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妊娠中のダイエットしすぎは子供が肥満児になるってホント?

妊娠中にダイエットをし過ぎると子供が将来肥満になる!?

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妊娠中は体重が増えてお腹が大きくなっていく事は当たり前であって誰でもわかることではあるのですが、やはり大きくなっていくお腹、増えていく体重に恐怖や不安感を覚えてしまう方も少なくないようです。恐怖や不安感に襲われて、必要がないのにダイエットに励んでしまう方、必要以上にダイエットをしてしまう方が近年とても多いようです。

 

健康志向はとても良いことなのですが、妊娠中は不必要なダイエットや、過剰なダイエットは好ましくないと言われています。そうすることで生まれてくる子供が将来肥満になりやすいというデータも出ています。

その他にも、子供に様々なデメリットがあり、そういった内容をこのページでは紹介していきたいと思います。

 

妊娠中のダイエットで子供の肥満になるってホント?

妊娠中のダイエットによる栄養不足は胎児の臓器にも悪影響がある

低出生体重児の危険も

妊娠中にできる無理のない体重管理ダイエット

妊娠中の体重管理を助ける体内酵素の活性化ってなに?

 

妊娠中のダイエットで子供の肥満になるってホント?

妊娠中にダイエットをしすぎてしまうことが、子供の肥満につながってしまうというのは不思議ですよね?これには第二次大戦中の物資が不足していた時代に生まれた子供が成人する頃にメタボになる率が高かったという検証データがあり、その理由

 

イギリスで行われた研究によると、妊娠中の母親が十分な栄養を取っておらず、栄養不足の状態で過ごしていると、その子供は将来大人になった時に肥満になりやすく、生活習慣病のリスクが圧倒的に高くなるということがわかったそうです。

 

というのも、ママのお腹にいる胎児期に栄養が不足した状態だと、赤ちゃんは少ない中でも生きていけるように遺伝子情報が書き換えられてしまいます。

確かに実際に少ない栄養素の中で生きていくには優れた遺伝子ですが、昔と違って十分な栄養が取りやすくなった現代では、そのような遺伝子を持つと、肥満になりやすくなってしまうんですね。

 

余談ですが、第二次世界大戦後から40年ほど経った頃、オランダでは肥満が急増したそうです。それについて調べたところ、その人たちが生まれたのはナチスドイツ占領下のオランダです。

その子の母親たちは十分な食事をとることができずに、非常に多くの方が栄養不足の状態で子供を生んだようです。

そんな状態の母親から生まれた子供たちは、戦争が終わり食べ物に困らなくなった世界になった頃、メタボリックシンドロームとなってしまった方が急増したということなんです。

 

妊娠中に必要以上のダイエットを行う事は、今話した内容を再現することと同じようなことなので、自分の子供が将来肥満になり、生活習慣病のリスクに苦しむということにもつながってしまいます。

 

妊娠中のダイエットによる栄養不足は胎児の臓器にも悪影響がある

妊娠中の栄養不足は、肥満になってしまうだけではなく、胎児の臓器にも悪い影響を及ぼしてしまいます。

 

胎児というのは細胞分裂を繰り返して、臓器等の成長を繰り返します。

もしもその直に栄養が不足してしまうと、その細胞分裂に支障が出てしまう危険性も。 そうなるとお腹にいる間に赤ちゃんが丈夫な臓器が作れなくなってしまうんです。

 

なお胎児期に作られた臓器は、その後一生使われることになります。例えばですが、腎臓が作られる直に栄養不足に陥ってしまうと、もちろん丈夫な腎臓が作られる事はありません。

若い時はなんとか腎臓が機能を果たしてくれても、歳をとるにつれて無理がきかなくなりやすくなります。そうなると中高年になった頃腎臓のトラブルになりやすくなってしまうんです。

 

胎児期にしっかりと栄養を送ってあげることが、その子の将来にとても大きな影響与えるということを絶対に忘れないでくださいね。

妊娠中にできる無理のない体重管理ダイエット

ここまでで、妊娠中に下手にダイエットをしてしまうと、将来子供が肥満になってしまったり、その他様々な健康のリスクが脅かされることがわかりました。

とはいえ、妊娠中は全くダイエットをしてはいけないというわけではありません。

では、どんな時にダイエットをすべきなのか?という疑問も出てきますよね。

それは想定していた以上に体重が増えすぎてしまった場合です。

 

妊娠中に増えて良い体重は、個人差がありもともと肥満気味だった方の場合は、体重増加幅がほとんどないように管理することを勧められます。

この個人差は、妊娠前の「BMI数値」によって決められることとなっています。

BMI数値とは、体重÷(身長×身長(m単位)によって求められる数値で、次のようなグループ分けになっています

  • 痩せ型体型(18以下)
  • 普通体型(19~22まで)
  • 肥満気味(22~25まで)
  • 肥満体型(25以上)

こうした数値によって決まってくるのですが、ただしBMI数値は「あくまでも目安」と考えておいた方が良いでしょう。

というのも、筋肉の付き方や基礎代謝の高さによって「その人特有の1日あたりの消費カロリーの高さ」が変わってくるからです。

妊娠中は、1週間に500グラム以上の体重増加、一か月に2キロ以上の体重増加は妊娠中高血圧症候群や妊娠糖尿病、難産のリスクなどがあると言われており、どちらもそれらの数字以内に収めた体重増加が理想的だと言われています、

 

最終的には、出産までにおよそ7キロから12キロの体重増加が必要だと言われています。そういった内容をはるかに上回るような体重増加がある場合は、適切な体重管理をしていく必要が出てくるんですね。

もちろんそうなりそうなときや、そのような場合などは、お医者さんから指導が入るのが一般的ですが、体重管理については病院の指導方針によって微妙に違いがあり、標準的なBMI数値から明らかに外れた極端な体重増加がない限りは「あまり厳しく注意しない病院が多くなりつつある」のが今現在の考え方の主流になりつつあります。

妊娠中の体重管理ダイエットの考え方

まず考え方の部分ですが、妊娠中は、おなかの中の赤ちゃんに必要な栄養素を補給することが最優先です。

それをクリアした後、低カロリーな食生活と、適度な運動による消費カロリーの増加を行うことで、健康に痩せていくということがポイントになってきます。

 

シンプルにいうと食事と運動による体重管理ということになりますが、食事面でも運動面でも妊娠中に行ってはいけないダイエット方法があります。

食事では断食などの短期集中型で一気に痩せると言ったことは控えるべきです。

また運動面も、一般的な筋肉をつけるための筋トレのような負荷をかける無酸素運動ではなく、

ウォーキングやマタニティスイミング、マタニティヨガなどの「ゆっくり身体を動かす有酸素運動が効果的」と言われています。

また、このような体重管理の効果を効率よくするために「体内酵素の活性化による基礎代謝向上」が大切になることが認識されはじめて来ました。

では、この2つの面についてもう少しだけ詳しく見て行きましょう。

食事面から見る妊娠中の体重管理ダイエット

食事の面では、いろいろな方法が紹介されていますが、シンプルな考え方としては、緑黄色野菜を食事のメインにするということです。

 

緑黄色野菜自体には、妊娠中に摂取したい重要な栄養素が豊富に含まれているものがとても多く、そもそものカロリー数が低いため、食事の中心を緑黄色野菜にすることで赤ちゃんに十分な栄養を与えながらも、摂取カロリーを抑えることが可能になります。

 

しかしながら、動物性の栄養素としてビタミンB群や鉄分も大切なので、緑黄色野菜だけではなく海藻類やお肉、お魚なども含むバランスの良い食生活を心がけましょう。

 

www.premamanavi.com

 

 

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運動面から見る妊娠中の体重管理ダイエット

運動は何でもやって良いわけではありません。歯を食いしばって身体に思いっきり力を入れるようなウェイトトレーニングはもちろんいけません。息が切れるような激しい無酸素運動もいけません。どちらも、流産や切迫早産などのリスクにつながってしまう可能性があるからです。

 

そこでお勧めなのがウォーキングです。特に妊娠中の場合は、できるだけ長い時間歩くことを意識するだけで、ペースはあくまでも「息切れしない程度」を心がけることが大切になってきます。妊娠中の体質を考えると、ペースを上げるよりは「背筋を伸ばして大きくゆっくりとした呼吸」のほうがむしろ効率が良く安全性も高いと言えます。

 

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また、妊娠中の体重管理ダイエットではウォーキングが出来ない場合も出てきますので、そういった指示がある場合は、マタニティヨガやマタニティスイミング、ストレッチなどの「軽い運動」も非常に安全性が高く効果的です。

妊娠中の体重管理を助ける体内酵素の活性化ってなに?

妊娠中の体重管理を助けるという「体内酵素の活性化」について簡単にお話しをさせて頂いて今回の考察を締めくくりたいと思います。

妊娠中は太りやすいという大前提があった上での話になります。なぜ妊娠中は太りやすいのかというと、ホルモンバランスの変化によって「たくわえ体質」になるからというのがもっともシンプルな答えなのですが、これは安定期に差し掛かる頃にお腹の赤ちゃんの発育を促すために水分や脂肪、栄養素など発育の役に立つものはすべてたくわえようとする「プロゲステロンの働き」によるものなんです。

プロゲステロンは妊娠前の通常時の生理周期で生理直前と生理中は太りやすくなるというのとまったく同じ仕組みです。

このたくわえ体質を改善することが「体内酵素の活性化」によって実現出来るんです。

というのは、体内酵素は消化酵素と代謝酵素の2つに分けることが出来るのですが、妊娠中は代謝酵素の働きが鈍くなるために消費カロリーが落ち込むことで太りやすくなります。

先ほどご紹介した体内酵素の中で消化酵素と代謝酵素がありましたが、この2つの酵素は身体にとり込んだ栄養素(主にタンパク質)の働きによって構成されています。その中でも代謝酵素の働きを高めることが大切なのは先ほどご紹介した通りなのですが、そのためには消化酵素の働きを活性化させる必要があります。というのは体内酵素はどちらも先ほどご紹介したとおり食べ物からとりいれた栄養素から作られていて、身体の中では消化酵素を作ることが優先されるんです。なぜかというと食べたものを消化して栄養素を取り出さないと体内酵素が作れないからです。

そのためには消化酵素が必要で消化酵素を作り出すために消化酵素を使ってしまうという矛盾が発生します。今やダイエットサポートアイテムとしてすっかり浸透した酵素ドリンクや酵素サプリメントが痩せる効果があると言われるのは、消化酵素の無駄づかいを防ぎながら体内酵素を補給できるからなんです。