そもそも肥満児と言うのは、標準の体重よりもおよそ20%以上重たく、体脂肪が増加してしまった状態の15歳以下の子供を指します。
現在肥満児の割合は年々増加傾向にあると言われており、大変問題になっているんです。
そんな肥満時には、ある7つの危険のリスクがあると言われています。 それは、
- 大人になってからメタボになりやすい
- 子供でも高血圧症、高脂血症、糖尿病のリスクがある
- 心肺機能の低下を引き起こすリスクがある
- いじめの原因にもなり得る
- 自尊心を低下させてしまう
- 骨折や股ずれを起こしやすい
- 月経異常になる(女の子の場合)
なお、肥満時は妊娠中の過ごし方次第で予防ができるとも言われており、このページでは、生まれてきた子供が肥満児にならないように予防するための、妊娠中のダイエットの必要性や、その他妊娠中のうちにできる肥満児予防方法について解説していきたいと思います。
妊娠中の行動は子供の肥満児のリスクと深い関係がある
肥満児と言うのは、子供が生まれてからの話ですので、妊娠中はあまり関係無いかのように思えますが、実は妊娠中の行動と、将来の子供の肥満児のリスクには、深い関係があると言われています。
アメリカの医療大学の研究報告によると妊娠中に、
- 運動を習慣化しない
- 喫煙をしている
- 適正値以上に体重増加をしてしまう
これらが該当する場合、生まれてきた子供が8歳頃になった時に、肥満児となってしまう割合が格段に高くなると言うものでした。
つまり、妊娠中の運動や、喫煙、適切な体重管理が近い将来の子供の健康状態に大きく影響するということです。
妊娠中にできる子供の肥満児対策3つ
では、生まれてくる子供が将来肥満児にならないように、妊娠中にどのようなことができるのか? と言う具体的な解決策の部分についてお話ししていきたいと思います。
妊娠中にできる肥満児の予防対策は、
- 運動を積極的に行う
- 適切な体重コントロールをする
- タバコを吸わない
この3つが非常に重要です。
それでは、上記の3つについて要点をそれぞれもう少し詳しく見て行きましょう。
運動を積極的に行う
妊娠中に、積極的に運動をすることは先程の段落でも少し触れたように、肥満児のリスクを下げるメリットがあります。 ただし、お腹の中に赤ちゃんがいるため、激しい運動などを取り入れてしまうと、切迫早産や、流産等の危険につながってしまうため、ここでお勧めしたい運動は、マタニティーヨガや、ウォーキングなどです。
このような体に負担をかけないような運動を継続的に行うことで、肥満児の予防になるだけでなく、この次に解説する適切な体重コントロールや、妊娠中の様々な不快な症状を予防したり、改善したりすることにもつながってくるんです♪
適切な体重コントロール
妊娠中に、必要以上に体重増加をしてしまうと、それもまた肥満児のリスクにつながってしまうと言う事は、先ほど解説した通りです。 そのため、必要以上のカロリー摂取等は避けて、妊娠中の理想的な体重増加量の目安をキープするように心がけてください。
なお、妊娠してから出産までは、およそ7キロから12キロ程度の体重増加が理想的だと言われています。
タバコを吸わない
妊娠中にタバコを吸うと言うのは大問題です。
肥満児だけでなく、胎児へのさまざまな悪影響につながるため、妊娠中の喫煙は絶対にやめましょう。
なお、どうしても喫煙を止めることができない場合は、妊婦専用の禁煙外来を行っている医療機関もたくさんあるため、そういったものも活用してみると良いでしょう。
まとめ
このページでまとめたように、妊娠中の行動が、肥満児のリスクにつながってしまうと言う事は、決して忘れてはいけません。
なお、肥満児対策の段落で解説した3つの予防対策のポイントは、肥満児を予防するだけでなく、妊娠期を穏やかに過ごすためでもあり、おなかの中の赤ちゃんの健やかな成長を維持するためにも必要な習慣ですので、ぜひ取り入れてみてくださいね♪