
妊娠中はカフェインを含むお茶やコーヒー、紅茶などの飲み物は出来るだけ飲まない方が良いというのは良く知られてますよね。このサイトを読んでくださっている妊婦さんも意識して避けているという方も多いんじゃないでしょうか。
そこで、近年『カフェインレスの飲み物』ということで注目度が上がっているのが『杜仲茶(とちゅうちゃ)』です。
高血圧の防止やコレステロール値の上昇防止などいろいろな効果がある杜仲茶は妊婦にとってどんなメリットや効果・効能があるのか飲み方や味はどんなの?などいろいろな疑問を分かりやすくご紹介したいと思います。
杜仲茶ってどんなお茶?
杜仲茶は、もともと中国原産の落葉高樹『杜仲の樹』の焙煎した葉で煎れたお茶で、もともとは広くヨーロッパにも存在した樹木なんだそうですが、現在では中国国内でのみ存在している樹木です。

杜仲の樹の葉がお茶に利用される一方で杜仲の樹皮も漢方薬として中国では古くから使われていました。ちなみに杜仲の樹皮は漢方薬として、そして杜仲茶は食品としての分類になっています。
杜仲茶の効果は?
杜仲茶の効果は、妊娠中の検診でも重要項目になる血圧の降下や腎機能、肝機能の正常化などがあるとされています。
妊娠中は腎機能や肝機能が落ちやすく、そのため妊娠糖尿病や妊娠中高血圧症候群などの病気リスクが高いため『かなり厳しい減塩生活』を送るように指導されたり、厚生労働省の推奨値でもかなり控えめな塩分摂取量が設定されたりしています。
杜仲茶を飲めばそれだけで塩分たっぷりの味付けの濃い食べものを食べても良いというわけではありませんが、減塩生活を実践しているにもかかわらず、なかなか血圧が下がらない・高いままだ・・と悩んでいる方は妊婦さんに限らず杜仲茶がおすすめなんですね。
杜仲茶にダイエット効果はあるの?
杜仲茶そのものにはダイエット効果はないとされていますが、体内の毒素を腎機能を高めることで排出を助けてくれて、尿や汗で出してくれる利尿作用があり、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)が血管の中に血栓を作る健康被害を阻害する働きがあると言われているため、カロリー消費を大きくすることや摂取カロリーを控えめにすることで、ただ痩せるだけではなく『体内から不必要な毒素を排出して健康的に痩せることができる』ということもできますね。
杜仲茶の味は?
杜仲茶の味は『ほんのりとした苦味に加えて後味にかすかな甘みを感じるもの』と表現すると分かりにくいかも知れませんね。要するに、ほんのちょっと甘みがある“ほろ苦い味”のお茶です。
杜仲茶の味は、茶葉の焙煎具合で決まるんだそうです。焙煎が高温で良く煎じられているものであればあるほど苦味が出てきて、その反面、焙煎温度が低く短時間で煎じたお茶は苦味が少ない反面、味が薄く生臭いと感じるものとされています。
つまり、同じ『杜仲茶』と言われて売られているものでも個体差が大きく出るのが杜仲茶の味なんですね。
妊娠中に杜仲茶は飲んで良いの?飲む量はどのくらい?
結論から言うと『妊娠中にも杜仲茶を飲むのはまったく問題ありません。どころかむしろおすすめです♪
先ほど、杜仲茶の効果の部分でもお話しましたが、杜仲茶には血圧を下げてくれる他にも腎機能や肝機能の正常化もあることが認められていて、日本では医薬品認定はされていませんが、海外では医薬品扱いされている国もあるくらいなんだそうです。
じゃあ『妊婦さんが一日に飲むべき杜仲茶の量は?』という疑問が出てくるのは当然ですよね。
これも結論から言うと『毎日の水分補給をすべて杜仲茶で事足りるようにしよう!』なんていうのは明らかに飲み過ぎです。
具体的にどのくらい飲めば良いのという疑問については個人差による体質の違いがあるので難しい部分がありますが、あくまでも『常識的な範囲で楽しむようにする』というのが良いでしょう。
普通に健康体の方なら『1日にマグカップで3~4杯程度』というのが良いのではないかと思います。
その理由は、腎機能を高めてくれて尿として排出してくれる助けになるということは『利尿作用が高い反面、飲み過ぎると下痢を起こしやすかったり、脱水症状を起こしやすい』とも言えるからです。
これは、杜仲茶の成分の中にカリウムが含まれているからで、杜仲茶を飲み過ぎることでカリウムを摂りすぎると『高カリウム血症』という病気のリスクも考えられるからです。
なんらかの障害でもともと腎機能や肝機能が低い方がカリウムを摂りすぎると却って体内のミネラルバランスを崩すことになるので、その点には杜仲茶にも注意が必要なんですね。
妊娠中に杜仲茶を飲むメリット
杜仲茶(とちゅうちゃ)は中国原産の健康茶で、ノンカフェインで妊婦さんにも安心して飲めるお茶です。 妊娠中に起こりやすい体調変化のサポートや、リラックス効果が期待できます。
- むくみ対策
杜仲茶には利尿作用があり、体内の余分な水分を排出してくれる働きがあります。妊娠中に気になる足や手のむくみ対策にも◎。 - 血圧を安定させる
杜仲茶に含まれる「ゲニポシド酸」は、血圧を整える作用があるといわれています。妊娠高血圧症の予防にも役立つ可能性があります。 - 冷えの改善
体を内側から温める作用があり、妊娠中の冷え対策にもぴったり。ホットで飲むのがおすすめです。 - ストレス・リラックス効果
香ばしい香りがリラックスを促し、心身を穏やかに整えてくれます。 - カフェインゼロで安心
杜仲茶はカフェインを含まないため、就寝前でも安心して飲むことができます。
妊娠中に杜仲茶を飲むときの注意点
杜仲茶は健康に良いお茶ですが、妊娠中は体の反応が変わりやすく、注意したいポイントもあります。
- 飲みすぎには注意
杜仲茶には利尿作用があるため、飲みすぎると体の水分が失われて脱水やお腹の張りを感じることがあります。1日1〜2杯を目安にしましょう。 - ブレンド茶は成分を確認
市販のブレンド茶の中には緑茶やウーロン茶が含まれるものもあり、カフェインが入っている場合があります。「杜仲茶100%」の表示を確認して選びましょう。 - 薬を服用している場合は医師に相談
高血圧治療薬や利尿剤を使用している場合、作用が重なることがあります。かかりつけ医に相談のうえで取り入れるのが安心です。 - 妊娠初期は少量から試す
妊娠初期は体がデリケートな時期。初めて飲む場合は少量(半カップ程度)から様子を見ましょう。
杜仲茶の煎れ方は?
杜仲茶は市販のものでは、ティーパックのものと茶葉のままの『リーフ』として売られているものがあります。
分量は水1リットルにつき杜仲茶葉が3gとして、約10分~15分の間、中火にして煮出すように煎れることで杜仲茶葉の中のカリウムなどのミネラルがにじみ出てくるので健康効果が高いという評判通りの杜仲茶になるそうです。
せっかくですから『ちゃんと正しい煎れ方で杜仲茶の効果やメリットを生かす』ようにしたいですね。
杜仲茶のおいしい飲み方は?
杜仲茶の味のところでも『ほんのりとした甘みを感じるほろ苦い味』と書きました。ですが、これは焙煎具合が絶妙な品質の良い杜仲茶の場合で、品質が良くない杜仲茶の場合は味が薄かったり生臭かったり、その逆に『焙煎が過ぎて焦がしてしまったような苦味だけじゃなく渋味を感じるもの』もあるかも知れません。
また、そもそも健康に良いというから飲んでいるだけで本当はお茶の苦み自体が苦手という方もいらっしゃると思います。
そんな具合で品質や感じ方の個人差も埋めておいしく杜仲茶を飲む方法で一番簡単な方法は『ハチミツ杜仲茶』です。

杜仲茶の個体差による苦みや風味の悪さもハチミツを加えることで飲みやすくすることができます。
紅茶にもレモンティーやアップルティー、オレンジマーマレードを加えたロシアンティーなどがあるように、自由に加えるものを変えて自分がおいしいと思えるような飲み方を工夫できるのも杜仲茶のメリットの一つと言えるかも知れませんね。
妊婦さんの体験談
- 「むくみが楽になりました」
「妊娠後期に足のむくみがつらくて杜仲茶を飲み始めました。1日1杯にしたら、少しずつ楽になって寝つきも良くなりました。」(30代前半/妊娠8ヶ月) - 「夜のリラックスタイムにぴったり」
「カフェインが入っていないので寝る前にも飲めるのが嬉しい。香ばしい香りで気分が落ち着きます。」(20代後半/妊娠中期) - 「飲みすぎてお腹が張った…」
「美味しくてつい飲みすぎたら、少しお腹が張る感じが。今は1日1杯にしています。」(30代後半/妊娠後期)
杜仲茶は飲み方次第で快適に過ごせるサポートになります。 体調を見ながら、無理のない範囲で取り入れてみましょう。
よくある質問(Q&A)
- Q1:妊娠初期でも杜仲茶を飲んで大丈夫?
- A:はい、基本的には問題ありません。ただし初めて飲む方は、体調の変化に注意して少量から始めましょう。
- Q2:杜仲茶にはカフェインが入っていますか?
- A:杜仲茶は完全にノンカフェインです。夜のリラックスタイムや授乳中でも安心して飲めます。
- Q3:毎日飲んでもいいですか?
- A:1日1〜2杯程度であれば問題ありませんが、体調に合わせて休みながら飲むのがおすすめです。
- Q4:むくみに効果はありますか?
- A:杜仲茶には利尿作用があり、体内の余分な水分を排出してくれるため、むくみの軽減に役立つといわれています。
- Q5:授乳中にも飲めますか?
- A:はい、授乳中もカフェインレスなので安心です。ただし、母乳の味が変わったと感じる場合は一時的に控えましょう。
まとめ|妊娠中の杜仲茶は“飲み方次第で安心”
杜仲茶はノンカフェインで妊娠中にも飲みやすい健康茶です。 むくみや冷え、リラックスなどのサポートにも役立ちますが、飲みすぎには注意が必要です。
1日1〜2杯を目安にし、体調の変化を感じたら一旦お休みしましょう。 医師に相談しながら上手に取り入れることで、妊娠期の体と心をやさしく整えてくれます。
※本記事は厚生労働省・日本産科婦人科学会の公開情報を参考に作成しています。個人の体調に応じて医師の指導を受けてください。