今回は、最近テレビで林先生やマツコ・デラックスさんなどが出演している番組で取り上げられることが多い『枝豆』について妊娠中に食べるときに知っておきたい情報を分かりやすくまとめました。
- 枝豆は妊娠中に食べて良いの?
- どんな栄養が摂れるの?
- 一日でどのくらいまでなら食べて良い?
- 冷凍枝豆は?栄養は摂れる?
- 妊娠中に枝豆を食べるときの注意点は?
主にこのような枝豆について意外と知らないことや妊娠中だからこそ役立てたい枝豆の食べ方や注意点について一緒に見て行きましょう。
妊娠中ですから『お腹の赤ちゃんに良くないものは食べたくない』と考えるのは当然ですよね。
一言で枝豆が良いと言っても具体的に何が良いのか、食べるときに注意しておきたいことなどを順を追ってご紹介して行きます。
枝豆は妊娠中に食べて良いの?
もちろん妊娠中にも枝豆は食べて良いですし、つわりや栄養補給の大切さ、さらに夏になると夏バテの解消なども含めて『むしろ妊娠中だからこそ食べたい食材』なんです。
妊娠中には食べものについての苦労が思ったよりもたくさん経験するということに後になってから気づく方も多いと思います。
妊娠初期にはほとんどの方が『吐きつわり』に悩まされる方が多いですし、安定期になると、その逆になにかを食べていないと気持ち悪くなる『食べつわり』に悩まされる方もいます。
そこでおすすめな食べものが枝豆なんです。
枝豆は低カロリーなのに、葉酸を始めとして鉄分も豊富に含んでいます。
そのため、食べれない時にも食べ過ぎが太りすぎにならないかと気になっている妊娠中には枝豆がおすすめなんですね。
とはいえ、無条件にたくさん食べれば良いというわけでもありませんし、例えば塩のふり過ぎには注意が必要です。
そういった個々について知っておくことが大切なんですね。
枝豆はどんな栄養が摂れるの?
枝豆は先ほども軽く触れた通り『妊娠中に必要な栄養素の宝庫』と言えます。
- 葉酸(可食部で54%)
- 銅(可食部で26%)
- ビタミンK(可食部で25%)
- 食物繊維(可食部で14%)
- マグネシウム(可食部で13%)
- 鉄(可食部で12%)
- タンパク質(可食部で12%)
- ビタミンB1(可食部で11%)
- マンガン(可食部で11%)
- リン(可食部で9%)
- 亜鉛(可食部で9%)
- カリウム(可食部で9%)
これらの栄養素を手軽に摂ることができるのが妊娠中だからこそ食べておきたい食材である理由です。
葉酸は『造血ビタミン』とも言われていて、妊娠中は通常時に比べると倍近い量を毎日摂ることが大切と言われています。鉄分は貧血を防ぐために欠かせない栄養ですし、マグネシウムはカルシウムとの共同作業で、赤ちゃんとママの骨を作るのにかかせません。
ですが、枝豆はどのくらいなら食べて良いのかということも気になりますよね。
一日でどのくらいまでなら食べて良い?
妊娠中に枝豆をたべて良い量についてはいろいろなデータがありますが、必要最低限の栄養素を摂るための十分な量ということで計算して行くと、大体30粒前後ならば毎日でも食べて良いということになります。
カロリーはかなり低いのが枝豆の良い点でもありますが、冷凍の枝豆も生で売られている枝豆も塩を振って食べることがほとんどですから、塩分の過剰摂取に注意しないといけないからです。
冷凍枝豆は?栄養は摂れる?
枝豆は冷凍食品でも売られていますよね。レンジでチンすれば食べられるようになっている枝豆もコンビニやスーパーで売られています。
最近では冷凍保存技術の進化で、水溶性ビタミンがちょっと損なわれるくらいでほとんど栄養素の面では遜色なく食べられるようになっているため、冷凍品でもまったく問題ありません。
それと、食べ方にも関係してきますが、どうせなら『レンジでチンで食べれるパッケージになっている枝豆がおすすめ』です。
その理由は、実際に枝豆を食べるときに湯がいてから塩を振って食べるとなると茹でてからだとビタミンがかなりの割合で失われてしまうからです。
茹でお湯を捨てるので、それとともにビタミンCなどの水溶性ビタミンは流れてしまいます。レンジでチンできる冷凍ものの枝豆なら、茹でお湯を捨てることもないので、かなり無駄なく枝豆に含まれる栄養が摂れるのがメリットですよ。
妊娠中に枝豆を食べるときの注意点は?
冷凍の枝豆でもそれほど栄養は壊れることなく摂ることができる枝豆ですが、妊娠中に枝豆を食べるときに注意したい点もご紹介しますね。
枝豆の食べ方と言えば、真っさきに思い浮かぶのがおつまみでお馴染みの『茹で枝豆』ではないかと思います。茹で枝豆は茹であがった枝豆に塩を振って食べますが、妊娠中は『塩のふり過ぎ』に注意することが大切です。
妊娠中に塩分を摂りすぎると『妊娠中高血圧症候群』の原因になりかねないからです。
厚生労働省のデータによると、妊娠中に一日で摂って良い塩分は『7.5g』が推奨されています。『塩分をまったく摂らない』というのも身体にとっては良くないことなので、あくまでも『少し控えめにする』という感じが良いと思いますが、もともと血圧が高い傾向にある方は、一日の塩分量を測って摂ることも対策のひとつです。
ちなみに先ほどの厚生労働省の推奨値の塩分は『大さじ半分くらいが目安』になります。
それ以外には枝豆を食べるときの注意点はありません。妊娠中に栄養補給のバランスがとれているかどうか気になる方には枝豆はおすすめですし、そうでない方も夏バテなどの体調の変化で食欲がわかない方にもおすすめなのが枝豆ですよ♪