妊娠中の体重管理ダイエットを実際にやっていると食べたいものも食べられませんし、本当にストレスがたまりますよね。
わたしも経験がありますが、後期になると『水を飲んだだけで太る』と言われるほどで、実際に水を飲まないようにしたこともあります。
ですが、実は妊娠中の『体重管理ダイエットは水がポイントになる』というのは事実で、しかも水分補給は積極的にした方が良いんです。
今回は『妊娠中の体重管理ダイエットを成功させるには水がポイント』という理由を中心に、ちゃんと水分補給をしてるけど太っちゃうのはなぜ?という疑問についてしっかり解決策を提案して行きたいと思います。
また、妊娠中の水分補給の注意点を次の3つのポイントで解説して行きます。
- 水分補給は水じゃなきゃダメ?
- 飲むべきタイミングはいつが良い?
- どのくらいの水を飲むのが良いの?
以上の3つのポイントに絞って詳しく見て行きたいと思います。
妊娠中のダイエットに水が重要なのはなぜ?
妊娠中のダイエットを成功させるためには『水分補給を積極的にすること』が大切です。というのは『妊娠中ダイエット成功には代謝を上げるのが必要だから』です。
基礎代謝を上げるのは誰でもダイエットに必要なのはご存じの通りだと思いますが、それがなぜ『水分補給なの?』という疑問を感じられる方が多いと思います。
その理由は・・・
- 水分補給を積極的にすることで血液サラサラ効果で血流が良くなるから
- 余分な糖質や脂肪分を汗で体外に出す役割にも水が必要だから
- 人間の身体は水分が70%近くが占めていて代謝向上には水が欠かせないから
この3つの点を見ただけでも『妊娠中ダイエットの成功に水が欠かせない理由』がなんとなく理解できた方もいらっしゃるかと思います。
では、次の段落で『妊娠後期は水を飲んだだけで太ると言われる理由』についてご紹介したいと思います。
妊娠中に水を飲んだだけで太ると言われる理由は?
妊娠中ダイエットを成功させるために水が必要な理由はなんとなくわかっていただけたと思います。でも実際には水を飲んだだけで太ると言われる理由は?わたしも水を飲んだだけなのに体重が増えて健診で怒られたよ・・という方もいらっしゃると思います。
その理由も解決しないと前に進めませんよね。
この理由も大きく分けて3つあります。水分補給のために飲んでいるものも併せると4つになります。
- ホルモンバランスの変化でプロゲステロン(黄体ホルモン)分泌量が増えているから
- 食生活で塩分過多になっているから“むくみ”のせいで太る
- 運動不足で汗をかいてないから
- スポーツドリンクやジュースなど糖分が多いものを飲んでいる可能性も・・
この4つの理由の中で自分の生活見直しでは変えられない要素は一番初めのホルモンバランスの変化だけです。
とはいえ、妊婦さんに限らず『身体の仕組み』というのは良くできてるもので、ホルモンバランスの変化が起こっていても必要以上の水分はやっぱり排出されるようにできています。
人間の身体は、基本的に48時間で体内の水分が入れ替わるようになっていて、それは尿や汗が主な手段です。その働きに関係しているのはカリウムとナトリウムの体内の水分バランスを保つポンプ作用です。そのために摂っているはずの水分の余計な塩分や糖分が含まれていたら『そりゃ痩せるわけないよね・・』と納得できると思います。
スポーツドリンクはご存じの方も多いと思いますが、電解質を含ませるために塩分も添加されていますし、ただの塩水にならないように味を調節するための糖分も含まれています。
だから、妊娠中のホルモンバランスの黄体ホルモンへの偏りに反応して『むくみを起こす原因になる』ということなんですよ。
じゃあ妊娠中に飲んで良い水分はなに?という疑問は出来ればノンカフェインでミネラルも摂れるルイボスティーがおすすめです。
ルイボスティ以外にも水分補給に良い飲み物は?
先ほど妊娠中に水分補給のために良い飲み物としてルイボスティをおすすめしましたが、ルイボスティだけを飲み続けるというのも『ちょっと拷問じみていてイヤ』と感じる方も多いのではないでしょうか。
もちろんルイボスティ以外にも妊娠中の水分補給におすすめな飲み物はあります。
- 白湯(ぬるめのお湯がベスト)
- お茶(玉露茶はカフェイン多めなのでダメ)
- お水(ミネラルウォーターは良いけど冷たく冷やすのはダメ)
- 炭酸水(冷たすぎなければOK)
- カフェインレスのコーヒー
ちょっといろいろな注文がついてしまいましたが、ここでご紹介した飲み物は基本的に妊娠中の女性でも水分補給におすすめな飲み物になります。
カッコの中の条件を守って水分補給に利用してみてはいかがでしょうか。
ちなみに一番初めの『お茶』についてはいろいろな種類がありますが、その点についてはもう少しいくつかの注意点が詳しく説明しているページがあるのでご覧ください。
妊娠中はそもそも代謝が低下しやすい
といった内容がありましたが、そもそも妊婦の身体はネガティブな方向で代謝の変化が大きく発生します。
妊娠高血圧症候群や難産など、様々な危険なデメリットにつながっていきます。
・妊娠中のダイエットではどのくらい水を飲むのか
妊娠中のダイエットで水が重要なのはこれまで説明した通りですが、実際に妊娠中のダイエットではどれぐらい水を飲むべきなのかについてこれから見ていきます。
実は1日に飲むべき水の量は、その人の体重や生活などによって変わってくるのですが、体重からの目安としては、
体重× 0.3リットル ~ 体重× 0.4リットル
また水分は喉が乾いてから飲むのでは遅いと言われています。
喉の渇きを感じるという事は、脳の中で水分量が不足していることを感知して働きかけているからであって、その時には既に水分が不足している状態になっています。先ほども言ったように、水分が不足している状態は妊娠中のダイエットの妨げとなるので、喉が渇く前にこまめに水分を補給する必要があります。
では一日に、どれくらいの水を飲んだらよいのかについてわかったところで、こまめに水分補給をする際に、1回あたりどれぐらい飲んだらよいのかについて見ていきます。ちなみに水分補給の際にいっぺんにまとめて多くの水を取る事は体に負担がかかってしまうためあまり良くないと言われています。イメージとしてはちょこちょこ飲んでいくことが理想とされており、コップ一杯程度の水を、1日に10回程度飲むのが良いと言われています。
水を飲む効果的なタイミング
では水を飲むタイミングについてですが、水分はこまめに少しずつ飲んでいる事が大事だとわかっていても、いちにちの中で、具体的にどのタイミングでちょこちょこ飲んでいくのが理想的かわからないですよね?
いちにちの中で、水分補給をしておきたいタイミングを紹介します。
起きたとき
私たちの身体は、睡眠中であっても水分を失っています。なので起きたときには水分不足であるので、そのタイミングで水を飲むのが良いでしょう。
食事の前
妊娠中のダイエットに特にオススメのタイミングだといえます、その理由は食事の前にコップいっぱいの水を飲むことで、その分食べる量が抑えられるからです。
運動の前後
運動中は、汗などで水分が失われやすい状態になります。なので運動中に水分不足になってしまわないように、あらかじめ水を飲んでおく必要があります。運動中もできれば水を飲めれば良いのですが、運動前、運動後は特に水を飲むよう心がけてください。
お風呂の前後
お風呂に入っているときはたくさんの汗をかきます。なので運動の前後に水を飲むのと同じように、お風呂に入る前、上がった後に水を飲むのが効果的です。
寝る前
1番最初に、寝ている間に私たちは水分が失われやすいと言うことを話しました。なので寝る直前に水分を吸しておくことで、睡眠中の水分不足を予防することができます。
・他の飲み物ではなく、水を選ぼう
特に妊娠中のダイエットをされている場合、カロリーや糖分が高いジュースは避けたいところです。かといって、安易にお茶を飲むのも体に良くない場合がありますので、純粋に水を飲むことがお勧めです。
ちなみに水以外の飲み物は、体内で分解する際に腎臓に負担をかけると言われています。
水分補給の時に、お茶ではなく水が勧められている理由は、今話した通りですが、基本的には水以外の飲み物は、腎臓に負担をかけるため、可能な限り水を飲むことをお勧めします。
また水の中でも、硬水と軟水の2つがありますが、水道水から出てくる軟水はダイエットにはあまり良くないと言われています。
なのでスーパーなどでミネラルウォーターを選ぶ際は、硬水を選ぶと良いでしょう。
つわりのときは軟水がおすすめ
硬水にはミネラルが多く含まれています。
逆に軟水にはミネラルが少ないです。
上記で、ダイエットには硬水のミネラルウォーターがいいと書きましたが、妊婦さんの場合つわりがある時期は軟水のミネラルウォーターを選ぶほうが体調が楽になります。
また、便秘にはマグネシウムが働いてくれる硬水のミネラルウォーターが良いと言われているので、つわりがないときは硬水を選んでも大丈夫でしょう。
・まとめ
このページでは、水の重要性や、効果的な水の摂取方法などをまとめました。もちろん妊娠中以外の方でも使える知恵ですが、効率よくダイエットを行う必要がある妊娠中の方には特にオススメです。