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妊娠中に子宮筋腫の捻転で激痛!即入院で1ヵ月間痛みに耐え続けた体験談

今回はちょっといつもと感じが違う体験談となっています。

子宮筋腫により子宮に捻転(ねんてん)が生じてしまい、その激痛で即入院になってしまったという経験をされた方が寄せて下さった体験談です。

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子宮筋腫は日本人女性全体のおよそ20~25%(4人~5人に1人)が抱えている病気と言われています。そのため現在妊活中の方や、すでに妊娠中の方も子宮筋腫で経過観察中という方もいらっしゃるかと思います。

妊娠中の子宮筋腫でどういった痛みや危険性があるのか、どういった対処をしなければならないのかなども含めて詳しく知るために体験談が参考になるかも知れません。

ではさっそく一緒に今回の体験談を見て行きましょう。

 

妊娠中に子宮筋腫による捻転の激痛が・・その対処と経過

1人目の妊娠後、初めての検診で、直径12cmの子宮筋腫がある事が判明しました。

「こんな大きな筋腫を持ちながら、よく妊娠できたね!奇蹟に近い!」と助産婦さんに言われました。

自分でもビックリでした。

これまで全く自覚症状が無かったので、自分が子宮筋腫持ちだったとは・・・。

直径12cmですから、かなり大きなもので、その大きさにもビックリしました。

子宮と胃の間にあり、赤ちゃんが大きくなってくると子宮が持ち上がるにつれ、筋腫が胃を下から押し圧迫させる感じになるので、妊娠が進むにつれ、食事の後など特に気持ち悪くなる事が多いだろうと言われました。

それと、同時に膀胱も圧迫しますから、トイレも近くなるだろうと。

確かにつわりは初期から本当に酷く、なかなか収まりませんでした。

それにもうやたらとトイレが近くなりました。

そんなある日、妊娠もうすぐ5か月という頃です。

母がそろそろ戌の日の腹帯を・・・と言っていたのでよく覚えているある日のこと。

突然、お腹に激痛がおきました。

この痛さは何と表現して良いのか・・のたうちまわる激痛の中で夫に電話

ナイフでグサグサと刺されたような、鋭い痛みがひっきりなしにやってくるのです。

これは一体何なのだろう!?と大パニックになりました。

まだ安定期前という事もあり、まさか流産!?と思い恐怖に陥りました。

しかし、出血などはしていませんでしたし、破水もしていませんでした。

とにかく、しばらく様子を見ていたものの、そのうちほんの少しも体を動かせないくらいにどんどん痛い感覚が短くなってきて、これはもうどうしよう!!!と・・

ますます大パニックで夫のに電話して仕事から帰ってきてもらい、産婦人科の先生に電話してもらいました。

(自分で直接先ずは産婦人科に電話すれば良かったのでしょうが、とにかくパニック状態でした。)

痛くて動けない事を伝えると、近所だったので、産婦人科の先生がすぐに往診に来てくれる事になりました。

(涙が出るほど激痛の中で有り難かったのを今も覚えています。)

先生はお腹を触ってどこがどう痛いのか確かめた後、すぐ病院に運ぼうという事になりました。

私は決死の思いで痛みに耐えつつ、夫に抱えられながら何とか車まで辿り着き、何とか後部座席に転がり込んで、夫の運転で病院へ。

そして、そこからそのまま入院しました。

先生が何度も出血は無いか?破水はしてないか?とチェックしていましたが、それらは全くおこっていませんでした。

私も痛いながらも気になって何度も自分でも確かめてみました。

最初、先生も痛みの原因が分からず、その夜は痛み止めのモルヒネを打ちました。

もう夜になっていましたし、このままでは到底眠れないだろうという事で。

しかし、ウトウト・・・としても痛み止めの効果が切れると夜中にまた激痛で目が覚めて、のたうち回る痛さなので、痛み止めをもらって、また少しうとうとして、でも、また痛みで起きて・・・と朝方までその繰り返しでした。

モルヒネは病院について打った一回だけで、後は錠剤でしたが、妊娠中にモルヒネを打って大丈夫なのだろうか?と激痛と不安の中で一夜を過ごし、一日目は終わりました。

夫はその夜は『今日はこのまま帰って大丈夫』と言われたそうで、翌朝仕事を休んで来てくれました。

翌日、どうやら『子宮筋腫の捻転で痛みが起きているようだ』という事が分かりました。ただし捻転がどうして起きるのかは分からず、相変わらず不安は続きました。

痛み、不安、寝不足、食事も喉を通らない状態で、まさにボロボロ状態でした。

痛み止めはしすぎるとやはり赤ちゃんに差し支えがあるという事で、さりとて殆ど効かない状態だったのですが、ひたすら、痛みに耐えました。

本当に数分に一回はグサッとナイフで刺されたような痛みが襲ってきます。

(実際にはナイフでお腹を刺された事はありませんから、正しい表現なのか分かりませんが・・・。)

ベッドの上でのたうち回り続けました。

テレビを見ても頭に内容が全く入ってこず、本や漫画でさえ読む気力もなく、また痛みで何に対しても集中できませんでした。

しかし数日経ち、だんだん痛みが和らいできた事、今度はどんどん動かないと、歩かないとダメだと言われました。

痛み止めの副作用と動いてないので便秘になって、今度は別の痛みで動くのも大変な位に痛くなりました。

もう一歩ずつ歩くのに、涙が出てくるほど痛くて、実家の母に来てもらい、トイレに行くにも数メール歩くのに、よちよち歩きで支えてもらって一歩一歩カタツムリのような歩みで進むしかできませんでした。

しかし、便秘が解消された後も、もうちょっと体を動かすだけで激痛で、相変わらずベッドから先ず一人で起きれない状態が延々に続きました。

妊娠中ですが、食欲は皆無で、食べると吐き気が酷いですし、本当に赤ちゃんは大丈夫なのかな・・・と毎日、病院にいても心配で心配でたまりませんでした。

でも、そうこうしているうちに、痛みがついになくなってきたので一ヵ月ほどで退院できる事になりました。

ひたすら痛みに耐えた約一ヵ月が終わり、わたしは妊娠6ヶ月目に入っていました。

それからも時折痛みはあったものの、臨月近くにはすっかり痛みは消えました。

その時の赤ちゃんも今では18歳の大学生になりました。

無事出産できて本当に良かった・・とこの体験談を書きながら改めて思い出しました。

妊娠中の子宮筋腫と子宮捻転の体験談のポイントまとめ

今回の体験談を読んでみて妊娠中に子宮捻転が起こった時の痛みがどれほど酷いものなのかということが生々しく感じられるほどだったという方も多いのではないでしょうか。

また、痛みが酷く何も出来ない!と感じるほどの時は『まずは病院に電話を掛けて“痛みがあまりにも酷く移動することもできない”という旨を伝えること』も大切だということが分かりましたね。

また、体験談の中にもありましたが、あまりにも痛みがひどい場合にはモルヒネ注射をする場合もあり、毎日のように痛み止めを投薬されることもあるというのも驚きでした。

痛み止めは基本的に妊娠中は良くないとされていますが得られる利益がリスクや危険性を上回るとの判断が下された場合は例外になるということもあるようですね。

基本的に子宮筋腫自体は冒頭でも軽く触れた通り『日本人女性の4~5人に1人は抱えている病気で妊娠自体は問題なくできる』のですが、自分の現在の子宮の状態をしっかりと把握しておくことが普段から大切になってくるのは間違いありませんね。