枚
材料は以上になります。作り方もシンプルです。
- グリーンアスパラの根を切り落とします
- ホウレン草の根も同様に切り落とします
- ①と②をひたひたになるお湯でゆでながらアク抜きをします
- 皮を湯むきしたじゃがいもをひと口大の大きさに切って③に加えます
- ベーコンもしくはハムを加えます
- じゃがいもが菜箸で刺せるくらい柔らかくなるまで煮ます
- ホールトマト1缶とコンソメの素を加えて軽くコショウで味を調えて完成!
このスープのポイントはお塩を入れずにハムやベーコン、コンソメの素の塩分で作ることです。少しでも塩分を控えめにすることとベーコンやハムで出るダシが味にパンチを演出することで満足感も出せますよ♪
もし、妊婦健診で血圧が高めとか指摘された場合は、ハムやベーコンではなくコンソメの素だけで味を調えるようにしましょう。
妊娠中に一日に摂って良い塩分と控えなければならない理由
妊娠中は体重管理ダイエットを行いながら過ごすのが常識になっていますが、意外と忘れてしまいがちなのが「塩分を控えめの味付け」ではないかと思います。
妊娠中に塩分を控えめにしなければならない理由は「妊娠中高血圧症候群の予防のため」です。
妊娠中高血圧症候群の予防のためには「塩分を極限まで控えた食生活」を心がけることが必要になってくるのですが、塩分過多になり過ぎないように塩分(ナトリウム)とバランスが取れて排出を助けてくれる「カリウムの摂取」が大切になってきます。
妊娠中高血圧症候群は、お腹の赤ちゃんにも母体にとっても非常に危険な病気です。
実は、妊娠中に一日で摂って良い塩分の上限量は『7g(2015年改訂厚生労働省推奨値)』となっています。
この塩分量は、一日に食べる食事の合計で大さじ半分にちょっと足りないくらいしか塩分を使えないので非常に少ないといえます。
ちなみに、日本人のわたし達の平均の塩分摂取量が一日あたりで10~12gと言われているので平均的な量に比べて3分の2~半分強くらいの量まで抑えないといけないことになります。