今回は、妊娠中期(5ヶ月目からの安定期)から始めておくと後期や臨月での激太りを防ぐ役に立つ体重管理のためのダイエット方法と太りにくい身体作りについて一緒に見て行きたいと思います。
なぜ妊娠中期からの体重管理が大切かというと「安定期」というようにホルモンバランスを始めとして体調が安定しているため、無理さえしなければ運動も出来ますし、多くの妊婦さんが「つわり」が治まっている時期でもあるため、食事管理もしやすくなるからなんです。
つわりに関しては個人差もありますが、長引くこともある食べつわりに関しても食べ方のコツなども含めて簡単ながらご紹介していきますので、一緒に見て行きましょう!
妊娠中期~後期の体重管理が難しい理由
妊娠初期がまだまだお腹も目立つほど大きくなっておらず、個人差でひどい吐きつわりに悩まされる方もいるため、そういった方の場合はむしろ体重が大幅に減った仕舞う方もいるほどになるのですが、妊娠中期(安定期)に入ってからは体調は安定期というだけあって安定する方が多いのですが、安定期からは先ほどもご紹介した「たくわえ体質」がより強く強調される事になります。
というのも、安定期からはプロゲステロンの分泌量が増え始めるためです。
プロゲステロンは胎盤を子宮内壁に安定させる働きの他にも、子宮内の羊水量を一定レベルに保つためや妊娠中に増える血液量のために水分を身体にたくわえようとする働きがあるので、安定期からの体重管理には「塩分摂取量を控えること」が大切になってくるんです。
また、その一方で身体にたくわえる水分は血液と子宮内の羊水にほとんどが使われてしまうため、水分不足によって腸内環境が悪玉菌が増えることで腸内フローラのバランスが乱れて便秘になりやすいのが体重管理にも影響します。
こういった体質的な矛盾を改善するためには水分補給と塩分控えめの食生活が大切になってくるんですね。
妊娠中期から始めたいダイエットと身体作り
まず最初に、妊娠中期にオススメのダイエット方法を一覧でご紹介します。
- 食事の管理
- 有酸素運動
- 筋トレ
- 酵素ダイエット
これらのダイエット方法です。それでは、それぞれのダイエット方法のやり方の簡単な説明と、それを行うことでなぜダイエットに効果的なのかを見ていきたいと思います。
食事の管理について
妊娠中の食事管理は、食べる量を加減することが大切になるのですが、ただそれだけで良いというわけではありません。
食べる量を少なくすれば太らないというのはあくまで妊娠前の状態であり、妊娠中は激しい運動もできませんし、特に妊娠中期の場合はプロゲステロンというホルモンが分泌されていることによって「たくわえ体質」になっているため、もっと注意深く身体に入ってくるものに対して管理する必要があるんです。
繰り返しになりますが、先ほども触れたとおり妊娠中の安定期(中期)がプロゲステロン(黄体ホルモン)の働きで「たくわえ体質になっているから」なんです。
そのため、甘いものや塩分の取りすぎ、脂質の取りすぎに注意する必要があります。
また、妊娠中に食事面で注意が必要な部分として、食物繊維と水分補給は注意したいところです。
というのも、妊娠中期から便秘に悩まされる妊婦さんが多く、その理由として生理中と同じプロゲステロンの分泌量が多くなり、その働きで身体中の水分が
有酸素運動
有酸素運動は、ダイエットを行う上で非常に効果が高い事はご存じのかたも多いかと思います。ここで注意しなければいけないことが「有酸素運動の意味を勘違いされている方もいる」という点で、有酸素運動は「息切れしないレベルで呼吸ができる運動のことで負荷の強さには個人差がある」という点です。
有酸素運動の反対の意味の運動は無酸素運動で、呼吸や息継ぎをせずにする運動のことで、例えば100m走を全力疾走するような運動は無酸素運動の代表例です。
妊娠中に無酸素運動は避けなければいけないのですが、その理由はお腹の赤ちゃんに酸素が送り届けられない状態が一定時間続いてしまうためです。
妊娠中は基本的に激しい運動は禁止されていますが、有酸素運動ならば安定期(中期)以降は産婦人科でも許可されるというのはこのためなんですね。
また、消費カロリーをUPさせることで妊娠中の体重管理ダイエットに効果が期待出来るのは有酸素運動です。というのも先ほども触れた妊娠中の体質の変化でたくわえられた脂肪を燃焼させるためには、酸素を身体にとり込むことが必要なんです。
お腹の赤ちゃんのためにも、自分自身の体重管理ダイエットの効果を高めるためにもゆっくりと深い呼吸が出来る有酸素運動を心がけるようにしましょう。
筋トレ
筋トレも妊娠中に体重管理ダイエットを行う際に効果が高いダイエット方法としておすすめです。実は筋肉を着けることによってお産も安産になり、陣痛の痛みに耐える体力や持久力も付けることが出来るからです。
このように効果の高さだけではなくメリットもある筋トレなのですが、妊娠中(特に25週目を超える月齢の方は)腹圧が強く掛からないように注意をする必要があります。
筋トレといってもスポーツジムでウェイトトレーニングマシンなどを使って行うのではなく、あまり腹圧が掛かりすぎないように注意しつつ、お腹の張りを感じるようならすぐに休憩をして様子を見るようにしましょう。
酵素ダイエット
酵素ダイエットは、妊娠中でも安全に利用できるダイエットサポートアイテムとして酵素ドリンクや酵素サプリメントなどがあります。
人工甘味料や着色料、合成香料などの添加物が使われていないものを慎重に選ぶ必要がありますが、わたし達人間の身体の中で脂肪を分解することが出来る体内酵素の働きを高めることができる酵素ドリンクは、非常に効果が高いダイエット効果と基礎代謝向上による健康効果を期待できます。
現在のところ、完全無添加の酵素ドリンクでおすすめ出来るものが2つあります。
- 優光泉(ゆうこうせん)
- LLE82(エルエルイー82)
この2つの酵素ドリンクは完全無添加であることは当然ですが、野菜や果物の酵素原料を発酵させる際に糖質(ブドウ糖)を添加しておらず、非常に低カロリーである上に良質な植物性タンパク質を補給出来る酵素ドリンクで、妊娠中の栄養補給にもおすすめ出来るアイテムだからです。
体重管理ダイエットは食事管理が基本
妊娠中の体重管理ダイエットが難しいと言われる理由は、今回の冒頭でもお話しした「ホルモンバランスの変化によるたくわえ体質」によるものでもありますが、それと同時に安定期に入ってから急激に食欲が増したり、味覚が変わって、これまでそんなにおいしいと思わなかったものまで感動的に感じるほどおいしく感じるようになってしまうなどの変化が起こることが原因です。
それだけに「食べ過ぎ」になりやすいというのも妊娠中の体重管理にストレスを感じやすく難しくなってしまう理由です。
それだけに無理に食べたいと感じる食欲を我慢してしまうとストレスも溜まりますし、余計に大変になってしまうんですね。
ですが、食べ方を「ひとくちあたりの食べる量を少なくしてたくさん噛むようにする」ことや「ゆっくり食べる」といったことや、食べつわりに悩まされているなら「小分けにして食べる回数を多くする代わりに一回あたりの量を少なくする」といった工夫も大切になってきます。