妊娠期間中に妊婦さんの半数以上の妊婦さんが悩む「つわり」。
今現在つわりの症状にお悩みの方にとっては、これが一体いつまで続くのかとても気になるところですよね。
またそれを知ることができれば、あとどのくらい大れば良いのかが見えてくるため、気持ちの面でも変わってくるのではないかと思います。
そこでこのページでは、妊娠中のつわりは一体いつからいつまで続くものなのか、つわり中の適切な対処方法としてはどんなことができるのか。といった部分を一緒に見ていきたいと思います。
つわりの原因は?
つわりの原因は本当に気になりますよね。ここまでわたしを不安な気持ちにさせてしまうつわりの原因を知ることで根本的な改善を行いたいところですが、つわりの根本原因はまだ特定されるに至っていません。ひとつだけはっきりしていることは妊娠中の特別なホルモンバランスの変化によるものであることは分かっています。
つわりと言えば、主に妊娠初期に現れる不快な症状のことで、妊婦さんの半分以上の方がつわりの症状に悩まされていると言われています。
また、つわりにも吐きつわり、食べつわり、臭いつわりなど、他にもよだれつわりなどいろんな種類のつわりがあります。
しかし原因についてはまだはっきりと解明されていないのが現実です。妊娠初期に発生することが多いため、妊娠してから急激に分泌が増えるhcg(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)や、エストロゲンなどの女性ホルモン関係が大きく影響していると考えられているのですが、中には妊娠期間を通してつわりが一切ない方もいらっしゃるのです。
このことから女性ホルモンだけが原因でないということも考えられ、そこから先はまだ研究段階だそうです。
つわりはいつからいつまで?
妊娠初期に起こることが多いと言われている「吐きつわり」は妊娠5週目あたりから始まり、妊娠12週から16週頃に落ち着いてくるのが一般的と言われています。
つまり、つわりが継続する期間は6週間から8週間(約2ヶ月弱)と言うことになります。しかし、私の友人にもいましたが、妊娠初期から子供を出産するまでつわりの症状が続いてしまった方も中にはおられます。
一般的なつわりの継続期間は、あくまで目安として知っておく程度にしておきましょう。仮にその通りの期間でつわりが終わらなくても、異常ではありませんので、特に心配は要りませんよ。
つわりが最も辛いピークのタイミングはいつ?
つわりは一定期間継続するものですが、最もつわりの症状が強くなってしまうピークの時期と言うものがあり、これは人によって違ってきます。
なお、一般的には妊娠8週目から妊娠11周ごろがピークだと言われています。
つわりが続く期間は人によって大きく変わってきますが、ピークについては永遠と続くものではなく、ピークを迎えてからはだんだんと落ち着いてくるのが一般的です。
ただし、体重が極端に減ってしまったり、脱水症状や栄養障害、代謝障害などの症状が見られる時は、妊娠悪阻になっている恐れがあります。これは治療が必要になるため、異常を感じた時は我慢せずに早めに産婦人科に行くことをお勧めします。
また、妊娠中の時期によって頻度は変わりますが妊婦健診でエコー検査などを受けてお腹の赤ちゃんの無事を確認することで安心して妊娠生活を送れるようにしましょう。
つわりが来ない人も中にはいる
このページの前半部分でも軽く触れましたが、妊娠期間を通してつわりの症状が特になかった。と言う妊婦さんもいらっしゃいます。
または、ちょっと気持ち悪さは感じたけど、全然我慢できるレベルだった。という方もいらっしゃいます。なぜこのように個人差があるかはまだわかっていないそうですが、統計的に見て初産婦の方ほどつわりが起きやすく、2人目以降はつわりの症状を感じなかった。というパターンもあるそうです。
なので、つわりの症状がなかったとしても、それは特に異常ではありませんので、ネガティブに捉える必要はありませんよ。
つわりの時期に食べたくなければ無理する必要はない
特に吐きつわりの方の場合、「お腹の赤ちゃんのために食べないといけないのに食べる気になれない」ことがあると思います。赤ちゃんのために栄養を届けないといけないからちゃんと食べなきゃ…。と焦ってしまいますよね。
ただし、妊娠初期の場合は吐きつわりで食べられないとしても焦る必要はありません。
葉酸とビタミンB12、カルシウムだけはサプリメントで補ってあげれば大丈夫なんですよ。というのも妊娠初期は赤ちゃんが「胎芽(たいが)」と呼ばれる状態で親指の第一関節くらいまでの大きさしかなく、つわりで食べられず体重が減るほどだったとしてもママの身体の中にもともとある栄養素で充分に発育して行くことができるからです。
ただし、前述の葉酸とビタミンB12、カルシウムだけはサプリを使ってでも補給することが大切です。
その理由は妊娠初期は、お腹の赤ちゃんの脊髄や大動脈や神経組織などの「身体の中心部」が形成される時期で、そのために必要なのが葉酸、ビタミンB12、カルシウムだからです。
また、妊娠初期を過ぎて安定期になってからも、吐きつわりがキツイという方もいますが、こちらの場合の方も無理に食べる必要はありません。
ですが、まったく食べないということもできませんので、少しずつ食べられるものを見つけて行くという意識でいることが大切です。
妊娠中は「自分の体調を大切にすることが赤ちゃんを大切にすることに直結する」ということを意識して過ごすようにしましょう。
また、それでもどうしてもダメという方もいます。その時は、病院で点滴を受けることもできるので、普通なら順調におなかが大きくなってくる6ヶ月目でも、つわりが酷くて何も食べられないし、お腹の赤ちゃんの栄養が心配という方は病院で点滴を受けるということも考えておくと、
なので、つわりがひどくて全然食べれない。と言う時期は、つわりの症状の波を見て食べれそうな時に、ちょっとだけでも食べれるだけ食べておく。と言うことを意識しておくと良いかもしれませんね。
私はつわりをこうして乗り越えたよ!先輩ママさんの体験談
先輩ママさんのつわりがひどい時の対処方法を、体験談形式で見ていきたいと思います。
私の場合はお腹が空いていても、満腹の状態でも気持ち悪い。といった感じでした。1日3回の食事と言うよりは、水分補給をするかのように小さなおにぎりをちょこちょこ食べていました。その時はおにぎりの温かさや匂いすら気分を悪くする原因だったため、ちょっと冷えた状態で食べていましたね。あと、基本的にいろんな食べ物がダメだったのですが、果物の場合は何のことなく食べることができたので、食べれる時にカットフルーツをつまんでいました。
1人目を妊娠していた時は、甘いものしか食べたくないような状態でした。しかしその食生活を継続していては体重コントロールに問題がありそうだったので我慢してこんにゃくゼリーばかりを食べていたのを覚えています。そしてふたりめの時は、今度は塩辛い甘酸っぱいものが好きになりました。ピクルスとかです。その時はハムサンドイッチを毎朝食べていたのを覚えています。そして妊婦検診の後はマクドナルドへ行ってフライドポテトのエスサイズを必ず食べていました(笑)
家族には本当に申し訳なく思っていたのですが、起き上がって動き回るだけでも辛くてほとんど横になっていた時期がありました。その時は転勤したばかりだったのにもかかわらず、なかなか仕事に行くことができず自己嫌悪に陥って毎日泣いていました。つわりの症状も辛かったですが、今まで当たり前のように行っていた仕事ができなくなってしまった自分が本当に悔しく、正直そっちの方が辛かったです。ですが職場も家族も理解がある人たちで、人の優しさに心が救われました。
つわりを乗り切るちょっとしたコツ
つわりにもいろんなつわりがありますので、どの方にどれがオススメ。と言う言い方はできませんが、どんなことをしたら良いのか全く見当がつかないと言う場合は、以下の方法を試してみてはいかがでしょうか?
- 気分転換に散歩をしたりストレスにならない人と会う
- 全てを完璧にしようとせず、手抜きできるところは手を抜く
- 睡眠をたくさん取る
- 読書でもゲームでもドライブでも良いので好きなことをする
- 衣類はゆったりめのものを着る
- マスクを着用
マスクを着用すること以外は、基本的にいかにストレスをコントロールするか。という部分に関係してきます。
つわりの原因についてはまだ厳密な部分は解明されていませんが、ストレスも大きな要因の1つとして考えられています。そしてストレスコントロールを意識して行うとつわりの症状が落ち着いてくる。と言う声も実際にあります。
これが答えではないかもしれませんが、ストレスのコントロールを意識すること自体はつわり以外にも、妊娠中の心と体を良い状態に保つためにも大切なことです。
自分の生活の中で取り入れられそうなものを検討してみてはいかがでしょうか?
つわりにはいろんな症状がある
つわりには、実はいろんな種類の症状があるんです。
有名どころで言うと、吐きつわり、食べつわりなどがあるかと思います。
吐きつわりの症状としては、嘔吐を繰り返してしまい、水分補給や栄養の摂取などが困難になる状態です。
食べつわりについては、食べ物を口に運ぶ手が止まらない症状で、少しでも空腹を感じてしまうと気持ち悪くなってしまう状態になります。
このほかにも、悪臭、高温多湿等の環境下に行った時、その匂いに今まで以上に敏感になり、気分が悪くなってしまう症状もあります。
また、食べ物飲み物の嗜好が変わったり、つわり実は、心理的な不安定もあり、イライラ、憂鬱の状態になりやすくなるとも言われています。
今まではストレスに強かった方でも、ストレスに対する耐久性が弱くなることもあるようです。
あと、眠気、胃もたれ、お通じトラブル、頭痛、など一見つわりとは関係がないと思われる体の症状も、つわりと関係している場合もあるようです。
吐きつわりの症状としては、嘔吐を繰り返してしまい、水分補給や栄養の摂取などが困難になる状態です。
食べつわりについては、食べ物を口に運ぶ手が止まらない症状で、少しでも空腹を感じてしまうと気持ち悪くなってしまう状態になります。
このほかにも、悪臭、高温多湿等の環境下に行った時、その匂いに今まで以上に敏感になり、気分が悪くなってしまう症状もあります。
また、食べ物飲み物の嗜好が変わったり、つわり実は、心理的な不安定もあり、イライラ、憂鬱の状態になりやすくなるとも言われています。
今まではストレスに強かった方でも、ストレスに対する耐久性が弱くなることもあるようです。
あと、眠気、胃もたれ、お通じトラブル、頭痛、など一見つわりとは関係がないと思われる体の症状も、つわりと関係している場合もあるようです。
妊娠期間に、どういったつわりの症状が襲いかかってくるかわからず、どのタイミングでつわりのピークを迎えるのかというものも人によって微妙に違いが出てきます。
まとめ
ページ内でもお伝えしたように、妊娠中のつわりはまだ原因が解明されてはいないため、どの対策方法が正しいかは確かな状態です。しかし、先ほどお伝えしたようなポイントを意識することでつわりの症状が改善された方もいらっしゃいます。
また、つわりはいつまでも続くものではありません。つわりは決して楽しいものではありませんが「いつかはかならず終わる」と自分に言いきかせて乗り越えていきましょう。
また、吐きつわりが長く続いたとしても、それはお腹の赤ちゃんからのサインで「ママはこれ以上無理に栄養を摂らなくても大丈夫だよ」と知らせてくれているから吐きつわりが止まらないんだよ。と語るベテラン助産師や産婦人科の先生もいるんです。
週数や月齢によって判断することができる妊婦健診などを利用して、不安を助長するのではなく、ちゃんとエコーや体重の増減、血圧や血糖値、むくみなどいろいろな情報をしっかり手にしてストレスや不安を抱えないようにしましょう!