こんにちは!いよいよ赤ちゃんに会える日が近づいてきましたね。今、このブログを読んでくださっているあなたは、きっと妊娠後期、もしかしたら臨月に入り、ドキドキとワクワク、そしてちょっぴり不安な気持ちで毎日を過ごされているのではないでしょうか。
お腹が大きくなって体が重かったり、マイナートラブルに悩まされたり…。「早く赤ちゃんに会いたい気持ち」と「陣痛や出産へのちょっぴりの怖さ」が入り混じって、落ち着かない気持ちになることもありますよね。
この妊娠後期という時期は、赤ちゃんを迎える準備をする大切な時間であり、同時にママ自身が心と体を整えるための最後の時間でもあります。
今回は、陣痛が来る前に「これだけはやっておきたい!」ということをリストアップし、それぞれの準備がなぜ大切なのか、そしてこの時期を心穏やかに過ごすためのヒントを、妊娠中のママさんに寄り添う気持ちでお伝えします。
妊娠後期の体と心 – 今、どんな状態?
妊娠後期、特に臨月(妊娠36週以降の正産期)に入ると、体と心には様々な変化が起こります。
- 体が重い、疲れやすい: お腹が大きくなり、重心が変わるため、腰や背中に負担がかかりやすくなります。少し動いただけでも息切れしたり、疲れを感じやすくなります。
- 頻尿、むくみ、腰痛: 赤ちゃんが膀胱を圧迫したり、体の水分量が増えたりすることで起こりやすい症状です。
- 胎動の変化: 赤ちゃんが大きくなり、子宮内のスペースが限られてくるため、胎動の感じ方が変わることがあります。
- 前駆陣痛: 不規則なお腹の張りや痛みが起こることがあります。「これが陣痛かな?」とドキドキしますが、多くはすぐに治まります。
- 情緒不安定、不安感: ホルモンバランスの変化や、出産への未知なる不安から、気持ちが揺れ動きやすくなることがあります。
- 巣作り本能(ネスト本能): 急に家の片付けや赤ちゃんを迎える準備に駆り立てられることがあります。
これらの変化は、体が赤ちゃんを迎える準備を進めているサインです。つらいな…と感じることも多いと思いますが、今のあなたの体は本当に一生懸命頑張っています。まずはそんな自分を優しく労ってあげてくださいね。
陣痛が来る前に!【体の準備】
出産には体力が必要です。無理のない範囲で体を動かし、心と体の準備をしましょう。
1.適度な運動で体力をつける&骨盤を柔らかくする
医師や助産師さんから止められていなければ、積極的に体を動かしましょう。
- ウォーキング: 一番手軽でおすすめです。お散歩気分で、景色を楽しみながら歩くと気分転換にもなります。足元に気を付けて、転ばないように注意してくださいね。
- マタニティヨガ・ピラティス: 呼吸法やリラックス法を学びながら、出産に必要な筋力や体の柔軟性を高めることができます。(→ マタニティヨガやピラティスについてはこちらの記事もどうぞ)
- スクワット: 陣痛中のいきみや、骨盤を開きやすくするのに役立つと言われます。手すりなどにつかまって、無理のない範囲で行いましょう。妊娠中の急激な体重増の対策としても人気の運動です。
ポイント: 疲れたらすぐに休むこと。水分補給を忘れずに!のどが渇いていると感じているときはすでに体に水分が足りていないといわれています。その前に水分を補給するようにしましょう。
2.十分な休息と睡眠をとる
赤ちゃんが生まれたら、まとめて眠れる時間はなかなか取れません。今のうちに、できるだけ休息を取りましょう。
- 昼寝: 短時間でも良いので、眠くなったら遠慮なく昼寝をしましょう。
- 寝る体勢を工夫: クッションを挟むなど、楽な体勢を見つけましょう。抱き枕なども役立ちます。
- リラックスできる環境作り: 寝室を快適な温度にしたり、寝る前に温かい飲み物を飲んだり、アロマを焚いたりするのもおすすめです。
「寝溜めはできない」と言いますが、今の休息は産後の回復にも必ず繋がります。
3.会陰マッサージを始める(必要に応じて)
会陰の伸びを良くし、裂傷や会陰切開のリスクを減らす可能性があると言われています。全ての人が行う必要はありませんが、興味があれば始めてみましょう。やり方は自己流ではなく、助産師さんに相談したり、信頼できる情報源を参考にしてください。
4.バランスの良い食事と水分補給
赤ちゃんのためにも、ママ自身の体力を維持するためにも、バランスの取れた食事を心がけましょう。そして、むくみやすい時期ですが、体の巡りのためには水分補給もしっかり行うことが大切です。
陣痛が来る前に!【心の準備】
出産への不安を和らげ、落ち着いて当日を迎えるために、心の準備も大切です。
5.バースプランを考える・整理する
「どんなお産にしたいか」「何を大切にしたいか」を整理してみましょう。これは医療者に伝えるだけでなく、自分自身の気持ちを整理するためにも役立ちます。全てがプラン通りになるとは限りませんが、「こうしたいな」という希望を持つことは、お産に主体的に向き合う力になります。
6.呼吸法やリラックス法を練習する
陣痛の痛みを逃がしたり、リラックスしたりするのに役立つ呼吸法などを学んでおくと、本番で落ち着いて対処しやすくなります。マタニティヨガなどで習ったことを復習するのも良いでしょう。
7.パートナーとよく話す
出産の立ち会いについて、陣痛中のサポート、入院中のこと、そして赤ちゃんが生まれた後の育児分担など、パートナーとしっかり話し合いましょう。不安な気持ちや考えていることを共有することで、一人で抱え込まずに済みます。
8.不安な気持ちを誰かに話す
出産への不安はあって当然です。助産師さん、母親学級で知り合った仲間、家族、友人など、信頼できる人に今の気持ちを話してみましょう。話すだけでも気持ちが楽になることがあります。
9.赤ちゃんに会えるイメージを持つ
無事に赤ちゃんを抱っこする姿、赤ちゃんとの生活など、ポジティブなイメージを膨らませましょう。楽しみな気持ちを大切にすることで、不安な気持ちが和らぎます。
陣痛が来る前に!【モノの準備】
いざという時に慌てないように、物の準備は早めに済ませておきましょう。
10.入院バッグの最終確認&置き場所を決める
入院に必要なものをまとめたバッグは、すぐに持ち出せる場所に置きましょう。中身の最終確認をしておくと安心です。(持ち物リストは病院からもらうものを参考にしてくださいね。)
11.赤ちゃんを迎える環境整備(巣作り)
ベビーベッドの組み立て、肌着や衣類の準備、おむつやミルク(必要な場合)のストックなど、赤ちゃんを迎えるための部屋の準備をしましょう。掃除や片付けをしたい!という気持ちになったら、無理のない範囲で行うと、気持ちもスッキリします。
12.上の子がいる場合は、預け先の確認
上のお子さんがいる場合は、陣痛が来た時に誰に預けるか、事前に確認し、その準備もしておきましょう。
陣痛が来る前に!【その他の「やっておきたいこと」】
これは必須ではありませんが、「やっておけばよかった!」と後悔しないために、もし余裕があれば検討したいことです。
- 美容室やネイルに行く: 産後は自分のことに時間をかけにくくなります。綺麗にしておくと、赤ちゃんとの写真撮影もより楽しくなりますよ。
- 夫婦二人での時間を楽しむ: 外食に行ったり、家でゆっくり映画を見たり。二人きりの時間を大切に過ごしましょう。
- 好きなものを食べに行く: 産後は食事に気を遣うこともあるので、今のうちに!
- 会いたい人に会っておく: 産後はしばらく会えなくなる人もいるかもしれません。
- 役所手続きなどの確認: 出生届や児童手当など、産後に必要となる手続きについて、今のうちに確認しておくとスムーズです。
(💡 ちょっと気になる「陣痛ジンクス」の話もありますが、科学的根拠は薄いものが多いです。焼肉を食べたり、スクワットをしたり、オロナミンCを飲んだり…など、あくまで「ジンクスの一つ」として、楽しむ程度に考えましょうね!)
陣痛ジンクスの結論!出産を早めるための人気ジンクス12選 | 妊娠中プレママ応援団
いよいよ陣痛かも?落ち着いて行動するために
いざ陣痛が来たかな?と感じたら、慌てずに!
- 陣痛の間隔を測るアプリなどを活用する。
- 病院から指示されたタイミング(陣痛間隔や破水など)で連絡する。
- 入院バッグの最終確認をして、忘れ物がないかチェック。
- 深呼吸をして、リラックスを心がける。
落ち着いて行動するためにも、事前に病院への連絡方法やタイミングを確認しておくことが大切です。
まとめ:一つずつ準備して、赤ちゃんとの対面を楽しみに
妊娠後期の過ごし方と、陣痛が来る前にやっておきたいことリスト、いかがでしたか?
たくさんの準備があって大変そう…と感じたかもしれません。でも、これらは全て、あなたと赤ちゃんが安心して出産を迎え、笑顔で対面するための大切なステップです。
全てを完璧にこなす必要はありません。今の体調や気持ちに合わせて、できることから、一つずつ、無理なく進めていきましょう。
準備が進むにつれて、出産への不安が和らぎ、赤ちゃんに会える楽しみな気持ちがどんどん大きくなっていくはずです。
この妊娠後期という尊い時間を大切に過ごし、心と体の準備を整えてくださいね。あなたの出産が穏やかで、赤ちゃんとの感動的な対面となりますよう、心から応援しています!