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「妊娠超初期?初期って何すればいいの?」妊娠初期(~13週)の体の変化と健康的な過ごし方ガイド

妊娠が分かってすぐの「妊娠初期」は、目には見えなくても、お腹の赤ちゃんがすごいスピードで成長し、ママの体も大きく変化を始める、とても大事で敏感な時期です。

つわりが辛かったり、体がだるかったり、先の見えない不安に襲われたり…人によって様々ですが、毎日の過ごし方に悩む方もいらっしゃるかもしれません。

「妊娠初期って、無理せず安静にしていた方がいいの?」「どんなことに気をつけたらいいの?」など、疑問がたくさん出てくる頃ですね。

 

この記事では、妊娠初期(妊娠0週~13週)に起こる主な体の変化、この時期に特に大切にしたい安全な過ごし方、そして注意すべきポイントについて、あなたの不安な気持ちに優しく寄り添いながら、分かりやすくお伝えします。さらに、妊娠初期の過ごし方に関するよくある疑問にもQ&A形式でお答えします。

妊娠初期は無理をせず、ご自身の体と心に耳を傾けながら、赤ちゃんとの新しい日々を穏やかに始めていく大切な時期です。妊娠しているからこそ心身ともに心地よく過ごすためのガイドとして、ぜひ参考にしてください。そして、体の変化や不安で気になることがある場合は、迷わず専門家(かかりつけ医や助産師)を頼ってください。

妊娠初期ってどんな時期?体の変化と大切なこと

妊娠初期は、最終月経の開始日を妊娠0週0日としてカウントし、妊娠13週6日までを指します。妊娠2ヶ月頃には赤ちゃんの心拍が確認できるようになり、脳や内臓など体の重要な部分が形成される、非常に大切な時期です。

一方、ママの体には以下のような様々な変化が現れます。

  • つわり: 吐き気、嘔吐、食欲不振、食べ物の好みの変化、においに敏感になるなど、多くの妊婦さんが経験します。個人差が大きく、全くない人も、とても敏感な人もいます。(→妊娠中のつわりに関する記事も参考に)
  • 眠気と倦怠感: ホルモンバランスの変化や体の変化に対応するため、強い眠気やだるさを感じやすくなります。
  • 頻尿: 子宮が大きくなり、膀胱を圧迫することで、トイレが近くなります。
  • 基礎体温の上昇: プロゲステロンの作用で、基礎体温が高い状態が続きます。
  • 胸の張り: ホルモンの影響で、バストが張ったり、触覚が敏感になったりします。
  • 理由のわからない不安感や気分の落ち込み: ホルモンバランスの変動が、心にも影響を与え、感情的な不安定さを感じることがあります。(→妊娠中の不安に関する記事も参考に)

これらの変化は、体が妊娠という特殊な状態に適応しようとしている必要不可欠なサインです。無理せず、体の声に耳を傾けることが大切です。

妊娠初期に特に大切にしたい過ごし方

妊娠初期は、赤ちゃんの成長にとって非常に重要な時期であるとともに、ママの体調も不安定になりやすい時期です。無理せず、妊婦さんの体の安全を第一に考えた過ごし方を心がけましょう。

  • 十分な休息を最優先に:
    眠気やだるさを感じたら、無理せず休息を取りましょう。家事などは完璧を目指さず、できる範囲で行い、横になる時間を作りましょう。睡眠時間を確保することも大切です。(→妊娠中睡眠不足に関する記事 も参考に)
  • バランスの良い食事と水分補給:
    つわりで食事が難しい時期ですが、食べられるものを食べられる時に摂るようにしましょう。特定の食品だけを摂るのではなく、可能な範囲で様々な食品から栄養を摂るように心がけます。特に赤ちゃんの健やかな成長に必要な葉酸は、妊娠初期に非常にとても大事な栄養素です。食事の栄養で摂取するのが理想ではあるのですが、出産に向けて必要になる葉酸を食事からだけで摂取するのは難しく、サプリメントで補うことも検討しましょう。脱水症状を防ぐため、こまめな水分補給も忘れずに行います。
  • タバコとアルコールは避ける:
    タバコとアルコールは、赤ちゃんの成長や発達に深刻な影響を与える可能性があります。妊娠が分かったら積極的にやめましょう。受動喫煙も避けてください。周囲に喫煙者がいる場合も自分の身だけではなく、お腹の中の赤ちゃんの安全も考えるようにしましょう。
  • 無理のない範囲での適度な活動:
    「安静にしなきゃ」と思いつめる必要はありません。体の調子が良い時は、無理のない範囲で日々の生活を送ったり、軽めのウォーキングなどをしたりするのは問題ありません。ただし、激しい運動や、体に負担のかかる作業は避けましょう。
  • ストレスを溜め込まない:
    妊娠初期は心も不安定になりやすい時期です。不安や悩みを一人で抱え込まず、パートナーや家族、友人に話を聞いてもらう、リラックスできる時間を持つなど、自分に合ったストレス解消法を見つけましょう。
  • 人混みを避ける:
    感染症にかかりやすい時期でもあります。風疹やインフルエンザなど、妊娠中に感染すると赤ちゃんに影響が出る可能性がある病気もありますので、不必要な人混みは避け、手洗いうがいを徹底しましょう。
  • 医薬品の使用に注意:
    市販薬やサプリメントの中には、妊娠中に使用が推奨されないものがあります。 医療機関から処方された薬以外は、自己判断で使用せず、必ず医師や薬剤師に相談してください。妊娠する前から処方された薬なども、妊娠中に使えるものなのかを医師に確認することも大事なことです。

【重要】こんな時は迷わず医療機関へ連絡・受診を!

妊娠初期は体の変化も大きく、不安になりやすい時期です。妊娠中は当たり前な変化であることも多いですが、中には医療的な対応が必要なサインもあります。以下のような場合は、「大丈夫かな?」と自己判断せず、必ずかかりつけ医または医療機関に連絡または受診してください。

  • 性器出血がある: 量に関わらず、出血が見られたらすぐに医療機関に連絡してください。
  • 深刻な下腹部痛がある: 生理痛のような軽い痛みは普通なこともありますが、我慢できないような痛みで長引く痛みの場合は注意が必要です。
  • つらいつわりで、水分も摂れない、何も食べられない、体重が著しく減った: 脱水症状や栄養不足のリスクがあります。
  • 発熱がある: 感染症の可能性があります。
  • 悩ましい体の不調がある: 我慢できないほどの倦怠感や痛みなど。

不安な気持ちも、どうぞ医療機関で相談してください。専門家が、あなたの状態を正確に評価し、適切なアドバイスやサポートをしてくれます。

妊娠初期の過ごし方に関するQ&A

Q1:妊娠超初期って、妊娠初期と違うんですか?いつから妊娠初期?
A1:「妊娠超初期」は、医学的な定義がある言葉ではありません。一般的には、妊娠が判明するよりも前の、妊娠1ヶ月(妊娠2週~3週頃)の時期を指して使われることが多いようです。医学的には、最終月経開始日から妊娠13週6日までを「妊娠初期」と呼びます。妊娠に気づくのは一般的には妊娠2ヶ月(妊娠4週~7週)頃が多いので、気づいた時点から妊娠初期の過ごし方を意識すれば大丈夫です。

 

Q2:妊娠初期は絶対安静にした方が良いですか?仕事は続けても大丈夫?
A2:妊娠初期でも、医療的な理由(切迫流産など)で医師から絶対安静を指示されている場合を除き、必ずしも絶対的安静にする必要はありません。 体調が良い日は、無理のない範囲で毎日の生活や仕事を続けるのは問題ありません。ただし、倦怠感などのだるさを感じたらすぐに休息を取る、負荷の多い作業や長時間の立ち仕事は避けるなど、ご自身の体調に合わせて無理をしないことが非常に重要です。仕事については、職場の理解と協力を得ながら、業務内容を調整してもらうことも検討しましょう。不安な場合は、医師に相談して指示を仰いでください。

 

Q3:妊娠初期にやってはいけないことはありますか?
A3:妊娠初期に積極的に避けるべきなのは、タバコ(受動喫煙含む)とアルコールです。これらは赤ちゃんの成長に深刻な影響を与えまる可能性があります。その他、体に大きな負担をかける激しい運動や無理な作業、感染症にかかるリスクの高い行動(不必要な人混みなど)、妊娠中に安全性が確認されていない医薬品やサプリメントの自己判断での使用も避けるべきです。

 

Q4:妊娠初期のつわりが辛くて、推奨された食事や栄養が摂れません。赤ちゃんは大丈夫?
A4:つらいつわりで食事や栄養が十分に摂れない時期があっても、多くの場合、赤ちゃんの成長にすぐには深刻な影響が出ることは少ないです。赤ちゃんはママの体に蓄えられた栄養を使いながら育つからです。大切なのは、食べられるものを、食べられる時に、少しずつでも良いので摂ることです。水分補給だけは意識してしっかり行いましょう。特に葉酸は妊娠初期に重要なので、サプリメントなどを活用するのも良い方法です。きついつわりで水分も摂れない、体重が著しく減ったといった場合は、医療機関で相談し、医療的な対処(点滴など)を受けることも考えてください。

 

Q5:妊娠初期に旅行に行っても大丈夫ですか?
A5:妊娠初期は、つわりや倦怠感があったり、流産のリスクが比較的に高かったりする時期です。そのため、体調が良い場合でも、無理のない計画で、近場への旅行にとどめておくのが無難とされています。長時間の移動や、体に負担のかかるアクティビティ、衛生状態に不安がある場所への旅行は避けましょう。旅行前にかかりつけ医に相談し、許可を得てから行くのが安心です。特に体調に不安がある場合は、旅行は控えた方が良いでしょう。

まとめ:妊娠中は無理せず、体を労り、心身の安全を最優先に

妊娠初期は、お腹の赤ちゃんが急速に成長する一方、ママの体もつわりや倦怠感など様々な変化が現れ、不安定になりやすい時期です。目には見えなくても、新しい命を守り育むために体が一生懸命働いている大切な時期です。

この時期は、無理をせず、十分な休息を最優先にすることが最も大切です。バランスの良い食事と水分補給を心がけ、タバコとアルコールは積極的に避けましょう。適度な活動は問題ありませんが、体に負担をかけない安全な範囲で行います。またストレス溜め込まず、周りを頼ることも大切です。

性器出血や深刻な腹痛など、注意が必要なサインが見られた場合は、決して自己判断せず、必ずすぐに医療機関に連絡または受診してください。

妊娠初期は、ご自身の体と心に優しく寄り添いながら、無理なく、そして安全に過ごしてくださいね。心から応援しています!