『妊娠してからやけに脚が太くなった』という悩みを抱える妊娠中のママさんは少なくないんです。
このページでは、妊娠中に脚が太くなってしまうのか。 また、妊娠中に太くなってしまった脚をシェイプアップするにはどんなダイエット方法が可能なのかという部分について、このページで詳しく見て行きたいと思います。
妊娠中の脚やせダイエットをしたいと考えている方は、このページを参考にしてみてください。
- 脚が太くなる原因の種類
- 妊娠中に脚が太くなる原因のほとんどは”むくみ”
- 妊娠中のむくみは後期に要注意
- 妊婦さんのためのむくみ攻略方法
脚が太くなる理由は3つ
そもそも我々人間の脚が太くなってしまう理由は、1つではありません。 大きく分けると以下の3つに分けられます。
- むくみ
- 脂肪太り
- 筋肉ぶとり
この3つに分けられるのですが、その原因についてそれぞれ解説していきます。
むくみ
特に妊娠中の下半身ぶとりの原因のほとんどは、『むくみ』が原因と言われています。 本来体の中にある水分は、静脈を通った血液によって回収された体中を巡った後に、最後は外に排泄される仕組みになっています。
ですが、脚の筋肉量が少なくなってしまうと体の循環機能が低下してしまいます。
そうなると本来排出されるはずの水が、排出仕切らずにどこかに溜まってしまうんです。 これが脚に溜まりやすく、脚のむくみとなり下半身ぶとりとなるんです。
そのため、このようなことが原因で脚が太くなっている場合は、直接的なダイエットではなく、むくみ対策を取るのが効果的です。
ただし、根本的に妊娠中はホルモンバランスの変化によって水分をたくわえようとしています。これは特にお腹周りに水分をたっぷり含んだ脂肪をたくわえることで赤ちゃんを守ろうとしているからです。
こうした『基本的な妊娠中の体質』を『むくみに直結させないための対策』が大切になってくるんですね。
脂肪太り
これは言い換えると単純に、肥満です。 労組の影響で脚が太ってしまう場合とは違って、これが原因の場合は体の他の部分にも脂肪がついて太ってしまいます。 体全体の筋肉量が落ちている場合、いくら食事を減らしてダイエットをしても、なかなか脂肪を燃焼することができないことがあります。 そのため代謝上げる必要があり、ある程度の運動や、筋肉量の増加を考える必要があります。
筋肉ぶとり
妊娠中の場合はこれはほとんどないとは思いますが、念のため解説しておきます。 このタイプの脚の太り方は、以前は頻繁に運動していたのにもかかわらず、今は運動をやめてしまった。 ということが原因で皮下脂肪が増えてしまい、筋肉の硬さが残っている状態です。 シンプルにまとめましたが、下半身が太ってしまう原因は大きく分けると、以上の3つになります。 特に妊娠中の脚が太くなってしまう原因は、むくみになります。 次の段落では、そのむくみについて解説していきます。
妊娠中に脚が太くなる原因のほとんどは”むくみ”
先程の段落で、脚が太くなってしまう理由が3つあり、妊娠中の場合はそのほとんどがむくみによるものであることがわかりました。 では、妊娠中の下半身ぶとりの大敵となるむくみが発生してしまう原因について詳しく解説していきます。
血中の水分量増加
脚のむくみと言うのは、体内の水分量が増えて、行き場を失った水分が皮膚の下に溜まってしまう状態です。 ではなぜ、それほどにも水分量が増加してしまうのかと言うと、女性の体は妊娠することで母体から胎盤を通して赤ちゃんに水分や栄養分を送るためにも、体内の血液量を以前よりも1.5倍まで増やします。 増えていく血液は、そのほとんどが水分量の増加によって増えていくため、その時の母体は、たくさんの水分を必要とし、多くの水分を溜め込みやすい体質になります。 その結果多くの水分が体の中に集まってくるのですが、場合によっては必要以上に水分が詰まってしまい、それが漏れ出して皮膚の下に溜まってしまうのでむくみが発生してしまうんです。
筋肉硬直
生活スタイルによっては、あまり体を動かさずに、長時間同じ姿勢をとり続けることが多い人もいらっしゃるかと思います。
そのような状態を続けてしまうと、血管周辺の筋肉が固まってしまいます。
そうなると筋肉が動きにくくなってしまい、その影響で血液循環が鈍ってしまいます。 そうすると血液中から水分が私に出してしまい『むくみ』が発生してしまいます。
運動不足と冷え
先程のむくみの原因から、どうやら悪くなることでむくみが発生しやすいと言うことがわかりましたね。 それに関連するのですが、体の冷えと運動不足は直接的に血流を悪くしてしまう原因となります。
体が冷えたり、あまり運動しないでいると、血液の流れが滞り、むくみの原因となります。
塩分の取りすぎ
病院から、妊娠中は塩分を控え目にするようにと、口酸っぱく言われた経験がありませんか。 その理由は、塩分に含まれる成分が、水分をたくさん取り込む性質を持っています。 という事は、塩分を摂りすぎてしまうと、水分を体の中に取り込もうとする働きが必要以上に行われてしまいますね? 必要以上に水分が体の中に溜まってしまうとむくみの原因となるので、塩分の取りすぎは良くないんです。
加齢や睡眠不足
年齢とともに体の機能が衰えてくるのは仕方がないのですが、そうなると体内に溜まった水分を外に排出する働きも衰えてしまいます。 そういった理由から、高齢出産の妊婦さんは、特に体がむくみやすいと言われているんです。 また、睡眠が十分に取れていない状態が続くと、体の疲れがなかなか抜けずに、体の機能が低下してしまいます。 すると、体の老化と似たような現象が起こり、むくみが発生してしまいます。
衣服の締め付け
妊娠中はマタニティーウェアを着る方が多いと思いますが、妊娠中はみるみると体型が変わっていきます。 それに気づかずに、うっかりと少しきつめな服を着ていると、血管圧迫してしまい、血流の流れが滞ってしまうのでむくみの原因となります。 …このように妊娠中は体がむくんで脚が太くなってしまう原因がいたるところに転がっています。
妊娠中のむくみは後期に要注意
妊娠中に様々な理由から脚がむくみやすいと言うのはよくわかったかと思います。 同じ妊娠中でも、大きく分けると初期、中期、後期の3つに分けることができますね? 実は妊娠中も直によって体がむくみやすい時期というのがあります。 それは妊娠後期です。 もちろん妊娠初期にも、つわり等の影響から、身体がむくんでしまうこともありますが、脚のむくみに悩む人はあまりいないようです。
また妊娠中期の頃は、割とアクティブに動ける時期と言うものもあり、脚のむくみに悩んでいる方はあまりいらっしゃいません。
ではなぜ妊娠後期に脚のむくみに悩む場合が増えるのかと言うと、妊娠後期は、体内の血液量が最大になる時期です。 赤ちゃんもとっても大きくなっており、この時の妊婦さんにかかる体の負担は、妊娠初期や中期と比べると、大きな差があります。 そうなることで体内で水分が溜まりやすい時期でもあり、血流が滞りやすいタイミングでもあります。 そのため脚のむくみに悩む妊婦さんが増えてくるんです。
妊婦さんのためのむくみ攻略方法
妊娠中に脚が太くなってしまう原因がよくわかったところで、1番重要である妊娠中の方でも安全に取り組める脚やせダイエットの方法(むくみ攻略法)を紹介していきます。 全てを実践しなければならないと言うわけではありませんが、自分のできることから無理のないように実践してみて下さい。
適度な運動
妊娠中は体を動かしにくい時期であるのはわかっていますが、全く体を動かさないような生活を続けると、体内の血液循環が悪くなってしまいます。
もちろんつわりなどで動けない場合や、その他の理由から体調が悪くて動くのが辛い時は、無理する必要はありません。
ですが体の調子が良い時は、買い物へ出かけたり、家事をこなしたりすることで、それが血液に良い刺激となりむくみの改善と予防につながります。
食事の改善
妊娠中に脚が太くなってしまう原因を解説したときに触れた内容と重なりますが、むくみを改善し、下半身ダイエットをするためにも塩分を抑えた食事を心がけましょう。 理由は先ほど解説した通りです。
逆にどんな物を取ったら良いのかと言うと、カリウムです。 カリウムには体に過剰に入ってきた塩分を、女として排出する働きを持っています。
塩分を抑えて、カリウムを積極的に摂ることで、体内に余分な塩分がなくなり、それが脚やせダイエット効果へとつながります。
ストレスや疲労を溜めない
これはたくさんの症状を予防するためにも言えることですが、ストレスや疲労を溜めないことで脚やせダイエット効果にもつながります。 というのも、ストレスや疲労が溜まってしまうと、体内の自律神経が働かなくなってしまい、それが間接的にむくみに悪影響を及ぼします。
体を冷やさない
これも脚が太くなってしまう原因について解説したところで触れた内容ですが、体を冷やしてしまうと、血液の循環が悪くなってしまい、血液の循環の悪さはむくみに直結してしまいます。 そのため、半身浴や足湯を日常に取り入れたり、適度な運動で基礎代謝を活発にさせることでこれを防ぐことが可能です。
しっかりと睡眠をとる
睡眠不足の状態は、ホルモンバランスの状態を悪くし、自律神経の働きも下げてしまいます。 そのため睡眠時間を長めに確保し、しっかりと寝るだけでもむくみの改善に効果があります。 また、脚のむくみを改善させるコツとして、クッションや枕等で脚を少し高い状態にキープしたまま寝ると効果的です。
このように日常生活の中で、下半身ダイエットを行うことがいくつか転がっています。 全てをやらなければならないわけでは無いですが、どれも、妊娠中の方でも安全に行える対策方法ですので、できるだけ多くのことを実践することで、脚やせダイエット効果を実感できるでしょう。