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ぎっくり腰!逆子で帝王切開!?トラブル続きだった妊娠中の体験談

今回の体験談は妊娠中の安定期から後期にかけてぎっくり腰の痛み逆子であわや帝王切開になるかも・・という不安に悩まされた方のお話です。

ぎっくり腰の妊婦さん

妊娠中の安定期はぎっくり腰の痛みで身動きするのも苦しくなりやすい

妊娠中は赤ちゃんの成長が順調に進む安定期にお腹が大きくなるペースも早く、その変化が急激なせいや重心が狂ってしまうことで姿勢が『そり腰』になってしまいやすく腰痛やぎっくり腰に悩まれる方が多いんです。

今回の体験談を寄せて下さった方は無事出産までこぎ着けることができたとのことですが、実際にぎっくり腰の痛みと逆子で帝王切開になるかも知れないという不安の中どのような対処や過ごし方をしていたのか一緒に見てみましょう。

妊娠中のぎっくり腰の痛みと逆子!あわや帝王切開?だった体験談

わたしがぎっくり腰と逆子に悩ん去れ始めたのは妊娠6~7ヶ月頃だったと思います。

つわりも治まり、やっと安定期に入った頃、今度は毎日が眠くて、朝から掃除洗濯を済ました後は、ちょっと一休みとソファに寝転んで仮眠を取るのが日課でした。

家では猫を飼っていたので、猫をかまいながら、一緒に昼寝をすることは精神的にもすごくリラックスが出来、あまり妊娠中でも心の不安もなく、穏やかな一日を過ごしていました。

そう言えばそろそろ保健所からのお知らせで妊婦体操の日があるなと気づき、保健所へ出かける事にしました。

保健所へ行くと、安定期に入ったお母さん方がたくさんいました。

これから出産に向けて、股間節を柔らかくしておくのが良いらしく、軽いストレッチ運動を始めました。

皆で円陣を組んで指導の先生に従います。まずアグラをかきました。

しかしここで問題が起こりました。

私は非常に体が硬く、しかもアグラなんてかけないくらい股が開かない。長年の販売職で腰痛持ち。

あまり腰に負担をかけたくない。

他の妊婦の方はすんなりアグラをかきリラックスしている。

私だけ両膝が開かず足も組めない。

無理に膝を開いたら横に倒れそうになるし、四苦八苦していたら、今度は後ろに倒れそうにもなった。

手をついて腰に力を入れて踏ん張っている時、何やら腰に鈍い鈍痛を感じました。

その夜の事です。腰の鈍い鈍痛は段々と痛みを増してきました。

「嫌な痛みだな」とは思っていましたが、翌日は出かける用事もあったので、早めに床に就きました。

翌朝の事です。腰の痛みで体が動かない。起き上がる事もできない。ただ事ではない状況にパニックになりました。

出かけないといけないのに、立ち上がるのも痛くて辛い。

その日は友人の身内に不幸があったので、なんとしても告別式には行きたい。

大切な友人の側にいてあげたい。

でも、本当に痛くて歩けない。

無理をして車に乗って子供に何かあったら困るだろと主人の言葉に、泣く泣く友人に事情を話し、主人だけ告別式に出席して貰いました。

その間中、家にいても痛くて、横になっても痛くて子供は大丈夫かと心配にもなり、どうしようと不安ばかり募っていました。

やはり次の日も痛みは酷く、産婦人科に直行しました。

妊婦体操の時の様子を話し、痛み具合からも多分「ギックリ腰でしょう」と言われました。

今まで確かに腰痛を抱えていて、立ち仕事があまりにも辛い時は、コルセットなども使用していましたが、「ギックリ腰」になるとは思いも寄りませんでした。

しかも妊娠中なので、痛み止めの薬も処方出来ない。

せいぜい湿布程度しか治療出来ませんでした。

家に帰ってからも痛くて歩き辛いし、横になっても痛い。お腹も子供が動くし、もうどうしていいか解りません。

もっと大変だったのは眠るときでした。

とにかく横になれない。体をくの字にしても痛い。

背中に毛布をあてがって丸め、なるべく腰に負担が掛からないように眠ろうとするけど、子供もお腹の中でドンドコとお腹を蹴ってくる。そのたびに腰に激痛が走る。

その繰り返しで、疲れ果て眠る毎日で、やっと痛みが治まってきたのは2週間後の事でした。

お腹が大きくなるに連れて、体も反った状態になっているので、背中から肩胛骨、腰の負担も相当大きいものです。

そこに無理なアグラをかいてしまって、「ギックリ腰」になってしまったのかもしれません。

私の体の硬さも原因ですが、もっと早めに体のストレッチをやっておけば良かったと後悔しましたね。

これでようやく「ギックリ腰」から開放されたと思ったら、今度は子供が逆子になっていました。

よく動いて、お腹を中から蹴り上げて、肋骨が折れるのではないかというくらい、激しく蹴られていましたが、まさか逆子になっているとは!

主治医の診断で今の内に逆子を治しましょうと今度は逆子体操を始める羽目に。

家で猫のポーズのような運動をしたりして身体を動かすと「グリ~」と中で大移動のような動きが感じられます。

次の診断で「元に戻りましたよ」との事。

ホッとした次の週、「また逆子になりました」どれだけ大回転しているんだよと叫びたくらい、よく動く子供。医師からもそろそろ頭が下の方に向いていないと困りますから、きちんと逆子体操で治しましょう。

最悪の場合帝王切開になりますからとかなりシビアなお言葉。もう不安でいっぱいでした。

結局3~4回逆子になり、一ヶ月掛けてやっと定位置に治まりました。

この時ほど本当に無事に生まれてくるだろうか、成長しているだろうかと色々妄想してしまって気がおかしくなりそうでしたね。

主人は大丈夫だと心配してくれましたが、私自身さえお腹の中で何が起こっているんだと怖くて仕方がなかったです。

この時も飼い猫が私の様子を察してずっと側に寄り添ってくれたので、随分と飼い猫に癒されました。

こんな状況が次から次へと起こって大変でしたが、臨月の時には何もなく、安定して無事に出産を迎えました。

妊娠中ってもっとゆったりとした時間を送れるものだと思っていましたが、本当に何が起こるか解らない期間でした。