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妊娠中でも女の子だもん

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前置胎盤が分かり帝王切開でなんとか出産。理想とまったく違った妊娠生活

今回の体験談は、妊娠中期に入る頃の妊婦検診で前置胎盤(ぜんちたいばん)になっていたことが分かり、出産も緊急手術による帝王切開になってしまったという方の体験談です。

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前置胎盤の原因は解明されていませんが、その妊娠生活にどんな注意が必要だったのかを書いてくださっていますので、一緒に見て行きましょう。

理想とまったく違った妊娠生活。前置胎盤による入院と帝王切開を経験

私は中学生の時からなぜか結婚願望が強かったと思います。

そして実際結婚の年齢は思っていたよりも遅かったけれど、27歳で小学生・中学生ともに同級生の旦那さんと結婚し、28歳で女の子のママになりました。

そして今は、第二子を妊娠中の妊娠7か月のマタニティライフを過ごしています。

私は小さい頃から結婚・妊娠・出産って母親世代が当たり前にしているので、ごく当たり前に経験して出産も想像よりはるか上回る痛みだろうけれど、誰もが自然分娩出産できるものと思っていました。

でも現実は全然違っていました。

結婚式・新婚旅行の後しっかりと毎月一定の周期で来ていた生理が来なくなり、自宅で旦那が居る時に検査薬を使い妊娠していることを確認しました。

そのあと産婦人科でも診てもらい両親と義両親にすぐ妊娠を伝えました。

私達夫婦はもちろん待ちに待った妊娠だし、両親も久々の赤ちゃん誕生にとても喜んでいました。そして妊婦検診もしっかりと受けに行き、初めての母子手帳を貰いに行きました。

あれは妊娠5か月の時でしょうか。

お腹の赤ちゃんの性別が分かったあたりから毎回の検診時に「胎盤の位置が低いな、前置胎盤かも」と診察してもらう度に言われていました。

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先生も”胎盤は子宮が大きくなるとともに胎盤の位置も高くなっていくことが、ほとんどだからあまり気にしないように”と言ってもらっていたのですが、2か月間この言葉を言われ続けていてとても気になってしまっていました。

私は仕事をしていましたがこの”前置胎盤”が気になって、ネットでいろいろ調べて仕事するのを辞めました。

ネットでは急な出血があると載っていたので急に怖くなったからです。

仕事内容は左官屋さんと大工さんのような仕事だったので、重労働だし立ちっぱなしでした。

職場にも迷惑かけたくなかったしやめることを決意しました。

そして妊娠7か月になっても胎盤の位置は変わらず低いままで、個人の産婦人科に通っていたのですが大きな病院に紹介状を貰って転院することになってしまいました。

「胎盤が赤ちゃんが産まれてくる子宮口を覆っていて自然分娩では無理です。妊娠後期に入るといきなり胎盤から出血する恐れがあります。」「紹介する病院は県内でも大きい病院で赤ちゃん専門の病院NICUがあるから、赤ちゃんがもし早く産まれてきても大丈夫だからそこに行ってください」とのことでした。

そして先生は続けて言いました。「母体も緊急の事態のことになるかもしれないから、胎盤からの大量出血に備えて施設の整っている病院の方が安心です。

うちでは受け入れられませんから。」と付き添ってくれていた旦那と先生の話を聞いていたのですが、私はまるで他人事のように話を聞いていました。

”私はこんなに元気なのに、赤ちゃんも毎日元気に動いてくれているのに自然分娩ができないんだ。

突然の出血とか赤ちゃんが早産で生まれてくる可能性があるんだ。

旦那は立会い出産希望だったのに申し訳ない事になってしまった。

”この時たくさんの事が頭の中でぐるぐる回っていたこと今でも思い出します。

そして”前置胎盤”という心の準備ができていないまま旦那に付き合ってもらって紹介してもらった病院へいき、しっかりと診てもらいました。

検査結果は変わらず”前置胎盤”。前置胎盤にも種類があって私は子宮口に数センチ胎盤がかかっている””辺縁前置胎盤”でした。

母体の症状はなにもありません。

周りの人と何にも変わらない妊婦でした。

ただ突然出血する事があるかもしれないことがあるので、管理入院が必要だと先生に言われました。

「今すぐ入院してもらいたいのですが、入院できますか?」と突然言われましたが、来月頭から入院することにしてもらいました。

赤ちゃんと私の為とはいえ入院するのは嫌でした。

今考えるとなんでもっと自分と赤ちゃんの為に体を大切にしなかったんだろうと後悔しています。 入院生活は2か月弱の予定でした。

入院してすぐ予定帝王切開の予定が組まれました。

それは正期産に入ってすぐの予定でした。

陣痛が来よてしまってはダメなので早い分娩予定でした。

入院生活はひたすら赤ちゃんの為にお腹が張ってはいけないのでベットに横になってる生活でした。

TVカードもただじゃないしTVばかり見ているのもできませんでした。

唯一楽しい食事の時間も病院食なので味気ないしおいしいとはいえるものではありませんでした。

お風呂もシャワーを浴びるだけでしたし、面会に来てくれる旦那や家族、友人との時間だけが楽しい時間でした。

妊娠9か月に入りお腹が張りやすくなったので張り止めの薬が出されるようになり、また貧血にもなりました。

出産時大量出血に備えて自分の血液を輸血できるように採取する予定だったのですが私はそれもできませんでした。

そしてその日は急にやってきました。

正期産に入ったので張り止めの薬も飲めなくなり平穏に夕飯を食べているときでした。「今日は来れないから」と言っていた旦那ですが、立ち寄ってくれたその時に出血しました。

そこからは点滴で止血を試みたのですが効かず、そのまま緊急帝王切開になりました。それも私は前置胎盤で最悪の場合子宮も摘出しなければならない状態だったので全身麻酔でした。

旦那は祈る思いでいたそうです。

私は出血時も痛みはなく全身麻酔の説明も平然と聞いていました。

ですが全身麻酔から目が覚めると全身の痛みで泣きわめいていました。

赤ちゃんも元気に産まれ私も輸血することもなく子宮も残せました。

当直の先生がその産婦人科でナンバーワンの先生だったおかげらしいです。

初めての入院で初めての全身麻酔を経験しましたが、結果的には二人とも無事でよかったと思います。

なんで私が前置胎盤になったのか原因は不明だし、なおすこともできませんでした。

次の子も予定帝王切開です。

旦那には一生立会い出産を経験させてあげれない事だけが悲しいです。