妊娠中は体重が増えすぎないように体重管理をするダイエットが大切になってきます。
ですが、妊娠初期は「吐きつわり」があって全然増えなかった体重が、安定期になると急に食欲が増してきて「なにかを口にしていないと気分が悪くなる“食べづわり”になってしまって体重が急激に増加・・・」なんていうことはありがちなことです。
ですが、今は「妊婦の体重管理は自分自身と赤ちゃんの健康のためにはとっても大切」というのは常識です。
実際に、定期的に実施される妊婦健診でも「急激な体重増加は妊娠中毒のリスクがある」ということで真っさきに厳しく注意されます。でも、私自身が実際に妊婦になって思ったことは体調が安定し始める安定期になって食欲が出始めると「あの食欲を我慢するのは無理!!」という感覚でした。
そこで今回は、妊娠中の体重管理ダイエットの中でも自宅でできる手軽でつらくないもの(わたし自身が実際にやってみて効果が感じられてつらくなかったもの)をご紹介して行きたいと思います♪
ダイエットというと妊娠中にも関わらず、無茶な「食べない系ダイエット」を連想される方が多いかと思いますけど、今回は食欲を我慢せず(とは言っても“食べすぎはダメ”ですけどね)になおかつ妊娠中になりやすい便秘の解消にも効果が期待できる「簡単でお金も掛から自宅でできる軽い運動系ダイエット」を中心に一緒に見て行きたいと思います。
なぜ妊娠中に運動することが大切なの?
妊娠中というと、どうしても「お腹の赤ちゃんのためにもできるだけ大人しく安静に・・・」というイメージがある方もいらっしゃるかも知れません。
ですが、妊娠していることは健康な証で、決して病気ではないので安静にしなければいけないわけではありません。
むしろ、積極的に運動をした方が汗をかくことで太りすぎを予防しやすくなりますし、身体も温まりやすいので妊娠中に起こりやすい冷え症や便秘の予防にもなり、肉体労働の毎日で体力的な強化もできて出産にもきっちり備えることができるんですね。
ちなみに昔の女性は妊婦さんでも農家の方なら農作業を一日中やって家事もこなしてから寝るというのが普通だったそうです。
運動と肉体労働は違う点も出てきますが、身体を動かすという意味では一緒です。
もちろん、月齢によってはお腹が大きくなってくれば、お腹の張りなどの痛みが出る場合もあるので、 妊娠前と完全に同じように身体を動かすわけには行かなくなりますし、休まなければいけない場合もあります。 また、個人差で筋肉の付き方や基礎体力も違うので、あくまでも「自分のペースで無茶をせずにできる限り身体を動かすようにする」というのが大切です。 それでは、現代人で農家でもないわたし達が実際に妊娠中に自宅でお金もかけずに簡単に自分の身体の調子に合わせた軽い運動をするにはどういったやり方があるのか一緒に見て行きましょう♪
妊娠中に自宅でできる簡単な運動
先ほどは妊娠中に軽い運動を行うのがなぜ良いのかという理由を見てきました。
それでは本題の「どんな運動が良いの?」という点を一緒に見て行きましょう。
今回ご紹介するのは、わたし自身が妊娠中に実際にやってみて効果があると感じつつ、なおかつ身体への負担が少ないものでさらに自宅でお金も掛からずにできるものをご紹介します。
毎日の掃除
自宅でお金も掛からずに、自分の身体の様子とも相談して休憩もはさんだりしながらできるという意味では一番おすすめなのが「自宅の掃除」です。
掃除機を使ってやると電気代が掛かるので、持ち手の長いホウキで床のホコリが立たないように「ゆっくり」と掃きながら大まかなホコリをとってしまったうえで、拭き掃除をするとかなりの運動になります。もちろん、大きいお家に住んでいらっしゃる方は大変な事になってしまうので、今日はこの部屋をやって明日はあの部屋を・・・なんていう具合に区切って掃除を進めて行っても良いかと思います。
ちなみにわたしの場合は住まいが2DKのアパートだったので、毎日大がかりな掃除をやっても体力的にはお釣りがくるくらいだったので臨月直前までは体調と相談しながらですが、ほぼ毎日「自宅を大掃除!」っていう感でやってました。
これで、お金も掛からないし、部屋もきれいになるし、わたしって天才♪とか思いながらやってましたけど・・・わたしが考え付くことくらいは、すでに当たり前のようにやっていらっしゃる方が大勢いたんですね。(苦笑)
ちなみに玄関から始まって、キッチン、リビング、旦那とわたしの寝室と言う具合で進めて行ってたんですけど、ちょっとだけ注意が必要なのが、天井のホコリをクイックルワイパーなんかで取った後に「ついでだから照明のカサお拭き掃除しよう!」なんて言いながら脚立を用意して乗ったら、妊娠前と違って身体の体重バランスが変わっていて、落ちそうになってかなり怖い思いをしました。
幸いにも「ヒヤッとしただけで何も起こらなかった」のは良かったです。なので、高いところは旦那にお願いしてやってもらおう・・・とさすがに思いました。やっぱり危険を考えずに無茶な掃除をするのは良くないですね。自分だけの身体ではないんですから。苦笑
それと、ホコリに弱い方の場合はマスクが必要ではないかと思います。
ホコリのせいで咳が止まらなくなってしまうと咳き込んだ瞬間にかかる腹圧はかなりのものらしいので、臨月が近づいている方はホコリを吸い込まないように注意しましょう。
スキップ
毎朝、起きた時に最初に顔を洗ったり、歯を磨いたりしますよね。
その直後に、その場にたったまま10~20回スキップするだけで、体温が0.3~0.5度上がって消費カロリーが上がって1日当たり300kcalほど増えるという話を聞いて、実際にやってみました。
体温の変化はそれほど感じないんですけど、お菓子一袋くらいの消費カロリーのUPというのは、体重管理ダイエット中の妊婦にとってはかなり魅力的だと思います。
わたし自身がやってみて感じたのは「とにかく楽♪」というものです。
なにしろ毎朝、その場に立ってスキップするだけなんですからね。笑
ただし注意点もあります。
それは、妊娠初期の胎盤ができあがってない妊婦がやるのはちょっと危険という点です。
というのは、まだ子宮の中で胎盤が完全に安定していないので、胎盤剥離や初期に起こりやすい稽留流産(けいりゅうりゅうざん)になってしまいやすいということなんだそうです。
これは、わたし自身が妊婦健診のときに産婦人科の先生に「わたしこんなことやってますよ・・・」的な感じで得意げになって話したところあなたは安定期に入っているから良いですけど、妊娠初期の方には勧めないでくださいね。実は危険な事なんですよ。といって注意されました。
スクワット
スクワットも自宅で簡単にできる消費カロリーUPに利用できる軽運動です。
スクワットは、両ひざを開いた状態で、ももの裏側がふくらはぎに付くまで腰を落とします。
ペースはゆっくりのほうが良いですよ。
無理に速いペースでスクワットをしようとすると、お腹にかかる負荷も大きくなってしまいます。
臨月まで、自宅で安全にできる軽運動ダイエットのメニューのひとつとして人気なのがスクワットです。
わたしも出産真近までスクワットをやっていましたが、お腹が張ってきたら休憩をするという感じで特に回数は決めずに、自分自身が「いい感じに身体を動かせてるな~♪」と思える程度に抑えるように心がけていました。
そして、わたし自身が感じた実際の効果としては、産後の骨盤矯正の役に立ってくれたというのがスクワットをやっていて良かったと感じた事です。
妊娠中はお尻まわりのサイズが毎月ごとに太って行く感じで、これは出産のために骨盤が開いていくのが理由なんですけど、自分としては結構凹んでいたので、助産師さんが「赤ちゃんを産んでしまえば少しずつ戻って行きますよ。でもそのためには腰回りの筋肉を付けて行かないとね・・・」とアドバイスをもらったことを信じてやりつづけたのが良かったんだと思います。 妊娠中はお腹を赤ちゃんを守るためにお腹や腰回りが太って行くのは自然な事ですけど、産後は少しでも早く体型を戻したいですからね。 スクワットはそのための運動と言っても良いと思います。
先ほども書きましたけど、わたしの場合は回数はこだわらずに体調と相談しながらやっていたので、実際に消費カロリーがどのくらいで妊娠中のダイエットにどのくらいの効果があったのかは分かりませんが、産後の体型戻しをスムーズにするためにやると思えばやる気も湧いてくるんじゃないかなって思います♪