1歳と5歳の子供がいる30代の専業主婦です。
すでに5年前の話になりますけど、わたしの体験談を話しますね。
第1子の出産は初めてのことばかりで不安でいっぱいでした。
予定日になっても何の兆候もないため
主人とおでかけをし、とにかく歩くことにしました。
観光スポットまで行き、2時間近く歩きました。
今思うと、危ないことをしてたな・・って思います。汗
歩いている最中に兆候が来てたらどうなんてたことか・・・
出産が未知の世界すぎて、
自分が妊婦である自覚があまりなかったのだと思います。
妊婦のときは、妊婦とは思えないほど
アグレッシブに行動をしていました。
出産は人それぞれ違うものなので、
そのときになってみないと分からないことばかりです。
結局、予定日は何も起こらず、
ご飯とおやつもモリモリと食べて、1日が終わりました。
次の日、産婦人科の検診があったため行くと
「尿淡白と血圧が高くなっている」
と言われ、妊娠中毒症との診断が下されました。
すでに予定日を迎えている妊婦がここにきて
「ここにきて妊娠中毒症!?」と驚きました。
妊娠中、何もなかったためと
自分自身は何も変化はなかったため、
あまり心配はしませんでした。
予定日も過ぎ、妊娠中毒症にもなってしまったため、
すぐに入院し誘発することになりました。
入院初日、誘発促進剤を投与しましたが、陣痛は微弱でした。
2日、3日と誘発は続きましたが、陣痛は微弱のまま。
陣痛促進剤を投与するときは、
すぐに陣痛がくる人がほとんどなので、陣痛室で行います。
私は何も起こらないまま、
投与している時間を陣痛室で過ごすため、
3台あるベットは度々妊婦さんが入れ替わります。
3日目にもなると、陣痛室で出産する人を何人も送ります。
その間「なぜ私は陣痛がこないの?何か悪いことした?」
と初めてここでマタニティブルーになってしまいました。
自然分娩の流れを陣痛室で目の当たりにし
何とも言えない気持ちになりました。
この日は15:00になっても陣痛はこず
私の血圧は上がるばかりです。
「このままいくと妊婦がもたないので、帝王切開に切り替えたほうが良い」
と先生からお話がありました。
私自身お腹の赤ちゃんも心配だったため、
帝王切開で出産したほうが良いと思いました。
しかし主人の確認が取れないと帝王切開はできないため
代わりに母が主人に電話をすると
「帝王切開は嫌です」と言ったそうです。
主人の職場から病院まで1時間ほどあるのですが
すっ飛んで病院にきました。
先生の話を聞いて、帝王切開に難色を示していた主人も納得。
帝王切開で出産することになりました。
ここからがあっという間で、急遽夕方に手術を行うことになり、
私はされるがままにストレッチャーにのり
手術室に向かっていました。
何が起こっているのか分からない状態です。
不思議と怖いという気持ちはなく、
「とにかく赤ちゃんに会いたい!」
という思いでいっぱいでした。
誘発の3日間の辛さが嘘のように、誕生の瞬間は感動で大号泣でした。
こんなに感動したのは産まれて初めてのことでした。
一生忘れられない日となりました。