妊娠中ダイエットの基本は、胎児の栄養バランスを考えながら低カロリーを目指すことです。そうなると、たくさんの野菜が凝縮され、カロリーも低く作られている野菜ジュースはダイエットに魅力的なように思えますよね。
しかし、いろんな情報が拡散しやすい現代では、そういった市販の野菜ジュースなどは、実はあまり飲んでも効果がない。といった噂もあります。
そこで今回は、妊娠中に野菜ジュースを飲んでも大丈夫なの?という基本的な疑問から
妊娠中の体重管理ダイエットに対してはどうなのか。
飲むならどれがオススメなのか。といった点を一緒に見ていきたいと思います。
妊娠中に野菜ジュースを飲んでも大丈夫?
妊娠中でも野菜ジュースを飲むこと自体は特に問題はありません。実際に野菜ジュースには、カルシウムや様々なビタミン、食物繊維などがたくさん含まれているものもあり、そういったものを選ぶことでむしろ食事で補えなかった栄養をカバーすることができますし、プラスの面もあります。
ただし、市販の手ごろな野菜ジュースを飲む際は、塩分と糖分に気をつけなければいけません。テレビコマーシャルなどを見ると、野菜ジュースは完璧な健康ドリンクのように見えてしまうかもしれませんが、実は市販の野菜ジュースは、ものによっては塩分や砂糖などがたくさん含まれているものもあるんです。
妊娠中ともなれば妊娠高血圧症候群のリスクや、妊娠糖尿病のリスクなども考えなければいけません。塩分や糖分がたくさん含まれているものを過剰に摂取してしまうとこれらの病気のリスクが高まってしまいます。
野菜ジュース自体は妊婦さんにとって嬉しい飲み物ですが、どんなものを選ぶか。これが大切なんです。
なので、市販の野菜ジュースを買う前に必ずパッケージの裏面をも見て塩分や糖分の添加されている量を確認するようにしましょう。
野菜ジュースのカロリーは?
市販の野菜ジュースのカロリーは、1本あたり40キロカロリーから80キロカロリーとなっています。
これは、1日に必要なカロリーの2%から4%になります。
野菜ジュースは、栄養分が高いので低カロリーで栄養補給が効率よくできます。
それに、日々の家事などで体を動かしているだけで野菜ジュースのカロリーは普通に消費できるのであまり太ることを気にせずに飲めるのもいいですね。
これは、1日に必要なカロリーの2%から4%になります。
野菜ジュースは、栄養分が高いので低カロリーで栄養補給が効率よくできます。
それに、日々の家事などで体を動かしているだけで野菜ジュースのカロリーは普通に消費できるのであまり太ることを気にせずに飲めるのもいいですね。
市販の野菜ジュースはどのくらい飲んで良いの?
一言で市販の野菜ジュースといっても、メーカーによって中身が全然違ってきます。なので一概には言えませんが、厚生労働省では、妊娠中のママさんは、1日あたり食塩の摂取量は7グラム未満が好ましいと言われています。
また、20代から40代の妊婦さんの摂取カロリー量は初期で1,700から2,350キロカロリー、中期で約1,900キロカロリーから2,550キロカロリー、後期で約2,100キロカロリーから2,750キロカロリーが目安だと言われています。
なので、気になっている野菜ジュースの塩分量やカロリーの量をしっかりと把握し、上記のような内容踏まえてどれくらい摂取できるかを計算するのが安全かと思います。
市販の野菜ジュースではどれがおすすめ?
市販の野菜ジュースで個人的にオススメなのは、塩分や糖分を使っていない野菜ジュースです。それに該当するのが、カゴメから出ている「野菜1日コレ1本」と伊藤園から出ている「1日分の野菜」と言う野菜ジュースです。
ただ、個人的に栄養面を重視するならば上記の野菜ジュースがオススメですが、実際に飲んでみたことがあるのですが、味の面では正直いまいちでした。
なお、砂糖、食塩、保存料無添加の野菜ジュースで、なおかつフルーツを合わせた野菜ジュースで飲みやすかったのが、伊藤園の「充実野菜 緑黄色野菜ミックス」と言う野菜ジュースです。飲みやすさ重視で選びたい方はこれがお勧めです。
市販の野菜ジュースは飲んでも意味がないって本当?
管理栄養士の資格を持っている友人と市販の野菜ジュースの話をしていた時の事なのですが、彼女曰く「市販の野菜ジュースは飲んでもあまり意味ないよ」との事でした。
今まで野菜ジュースは非常に優れた健康ドリンクだと思っていて飲み続けていた私にとっては、正直かなりショッキングでした。もちろんこれは彼女目線の意見ですので、あくまで個人の意見として見ていただきたいのですが、どうやら市販の格安の野菜ジュースと言うのは、製造過程で高温加熱処理をされていたり、野菜が持つたくさんの栄養が壊されてしまう要因がたくさんあるのだそうです。
実際に野菜を使っていてその野菜にはたくさんの栄養が含まれているため、栄養素が記載されているところでは、たくさんの栄養が入ってあるように書かれていますが、実際にその栄養がきちんと生きたものであるかどうかは不確かなのだそうです。
確かにそういわれてみれば、その種類の野菜をどれだけの量を使って絞った
そして、野菜ジュースに頼って栄養補給するくらいなら、本物の野菜や果物を食べる方がよっぽど確実だよ。とアドバイスを受けました。
野菜や果物の栄養を壊さず作るコールドプレスジュースなら安心
もしかするとダイエット情報に詳しい方ならば1度は耳にしたことがあるかもしれませんが、近年アメリカから日本にコールドプレスジュースという究極の野菜ジュースがやってきました。
これは野菜が持つ本来の酵素たくさんの栄養を壊さないように、特殊な低速ミキサーを使って作られた完全フレッシュな野菜ジュースです。正直値段は決して安いものではありませんが、どうしても野菜ジュースでダイエットや健康維持をしたい、お金がかかってもいいからちゃんとしたものを飲みたい。と言う場合は、いちど調べてみると良いかもしれません。
妊娠中に野菜ジュースでダイエットはどうなの?
ついこの間インターネットの質問サイトにて、野菜ジュースを飲むダイエットを妊娠中に行うのはどうですか?と言う質問を見ました。
これについては、どんなダイエット方法を行うかにもよるかもしれませんが、例えばクレンズダイエットのような、完全に食べない系の断食ダイエットは正直お勧めできません。いくら痩せる必要があろうとも、赤ちゃんに必要な栄養を供給し続けることができなくなってしまい、赤ちゃんの成長や生命に危険のリスクが伴ってしまうため、こういったダイエット方法は避けるべきだと言われています。
しかし、野菜ジュースもものを選んで、適切な食生活の改善を行い、定期的な運動も行い、野菜ジュースはあくまでダイエットサポートのために飲む。と言う意味合いで行うのであれば特に問題は無いかと思います。
まとめ
妊娠中も野菜ジュースを飲む事は可能ですし、それを使ってダイエットをすること自体は特に問題はありません。ですが、野菜ジュースだけで栄養バランスが完全にカバーできるものではないというとことも意識しましょう。
なぜなら、おなかの赤ちゃんの健康的な成長のため、そして自分自身の健康のためには動物性タンパク質も必要ですし、炭水化物も食べ過ぎは良くありませんが、必要ないわけではありません。
それを知らずにむやみに野菜ジュースを飲んでしまうと、それだけコストもかかりますし、ダイエット効果を実感できる保証はありません。
もしあなたが野菜ジュースを検討しているのであれば、そういった本質的な部分を踏まえた上でもう一度検討した方が良いかもしれません。
また、市販の野菜ジュースを購入して飲むなら、糖分や塩分が添加されている量などもチェックして買うようにしましょう。