妊娠中は、おなかの中で赤ちゃんを10ヶ月間かけて無事守りながら育てて行くために必要なホルモンバランスの変化があり、そのおかげで育って行く赤ちゃんの成長で大きく重くなって行く体重管理が大変な期間です。
ただし、赤ちゃんの成長やお産に向けて血液が増えて行ったり、万が一のことがあった場合でも『赤ちゃんだけは守り通せるように脂肪をたくわえて行く働きがある』ためとはいえ、無制限に体重が増えて良いというわけではありません。
というのも、妊娠糖尿病や妊娠中高血圧症候群、そして産道に脂肪が着きすぎてしまうことで赤ちゃんがちゃんと出て来られないと判断された場合は緊急帝王切開などの手術に変更される場合もあるからです。
そこで今回は、妊娠中にこういった体重の増えすぎを予防するために安心して使える野菜スープのレシピや果物も活かした妊娠ダイエットの提案。
そして適度な運動の効果も含めて詳しく見て行きたいと思います。
- 妊娠中のダイエットに試したい人気の野菜スープレシピ
- 野菜スープを飲む効果的なタイミングとは
- 種類豊富な果物の摂取も妊娠中ダイエットには効果的
- 妊娠中のダイエットには運動も欠かせない
- まとめ
妊娠中のダイエットに試したい人気の野菜スープレシピ このページでは、ただの野菜スープではなく、デトックス作用に特化した野菜スープを紹介していきます。
材料
- キャベツ 1/2玉
- トマト缶 1缶
- ニンジン2本
- ピーマン 2個
- 玉ねぎ 大2
- セロリ 1本
- コンソメ 2~3個
- 塩コショウ 少々
ここで、改めて確認しておかなければならないことがあります。
前述のレシピは敢えて味付けは薄めになるように設定してあります。
なぜ、そうする必要があるのかというと、妊娠中は塩分の摂りすぎが高血圧症候群の原因になってしまい、またむくみによって冷え症や便秘など様々な不調の原因にもなるからです。
理想的な話をいうと、高血圧や糖尿病患者の方の制限食や病院食のような塩分の少なさで尚且つ舌先にはおいしいパンチのような刺激を適度に感じるという味付けが理想です。
もしもコンソメがないと言う場合は、ブイヨンや昆布、鰹節などで『おダシ』をとると薄味ながらも美味しく作ることができますよ♪
この野菜スープを作るときのポイントとしては、ベースの味付けを、酒、醤油、みりんなどお好みで入れてくださいね。
ただし、カレー粉やコショウなどのスパイス、レモン汁などの舌先を刺激する要素の味付けをしましょう。そうすることで塩分控えめの味付けでも満足感を感じやすくなるからです。
なお、この野菜スープの1番重要なポイントは、食べる前にその都度生姜を入れることです。 なぜそうするのかと言うと、生姜を入れることで脂肪燃焼効果をアップさせることができるからです。
冬には体がポカポカして基礎体温が上がる効果も期待できます。
基礎体温を上げる事は、冷え性の改善になり、同時に免疫力を高めるため、体調崩しにくくなったりする効果も期待できます。
また、この野菜スープは翌日以降の方がうまみ成分が出てきておいしいので、最初のうちに多めに作っておくと後がとても楽なのもいい所ですね。
野菜スープを飲む効果的なタイミングとは
この野菜スープは、好きなときに飲んで構わないのですが、最も効果を上げるためには、朝のタイミングが1番好ましいと言われています。
朝のタイミングに、この野菜スープと消化に良い野菜や果物をほどほどに食べて、必要な栄養バランスをきちんと摂取しながらも、摂取カロリー自体を抑えていきます。
朝食のタイミングというのは体内酵素の働きの仕組みから、体のデトックスの時間になっています。
このタイミングに、食べ過ぎないことと、肉類の食事を控えることで、酵素の力を最大限に引き出すことができ、デトックス効果が増すので妊娠中のたくわえ体質をカバーできて太りすぎの予防になりますよ♪
種類豊富な果物の摂取も妊娠中ダイエットには効果的
このページでは、妊娠中の方でも安心して痩せることができる野菜スープを紹介しました。 ですが妊娠中のダイエットを成功させるためには、他にも意識していく必要があるのです。 それはそもそもの食事を見直すこと。
先程の野菜スープを食事の中に取り入れることも、もちろん効果的なのですが、それ以外の食事はどうでも良いのかと言われればそうではありません。 妊娠中は体を動かしにくくなってしまう時期でもあるので、おのずと消費カロリーが下がってしまいがちです。
そのため以前と同じような食生活を続けていたり、過食を繰り返していると一日の摂取カロリーが消費カロリーを大きく上回ってしまうため、どれだけ頑張っても少しずつ太っていく仕組みになってしまい。
そうならないためにも、一日の摂取カロリーを限りなく抑えていく必要があるんです。 そのためにはどうしたら良いのかと言うと、食事のスタイルを洋食から和食中心のスタイルに変えるだけでも、摂取カロリーを抑えることにつながります。
なお和食なら何でも良いのかといえばそうではありません。
塩分が高いものは和食でも控えるようにしましょう。基本的にに和食は脂質が低い代わりに塩分濃度が高めの食材や食べ方が多くなっています。
特にお漬物やお味噌汁などはついつい塩分が強くなる傾向にあるため全然もの足りないと感じるようなお味付けを意識するくらいで丁度良いはずです。
また食事のメインを肉等にするのではなく、野菜や果物を中心とした食事にすることで、自然と摂取カロリーを抑えることにつながります。 またそうすることによって、妊娠中に不足しがちな重要な栄養素たちをバランスよく摂取していくことにもつながるため、一石二鳥なんです。
妊娠中のダイエットには運動も欠かせない
食事の管理を徹底することも大事ですが、それと同じように日常的な運動も大切になってきます。 先ほども少し書いたように、妊娠中はどうしても一日の運動量が減ってしまいがちな時期であり消費カロリーが少なくなってしまいます。
カロリーを消費しないことにはダイエットをすることができませんので、日常的な運動取り入れることで直接的な消費カロリー増加をしていきます。
その際に取り入れたいのが、ウォーキングです。
ウォーキングは臨月の方でも安心して行える安全な運動です。
ただし、臨月の方は基本的にあまり遠出をしないことや空気がきれいな場所で万が一何かがあってもすぐに誰かに頼って救急車を呼んでもらえるような『人がいる場所』で運動を行うようにした方が良いでしょう。
妊娠中の運動にウォーキングを取り入れることで、直接的な脂肪燃焼効果が期待できるほか、体全体の筋肉をバランスよく動かすことができるため、身体の様々な不調の改善にもつながります。
また、家の中に引きこもらずに、適度に外に出ることで、ストレス解消の効果も期待できます♪
まとめ
これらの習慣と、継続的なデトックス野菜スープの摂取をしていくことで、体の消費カロリーが増えて、一日の摂取カロリーが減っていくので痩せていく仕組みが出来上がります。
習慣化することで仕組みが出来上がるのですが、一度仕組みが出来上がれば、特に無理をせずとも自然と体重をコントロールしていくことができるため、結果として安全に行えるダイエットとなります。