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妊娠中の虫刺され:夏のお出かけも安心!「かゆみレス」予防&対処法

日差しが気持ち良い夏は、お出かけも増える季節ですが、同時に気になるのが蚊やその他の虫たち。妊娠中は、普段よりも虫に刺されやすくなったり、刺された後の腫れやかゆみがひどくなったりすることがあります。

「お出かけしたいけど虫刺されが心配…」そんなママさんのために、夏のお出かけも安心な「かゆみレス」予防&対処法をご紹介します。

なぜ夏は虫刺されに要注意? 妊婦さんの体の変化とリンク

夏は虫たちの活動が活発になる季節ですが、妊娠中のママさんは特に虫刺されに注意が必要です。その背景には、妊娠による体の変化が関係しています。

  • 体温の上昇: 妊娠中は基礎体温がやや高めになり、体温が上昇すると、蚊などの虫は寄り付きやすくなると言われています。
  • 血液量の増加: 妊娠中は体内の血液量が増え、血行が良くなることで、虫刺されの炎症反応が強く出やすくなることがあります。
  • ホルモンバランスの変化: 妊娠ホルモンの影響で、皮膚が敏感になったり、アレルギー反応が強く出やすくなったりする可能性も考えられます。
  • 呼気の変化: 妊娠中は呼吸量が増え、呼気中の二酸化炭素濃度が上がるため、蚊が感知しやすくなるとも言われています。

これらの変化により、普段よりも虫に刺されやすく、さらに刺された後にひどく腫れたり、かゆみが強くなったりすることがあるのです。

夏のお出かけも安心!「かゆみレス」予防&対処法

1. 「お出かけ前」の徹底予防

  • 虫よけ剤は「選んで使う」: 妊娠中でも使用できる、ディート(濃度10%以下推奨)やイカリジンを主成分とする虫よけ剤を選びましょう。直接肌に塗るのを避け、服や帽子にスプレーする、アームカバーに吹きかけるなど、工夫して使いましょう。初めて使う際は、目立たない場所で試してからにしてください。
  • 服装で「守る」: 夏でも、できるだけ長袖・長ズボン、帽子を着用し、肌の露出を減らしましょう。薄手の素材や、UVカット機能のあるものを選ぶと、暑苦しくなく快適に過ごせます。薄い色の服は虫が寄りにくいと言われています。
  • ベビーカーや抱っこ紐の虫よけ対策: 赤ちゃんが生まれてからのために、ベビーカー用の虫よけネットや、抱っこ紐用の虫よけカバーなども検討しておくと良いでしょう。

2. 「刺されてしまったら」迅速な対処

  • 「冷やす」が基本: 刺されたらすぐに、保冷剤や冷たい濡れタオルで患部を冷やしましょう。かゆみを抑え、腫れを軽減する効果があります。コンビニなどで売られている冷却シートも便利です。
  • 「掻かない」を意識: 掻いてしまうと、かゆみがさらに増したり、皮膚を傷つけて細菌感染を起こしたりする可能性があります。我慢できない時は、冷やしたり、上から軽く叩いたりして、掻きむしらないようにしましょう。
  • 妊娠中でも「安心」な薬の選択: 市販の虫刺され薬の中には、ステロイド成分が含まれているものもあります。必ずかかりつけの産婦人科医や薬剤師に相談し、妊娠中でも使用できるか確認してから使いましょう。非ステロイド系の外用薬や、かゆみ止めの成分が少ないものから試すのがおすすめです。
  • 「おかしいな」と感じたら受診: 虫刺されの範囲が異常に広い、熱を持っている、痛みが強い、発熱や倦怠感があるなど、いつもと違う症状が見られた場合は、自己判断せずにすぐに産婦人科医や皮膚科を受診しましょう。

3. 「自宅」での虫よけ対策

  • 網戸や隙間のチェック: 窓や玄関に網戸を設置し、破れや隙間がないか定期的にチェックしましょう。
  • 水たまりをなくす: 蚊はわずかな水たまりでも繁殖します。庭やベランダの植木鉢の受け皿、古タイヤなどに水が溜まっていないか確認し、水を捨てるようにしましょう。
  • アロマやハーブの活用: レモングラスやユーカリ、シトロネラなどのアロマオイル(妊娠中に使用できるか確認)や、ハーブを置いて、虫を寄せ付けない工夫をするのも良いでしょう。

【ここがポイント!】

産後のママさんへ:産後も、体質が変化したり、慣れない育児で体力が消耗したりすることで、虫刺されがひどく腫れることがあります。赤ちゃんがいると、自分のケアは後回しになりがちですが、かゆみを我慢するとストレスが溜まります。赤ちゃんのお世話で忙しい中でも、ご自身の体を労わる時間を大切にしてください。赤ちゃん用の虫よけ剤や、赤ちゃんにも使えるかゆみ止めなど、家族みんなで使えるアイテムを常備しておくと便利です。もしひどく腫れたり、体調に異変を感じたら、迷わず医療機関を受診してくださいね。ママさんの笑顔が、赤ちゃんにとって一番の安心です。

Q&A:妊娠中の虫刺されと夏のお出かけ

Q1: 夏に公園へお散歩に行きたいのですが、虫が心配です。おすすめの虫よけ対策はありますか?
A1: 夏の公園は虫が多いので、長袖・長ズボンを着用し、帽子をかぶるのが基本です。妊娠中でも使える虫よけスプレーを服や帽子に吹きかけ、足首や手首など露出する部分には、少量だけ使用するなど工夫しましょう。日中の暑い時間は避け、比較的涼しく、虫の少ない時間帯(午前中早めや夕方)を選ぶのも良いでしょう。虫の多い場所を避けることも大切です。
Q2: 妊娠中に蚊に刺されて、デング熱などの感染症が心配です。
A2: 日本国内でのデング熱などの蚊媒介感染症の発生は稀ですが、可能性はゼロではありません。海外渡航を予定している場合は、必ず事前に医師に相談し、適切な予防策を確認しましょう。国内でも、蚊に刺されない予防策を徹底することが最も重要です。刺されて発熱や発疹などの症状が出た場合は、迷わず医療機関を受診してください。
Q3: 虫刺され跡が色素沈着して残ってしまいます。妊娠中にできるケアはありますか?
A3: 妊娠中はホルモンバランスの影響で、色素沈着しやすくなることがあります。虫刺され跡が残るのを防ぐためには、まず「掻かない」ことが一番大切です。掻きむしると炎症が悪化し、色素沈着しやすくなります。刺されたらすぐに冷やし、かゆみ止めを適切に使いましょう。紫外線を浴びると色素沈着が濃くなることがあるので、日焼け止めや衣類で紫外線対策も忘れずに行いましょう。
Q4: 夏のキャンプやバーベキューに誘われました。妊婦でも参加して大丈夫ですか?
A4: 参加は可能ですが、虫刺され対策を万全にすることが非常に重要です。長袖・長ズボンの着用、帽子、虫よけ剤の使用は必須です。火を使う場合は、火の近くに行きすぎないように注意し、体調が悪くなったらすぐに休める場所を確保しましょう。無理はせず、体調優先で判断してください。
Q5: 産後、赤ちゃんが虫に刺されたらどうすれば良いですか?
A5: 赤ちゃんが虫に刺されたら、まずは患部を優しく冷やしてあげましょう。掻きむしらないように注意し、清潔に保ってください。市販の赤ちゃん用の虫刺され薬もありますが、生後数ヶ月の赤ちゃんには使用できないものもありますので、必ず小児科医や薬剤師に相談してから使用しましょう。ひどく腫れる、発熱などの症状がある場合は、すぐに小児科を受診してください。赤ちゃん用の虫よけ対策も忘れずに行いましょう。

夏の虫刺されは、ママと赤ちゃんにとってストレスになることもあります。早めの予防と、適切な対処で、「かゆみレス」な夏のお出かけを楽しんでくださいね。