今回は妊娠中の体験談を一緒に見て行きたいと思います。
妊娠中は、月齢に応じてお腹の赤ちゃんの成長や健康状態をモニタリングするために妊婦検診が行われますが、その時に『赤ちゃんの成長ペースが遅い』という診断が下されるととても心配になりますよね。
お産も助産院で出産できなくなる他にも、なにか赤ちゃんの身体に異常があるんじゃないかと思い始めるとキリがないくらい不安に襲われます。
今回の体験談はそのような経験をされた先輩ママのお話です。
お腹の赤ちゃんの成長が順調にいかない!お産にも心配事が多かった妊娠生活
私が二人目の赤ちゃんを妊娠したのは、上の子がもうすぐ2歳になるという頃でした。
兼ねてからの希望通り上の子と下の子を2歳差で授かる事が出来て、浮き足立っていました。
初期につわりはあったものの、上の子の妊娠中とは違いました。
その頃のように気持ち悪いからと横になってられるわけもなく、走り回れるようになってきた上の子の相手をしていると忙しくて自分は気持ち悪いだなんだと弱音は吐いていられませんでした。
体力持て余す子どもがいるから毎日出かけないわけにいかないし、そのおかげでつわりは気にしてられないほど早く毎日が過ぎて行きました。
中期にはつわりは落ち着いて気持ち悪さなどの症状はほぼなくなり、幸せな時期になってきました。
その頃になるともう、お腹の赤ちゃんの胎動を感じる事が出来るので、楽しい時間が増えてきました。
そして私は、出産するのを助産院にしたいと希望していました。
何故なら上の子がまだ小さいので、私が二人目の出産をする時から退院するまで離れているのが心配だったからです。
とても泣き虫で夜泣きもひどい上の子の世話を誰かに託すのはとても不安だったから、とりあえず一緒に入院できるところと探したら近くでそれが可能なのは助産院だったからです。
そこで助産院に連絡して出産の受け入れが可能かと尋ねたら、提携している市立病院で定期健診を受けてもらうことになるからそれでよければと言われました。
市立病院で健診を受けて、後期になってトラブルがなく助産院で出産が可能だとされたら助産院で産むことができるのだそうです。
私は、上の子の時には赤ちゃんは小さめだねと言われ続けていたのですが、全くトラブルなく出産までを過ごしたので自信がありました。
きっと大丈夫だろう、と助産院で出産するつもりでいました。
上の子を連れて市立病院までバスを乗り継いで行くのは大変でしたが、辛くはありませんでした。
しかし、その頃から困ったことになりました。
お腹の赤ちゃんがまた診察の時に、小さめだね、と言われたのですが、その後に、もし出産直前の診察で推定体重が2300グラム超えてなかったら市立病院で出産してもらうかもしれないからと言われたんです。
私にとっては、上の子の事が一番心配ですから一緒に入院できないかもしれないというのは大ショックでした。
赤ちゃんが大きくなるように、となるべく横になって休んだり栄養があるものを食べてみたり、鉄分を多く摂取したりと赤ちゃんの成長に良さそうな事を頑張ってみました。
まあ元から私も旦那も身体は大きくないから、遺伝もあるでしょうと言われましたが私にとっては助産院で出産できないとなるのが困るので悩んでました。
次の診察では、赤ちゃんは前回よりも成長はしていましたが、やはりまだまだ小さめだと言われてしまいました。
そして成長してると期待して行った、さらにその次の診察では打ちのめされました。
なんと、何度測り直してくれても推定体重は前の時から全く増えてなかったのです。
それどころか、何度か測ると前よりも少なくなってると算出されてしまったのです。
このままでは、赤ちゃんは助産院で出産できないかもしれない、いやもしかしたら何か成長を阻害しているものがあるのかも分からない、と思い困りました。
赤ちゃんの出産で私と離れたら、環境の変化に弱い上の子がどうなってしまうかという事に加え、お腹の赤ちゃんはちゃんと成長してないのかもしれないという不安で落ち込んでしまいました。
そして市立病院の先生に相談しました。
私は近くには頼れる親も親類もいないし夫は仕事が不規則だから、どうしても助産院で産みたいのだ、と。
最後の最後まで推定体重を測りにくるから、まだ助産院出産はダメだと決めないでほしいと。
すると、市立病院の先生は助産院の助産師さんに連絡して、異常があったら即、市立病院に搬送するのを条件に助産院で出産して良いと許可してくれました。
その頃は出産予定日の1ヶ月前で推定体重は1900グラムになってましたので、小さいけどそれ以外の問題は見つからないからギリギリ大丈夫だろうと言われました。
そして、なるべく出産が遅くなればその分お腹の中で大きくなるかな、と出産予定日の一週間前までは陣痛がきそうな行動は避けてのんびり過ごしました。
出産予定日の数日前に陣痛がきたのですが、助産院でその数時間後に普通に二人目の次男が産まれました。
産まれてみると、2850グラムある普通より少しだけ小さめな赤ちゃんでした。
出産も安産でしたし、推定体重に比べたらかなり大きくて驚きました。
助産師さんも産まれてすぐ赤ちゃんを確認して、あら十分大きく育ってるじゃない、と安心していました。
上の子も一緒のお部屋で出産が出来ましたし、その後の助産院での数日間も上の子も一緒にいられて安心できました。
推定体重ってかなり誤差があるらしく、私のように小さめに出るのは赤ちゃんが足の長さがちょっと短いとかいう場合もあるみたいです。
骨の長さから算出してるんだから誤差があって当たり前ですよね。
相談して、親身になってくれて最後まで検討してくれた市立病院の先生と助産院に感謝してます。
よっぽど小さめでない限りは、赤ちゃんの推定体重なんて気にしないに限るなと思いました。