今回は『外食』がテーマです。
先輩ママからも聞いたことがあるかも知れませんが、妊娠すると『外食ができるのは今のうちだけだから楽しんどいた方が良いよ』なんて苦笑い混じりで言われたことありませんか?
確かに出産直後は生まれたばかりの赤ちゃんを抱えて外食なんてできませんし、毎日の生活が赤ちゃんのお世話でほとんどの時間が埋め尽くされてしまう事を考えると『外食なんて言ってるヒマがあったら寝たい!』という感じになってしまいます。
それに外食を楽しんで気分転換することはストレスを溜めないためにも大切な事。
とはいえ、お腹に赤ちゃんがいる以上自分ひとりの身体ではないので、意識すべきポイントはいくつかあります。
そこで、今回は『妊娠中の外食を楽しむためにここだけは意識したいポイント』という部分を絞ってお話したいと思います。
妊娠中の外食で意識すべきポイント
妊娠中に外食を楽しむために意識しておきたいポイントは大きく分けて3つです。
- 受動喫煙に注意!分煙のお店へ行こう!
- 食べ過ぎはNG!塩分とカロリーは控えめに
- 身体の冷やし過ぎは要注意!ひざ掛けや一枚多めの上着を持とう
注意が必要なポイントを絞るとこんな感じになります。冒頭でも書きましたが、これ以外にも気になるポイントは人それぞれあるかも知れませんが、あまり気にしすぎてもそれえストレスをため込んでしまうようでは『本末転倒』なので、最低限のポイントだけを意識しておいて旦那さまと『彼氏と彼女の関係に戻ったような感覚』で気楽に外食を楽しみましょう♪
妊娠中はお腹の赤ちゃんのためにも『ストレスは良くない』ということは覚えておきたいところです。家計や時間が許す限りという前置きはありますが、妊娠中だからと言って『外出や外食を控えなきゃいけない・・』なんていう事はありませんからね。気楽に毎日の食事の選択肢のひとつとして楽しむように外食を利用しましょう!
妊娠中の外食『和・洋・中』それぞれの注意点
妊娠すると葉酸をたくさん摂らなきゃ!とか塩分は控えめに!・・なんていろいろな食生活の『注意情報』がたくさんあって気が滅入ってしまいますよね。
そこで『ざっくり』とではありますが、外食で食べるなら『和・洋・中のどれが良いのか』という観点で見てみたいと思います。
和食は妊婦におすすめメニューはどんなのが良い?
和食は基本的に低脂質で高タンパクなものが多いので基本的にはおすすめです。ただし、お寿司だけは妊娠中に食べ過ぎると水銀の蓄積や免疫力が抑えられている時期なので食中毒がちょっと心配です。
なので、お寿司に行く場合は水銀の含有量が多いメバチマグロとキハダマグロは出来るだけ避けて選ぶようにしましょう。
ちなみに厚生労働省のデータによると『メバチマグロは1週間で80g』『キハダマグロは1週間で160g』程度に抑えておいた方が安全ということで推奨値制限が規制されています。
また、食中毒については『いくら』や『トビっこ』などの魚卵と貝類には注意が必要です。
いくらやトビっこでは日本国内での検疫で『リステリア菌』という細菌の感染が確認されています。
貝類はアサリやホタテなどを始めとする『二枚貝』がエサのプランクトンが原因による貝毒を持つことがありますので特に注意が必要です。
また、お刺身も腸炎ビブリオ菌という細菌が検疫で検出されたケースもあるので、外食以外にもスーパーで買ってきた『お刺身パック』などでも注意が必要です。
どうしても食べたい時は『ほとんどの細菌が加熱調理で死滅することが分かっているので、しっかり火を通して食べることが大切です。
洋食は高カロリー!量を控えめに
洋食は基本的に高カロリー高脂質なものが多いので食べてはいけないというわけではありませんが、その分『食べる量』を控えめにしたいところです。
また、洋食という括りの中では『イタリアン』には妊娠中に『絶対に食べてはいけない食材』が含まれています。
- 生ハム
- サラミ
- イタリアンパセリ
生ハムとサラミについては『トキソプラズマ』という土中から感染する細菌が存在する可能性が高いため妊娠中は避けましょう。
イタリアンパセリは、古来からヨーロッパにある言い伝えで『妊婦には食べさせてはいけない食材』とされています。ロシアでは『流産させたい妊婦にはイタリアンパセリを食べさせろ』という悪い言い伝えがあるほどなんだそうです。気を付けたいですね。
ただし、それ以外の外食については和食のように生食が少ないのが洋食の特徴なので、上記の生ハムとサラミ、イタリアンパセリ以外で避けなければならない食材はありません。
高カロリーで高脂質なステーキや糖質の高いホワイトソースのグラタンやライスが入っているドリア、ケーキなどおいしい料理が多いのですが、その分『食べる量を控えめに心がけること』で太りすぎや血糖値の急上昇を予防するようにしましょう。
中華料理は加熱調理が基本なので安全
中華料理は良くテレビで見かけるように『鍋の周りからも噴き出すほどの火力で調理するもの』というイメージがありますよね。実際にその通りで素材にしっかり加熱されているという意味では『食中毒にはほぼならない』と考えて良いでしょう。
問題は、中華料理で非常に良く登場する『香辛料』と『焼き・揚げで使う油』です。
ギョウザならば『焼き餃子ではなく水餃子にする』とか、香辛料の使用量が半端ない『四川省名物の麻婆豆腐』は食べる量を控えめにしておきたいところです。
この基本的なポイントと言える『油と香辛料』さえ意識しておけば、あとは安全性の高さについては前述の通りで安心して楽しめるのが中華量のメリットと言えそうですね。
外食に行くペースはどのくらい?
妊娠中は産後にほとんど外食を楽しむ機会がないと考えると『今のうちにたくさん楽しんでおこう!』とおすすめしましたが、中には『外食に行くペースはどのくらいが良い?』と気になる方もいらっしゃるかも知れませんね。
そこで、わたし自身もできる範囲で調べてみたのですが『外食に行くペースや月当たりの回数などは気にせず楽しもう』という意見が多かったようです。
もちろん家計の中で可能な範囲は守るべきですが、週一回に決めようとか月で○回までにしようとか『決め打ち』までしてガチガチに考える方がよほどストレスの原因になる可能性が高いということを意識しておきたいですね。
妊娠中はホルモンバランスの変化がとても激しいので『食事を作る気にはなれないけどコンビニ弁当はちょっと旦那にも悪いし・・』という日だってあるでしょう。
そんな日は、旦那さまを誘って積極的に外食んじ出掛けてストレス発散に利用してみてはいかがでしょうか♪