子供の頃から太っていた私。一人目を妊娠した時は、58キロで、ギリギリ、産婦人科でも注意される事はありませんでした。その後、1人目の出産の際は、最後、66キロまで太ってしまい、妊娠後期に頃には、「これ以上、体重を増やさないように」と受診するたびに注意されたのでした。
その後、無事に1人目の出産を終え、大して体重を減らす事もなく、62キロで3年後、2人目の妊娠をしました。この時、医師に言われたのが、「これ以上、自分自身の体重は増やさないように。」と言う忠告。その為、私が妊娠中に太る事ができる体重は3キロほどとなってしまったのでした。
1人目の妊娠の際、つわりもひどく、なかなか食べる事ができなかった私。その為、2人目の妊娠も、つわりの際に体重を維持する事ができれば良いと安易に考えていました。ところが、2人目ともなると体が慣れて来たのか、つわりもさほどなく、食欲も旺盛。その為、みるみる体重が増加してしまったのです。
これでは、ダメだと思った私は、無事に出産を迎えるため、出来る限りのダイエットを行う事にしました。ダイエットを決心した時の体重は、65キロ。既に3キロほど体重が増えていました。
そんな私がまず取り組んだのが、食生活の改善でした。私の場合、2人目妊娠は、流産、早産の危険性がある妊娠でした。その為、入院をし、安静にしている時期もあったほどです。そう言う事もあり、運動を取り入れてのダイエットを行う事は出来ず、結果、食事制限でのダイエットしか行う事ができませんでした。
とは言っても、お腹の子供の為、1人の時のような無理なダイエットを行うような事は出来ません。その為、食事を抜くと言ったダイエットではなく、ヘルシーで健康的なメニュー選びを行い、ダイエットを行う事にしました。
その中でも、特に気を付けたのが炭水化物。私の場合、炭水化物が大好きで、お昼など炭水化物一つで済ませる事は当たり前でした。しかし、それではいけないと言う事で、出来るだけ、炭水化物の摂取を減らし、その分、おかずを多く食べるようにしたのです。野菜を中心にしたメニューや筑前煮など歯ごたえと腹持ちの良いものをたくさん作り、それを食べると言ったダイエット。
基本的には、朝はサラダのみ。昼は、どうしても、子供と一緒に炭水化物であるご飯やうどん、パスタなど手軽なものに頼ってしまいます。ただし、いつもは、それだけで済ませていましたが、体重の増加を防ぐ為、スープを作り置きし、それを飲んでからお昼ご飯にするようにしました。スープは基本的にコンソメスープで野菜をたっぷりと入れ、食べごたえのあるスープを心掛けていました。しかし、やっぱり、スープはスープ。すぐにお腹が空いてしまう点がデメリットでした。
また、今まで上の子供と一緒に食べていたおやつも我慢し、お腹が空いた時は、アーモンドや野菜スティックを食べ空腹をしのぐようにしました。もちろん、我慢できない時は、少しだけ、子供のおやつを分けてもらうこともありました。
しかし、そんな生活を苦痛なく続ける事ができたのも束の間でした。すぐに私の食欲は爆発してしまい、結果、大好きな炭水化物を食べ続ける事になってしまったのです。その結果、体重は、みるみる増え、あっという間に5キロの増加となってしまいました。
自分的には我慢していないつもりでしたが、流産の危険性がなくなった後は、早産の危険性を考えながらの生活、上の子供も、まだまだ、甘えたい時期と言う事もあり、体の事を考えながら育児する事で、私自身、ストレスの塊となっていたのです。その上で体重の事ばかり気にする事で、とうとう、私の気持ちは爆発してしまい、結果、それまで頑張って来た食事制限を一気に破壊してしまったのだと思います。
妊娠後期に入り、「本当にこのままでは、ダメですよ。」と医師に強く言われてから、慌てて食事制限や軽い運動を始めたところで、体重が減る事などなく、毎日乗る体重計が苦痛で仕方ありませんでした。
体重を気にしてばかりの私を見続けてきた夫は、「ストレスを溜める方がお腹の中の子供に悪いのでは?」と呑気な一言。夫自身は、何も悪気があっていった事ではないと言う事は分かっています。しかし、そんな言葉にもかみつくほど、私のストレスは限界を迎えていたのでした。
もちもと、食事制限など太っていた私にできるわけがなかったのです。そんな事ができるのなら、昔からダイエットに成功していたはずです。とは言っても、お腹の子供の事を考えると、やはり、体型だけを気にしたダイエットとは気持ちが違っていたと言う事は確かです。その結果、出産時の体重は、プラス7キロで抑えることができました。それでも、太りすぎてしまった事は確かです。
その為、妊娠中のダイエットに成功したとは言えません。私の場合、運動制限があったものの、食事制限だけではなく、医師と相談し、適度な運動を取り入れるべきだったと後悔しています。