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妊娠中に起こった困ったことNo. 1は頻尿

今回も妊娠中に困ったこと体験談シリーズをお送りしたいと思います。

今回のテーマは『頻尿』です。

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妊娠中はホルモンバランスの変化から体内に水分をため込もうとする仕組みになります。それと同時に安定期からお腹が大きくなり始めると膀胱が圧迫されて頻尿を起こしやすくなります。

個人差によっては尿管が押しつぶされてしまう『尿閉』という症状になる方もいるのですが、そのお話はまた今度の機会にするとして、今回はもっとも悩まされる方が多いとも言われている頻尿を実際に体験された方の話から、どういった対処をしたのかといったことを一緒に見て行きたいと思います。

妊娠中に困った頻尿の体験談

私が一番初めの子供である長男を妊娠したのは、今から7年前の事でした。
私も夫も子供を最初から望んでいたので、結婚してすぐに妊娠したのはとても嬉しかったなというのは、よく覚えています。
妊娠に気づいてすぐから始まってしまったつわりには悩まされましたけどね。
吐かないけどずっと吐き気が続いていて、限定されるとはいえ食事も摂れる為に大したつわりだとは思ってもらえないのも私にとっては辛くて苦しい妊娠初期でした。
まあ周りの妊婦さんで、吐いて水も飲めず入院してしまう妊娠悪阻の方もいたので、実際に大したこと無い部類のつわりだったのかもしれません。
でも、いつ終わるのか分からない吐き気が延々と続くのって初めての体験だったので新婚の幸せとか妊婦の嬉しさなんて感じる暇がなかったなと思いました。
妊婦ってもっと大きいお腹で楽しげにヨガとかスイミングとかやって、幸せオーラに包まれてるもののはずなのに、と毎日ゲンナリしながら食料品の買い物に行っていました。
それが六ヶ月目くらいになるといつの間にやら吐き気がようやく治ってきて、やっと妊婦期を満喫できると思いました。
しかし、一番私にとって妊娠中に辛かったし困ったのが、トイレ問題でした。
元からかなりの痩せ型の私は、お腹も出るのが遅くて人に比べたらお腹は小さめな方だったと思います。
でも、子宮は確実に大きくなっていっていたのでしょうね。
私の膀胱は、大きくなってゆく子宮に押されて常にトイレを求めていました。
妊娠中って、水分をしっかり補給しましょうと言われますよね。
それも、助産師の方からのアドバイスで良い水を飲むことで、赤ちゃんの居心地を良くしてあげましょう、みたいなこと言われます。
羊水も常に入れ替わっているので、水分摂取が足りないと良くないですよ、という話でした。
その為、なるべく小まめに温かい飲み物で水分補給するように心がけていたのです。
でも、私のトイレ回数は日に日にどんどん増えて行ってしまいました。
まあ、お家にのんびりしている時ならそんなに問題はありませんでした。
家に一人だし、トイレの近くにいるので、行きたい時にいつでもトイレに駆けこめる安心感もありました。
けれど、休日は困っていました。
私の夫も私も、休みの日には家にこもるタイプではないのです。
基本的に外に遊びに行くのが定番で、それは妊娠中でも変わらなかったのです。
つわりの時もお出かけは楽しみでもあり吐き気も辛かったけれど、それ以上に常にトイレが近い状態の妊婦となった時は
もう大変でした。
男の人って女の人に比べてトイレはそんなに近くないんですよね。
だから、彼の車でドライブがてら出かけると、トイレに行きたいと何度も言うのが申し訳なくなってくるんです。
もちろん、なるべく出かける一時間前からは水分は取らないようにしてました。
それに、出がけにしっかりトイレに座って用を足していました。
それでも、出かけて数分でトイレに行きたい気持ちが頭にムクムクともたげてきました。
それも、その後10分くらいは我慢出来るのです。
多分、ほとんど膀胱にはオシッコはないんです。
だけど、行きたくてたまらない、常に圧迫されてるからトイレスイッチ押され続けてるイメージでした。
何とかしてくれ!と思い泣きそうになる瞬間もよくありました。
そして、ようやくそろそろトイレ寄りたいと言えて、トイレに行かせてもらうとやっぱりそんなには出ないんです。
あんなに行きたかったのに、ちょろっ、としか出ないのが情けない感じでした。
はあ、とため息ついて車に戻ると、またトイレに行きたい気持ちになっていました。
助手席に座るとシートベルトが苦しいからと、後ろの席にした事もあります。
いざとなったら、災害時用の緊急トイレの袋を使おうかとすら思ったので。
オムツを履いてみた事もありました。
だけど、悲しいかな大人になると、オムツには出せませんね。
トイレじゃないからダメという頭が働くのか、履いたままでは出せないんです。
トイレに座ってから頭が出していいよ、と伝えるのだと思います。
困ったことにこの症状はお腹が大きくなればなるほどにひどくなっていくので、出産するまで続きました。
産婦人科で相談しても、それは妊婦さんには良くあることですから大丈夫です、なんて言われちゃいました。
赤ちゃんが生まれるのを静かに待つしかないと諦めて、なるべくいつでもトイレに行けるようにさせてと夫にも頼み、乗り切る事にしました。
高速道路はトイレにすぐ行くのは難しいから、二人の休日のお出かけは高速道路使わないようにしてもらいました。
そして、ようやく待ちに待った陣痛が来て出産となって、特に問題もなく我が家の長男は元気に生まれてくれました。
すると、呆れるほど一瞬でトイレの悩みは吹っ飛びました。
息子には申し訳ないけれど、この困りごとが続くなら早く出したいとすら思っていたので、産まれてくれた事以上に、自分の頻尿が治ったことの方が幸せかも、と密かに思っていた母なのでした。