妊娠中、栄養バランスの取れた食生活を意識しはじめると、
「MCTオイルって妊娠中に使っても大丈夫なの?」
そんな疑問を持ったことはありませんか?
最近では、“良質な脂質”として注目されているMCTオイル(中鎖脂肪酸油)。
ダイエットやエネルギー補給のために使われることも多く、スーパーやネットでも手軽に手に入るようになってきましたよね。
でも、妊娠中は赤ちゃんのことを第一に考えたいからこそ、
「本当に安全なの?」「赤ちゃんへの影響は?」と慎重になって当然です。
この記事では、妊娠中にMCTオイルを取り入れる際のメリット・注意点・おすすめの使い方などを、わかりやすく解説していきます。
「体にいい」と言われているものこそ、正しい情報を知ったうえで、安心して活用していきましょうね。
MCTオイルを妊婦さんが摂取するといいことずくし?
MCTオイルは「シリコンバレー式 自分を変える最強の食事」という書籍の中で完全無欠コーヒーとして注目を集めたことで、健康志向の方やダイエットや便秘に悩んでいる方に注目されているオイルなんです。

MTCオイルとは
最近はスーパーのオイルコーナーでも見かけるようになってきましたが、MCTオイルというのは中鎖脂肪酸100%の天然成分で作られている今注目の植物油なんです。

ココナッツやパームといったヤシ科の植物の種子核から抽出される天然成分で出来ていて、最近に話題になったものの、実は日本では医療の現場などで昔から使われていたんです。
後述する書籍で注目され、最近になって食卓に出るような形でMCTオイルは注目されたんです。
ココナッツオイルで注目されていた中鎖脂肪酸ですが、中鎖脂肪酸というのは体の中で分解、吸収、燃焼というサイクルの早いと言われているブドウ糖よりも早く使われてくのが中鎖脂肪酸で、他のオイルや脂肪酸などに比べても圧倒的に早く燃焼までのサイクルが回るため、脂肪として蓄積されにくいという特性をもっています。
またココナッツオイルも中鎖脂肪酸が多く含まれていると言いますが、その配合量は多いと言われているエキストラヴァージンココナッツオイルですら、5割を超えるか超えないか程度なんです。
つまりMCTオイルはココナッツオイルや亜麻仁油、ごま油、オリーブオイルなど多くの健康に注目されたオイルがある中でも、中鎖脂肪酸100%で出来ているのが最大の注目ポイントなんですね。
次にその中鎖脂肪酸がどのような働きをするのか、そしてこのMCTオイルにどのような効果があるのかを見ていきます。

MCTオイルの効果
ここまでMCTオイルが注目されているのは、驚くべき効果があるからなんですね。
- ダイエット効果
- 腸内環境の改善
大きく分けてこの2つの効果がMCTオイルが話題になっている理由となります。
ダイエット効果
中鎖脂肪酸が分解、吸収、燃焼というサイクルが早いため、エネルギーに変換されやすく、体脂肪となって残りにくいため、油なのに太らないという理想的な油ともいえるんです。
そして蓄えられている脂肪を巻き込んで燃焼させる働きもあるためダイエットに注目されている理由となっているんですね。
MCTオイルコーヒーと言った形でダイエットする方も多いんですよ。
妊娠中は運動不足で体に脂肪を蓄えやすい時期でもあるので、MCTオイルを使うことで痩せやすい環境にしておくことで、産後のダイエットもしやすくなるというメリットはとても大きいんです。
腸内環境の改善
MCTオイルはダイエット効果だけに注目されているわけではなく、腸内環境の改善にも注目されています。
腸内環境にいる悪玉菌の働きを抑制させて、その分善玉菌が活躍しやすくなり、その結果お通じが良くなったり、腸内での栄養分の吸収がスムーズになったりとメリットもたっぷり。
妊娠中の妊婦さんはMCTオイルを使ってもいい?
どんなに効果が魅力的なMCTオイルでも妊娠中は母体とお腹の中の胎児の両方を守る必要が妊婦さんにはあります。
そこでMCTオイルの安全性も一緒に見ていきましょう。
MCTオイルの安全性を見るうえで重要になるのが母体への影響と胎児への影響です。
母体への影響
MCTオイルというのは天然の植物油が原材料なので、基本的に妊婦さんに悪影響のある食品ではありません。
妊婦さんは出産に向けて必要な栄養素をしっかりと摂取することが必要になるのですが、その中で良質な脂質というのも必要になるんですね。
良質な脂質というのはMCTオイルだけではなく、青魚で注目されているオメガ3系のオイル(DHA、EPA)、ココナッツオイル、オリーブオイルなどで、油は太るものという昔からのイメージとは違い必要な脂質としてあげることができるんです。
胎児への影響
中鎖脂肪酸は胎児のエネルギー源としても優れていて、生命活動の源でもあるため胎児に対しても安全であると言えるでしょう。

同時に中鎖脂肪酸によって体内にケトン体ができるのですが、ケトン体も赤ちゃんに悪影響はないので、総合して胎児にMCTオイルは安全だと言えるんです。
MCTオイルを使う際の注意点
さて、MCTオイルの効果や安全性を見て頂きましたが、ここまででMCTオイルたっぷりと摂取したいと思ったそこのあなた!ちょっと待ってくださいねw
どんないい効果があっても適量が大事ということがあります。
MCTオイルも同じことが言えるんですね。
MCTオイルを過剰摂取すると下痢や吐き気という症状が現れることがあります。
また、中鎖脂肪酸は熱に弱いので、料理に使う際にはあまり加熱せずに使ったほうがいいという特徴も併せ持っています。
加熱といっても多少の過熱は大丈夫です。一般的に料理に使用するサラダ油などは200℃以上に熱すると煙を上げてしまうのですが、MCTオイルの場合はより低い温度で(約150℃)煙が出てしまうと言われています。
そして糖尿病を持病として持っている方もMCTオイルだけではなく油ものに関しては医師の指示に従ったほうがいいと思います。
まとめると
- 適量を守る
- 揚げ物などは避けたほうがいい(多少の過熱は大丈夫)
- 糖尿病の方は医師に従う
MCTオイルをどうやって使えばいいの?
先程の注意点でも話したようにMCTオイルはあまり加熱しないように使ったほうがいいと言ったような使い方のコツのようなものがあります。
MCTオイルが注目された理由でもある完全無欠コーヒーのようにコーヒーに入れる場合も妊娠中の妊婦さんの場合はカフェインレスコーヒーにしましょう。
サラダのドレッシングとしての仕様や豆乳や野菜ジュースに入れたり、ヨーグルトにかけてもおすすめです。
料理としてはパスタソースやマヨネーズなどにつかってはどうでしょうか。

基本的にMCTオイルの味は無味ですwしかしアレンジとして他のオイルや油を使う場合、MCTオイルにして使用するといいですよ。
妊娠中の正しいMCTオイルの使い方・摂取量は?
MCTオイルは、無味無臭に近いものが多く、様々な方法で手軽に毎日の食事に取り入れることができます。「妊娠中にどんな風に使ったら良いの?」という疑問に、安全な使い方と量の目安をお伝えしますね。
基本的な使い方
- 飲み物に混ぜる
コーヒーや紅茶、スムージー、スープなどに混ぜて使うのが最もポピュラーです。温かいものにも冷たいものにも混ぜられます。 - 料理にプラスする
サラダのドレッシングに混ぜたり、ヨーグルトやシリアルにかけるのもおすすめです。
【注意】熱に弱いので、炒め物や揚げ物など、直接加熱する料理には使わないでください。加熱する場合は、火を止めてから最後に加えるようにしましょう。
妊娠中の摂取量について
MCTオイルに「妊娠中の推奨量」として定められた特別な基準はありません。一般的には、**小さじ1杯(約5ml)から始めて、徐々に量を増やしていくのがおすすめです。**
一般的な目安量としては、1日に大さじ1〜2杯(約15ml〜30ml)程度と言われますが、妊娠中は体の消化機能が敏感になっていることもあります。少量から始めて、ご自身の体調を見ながら調整してくださいね。摂りすぎると、お腹がゆるくなったり、気持ち悪くなったりすることがあります。
特に、妊娠糖尿病やその他の持病がある方、食事制限を受けている方は、MCTオイルの使用について**必ずかかりつけの医師や管理栄養士に相談してから**始めてください。
妊娠中のMCTオイル選び方|安心して使うために
市場には様々なMCTオイルがありますが、妊娠中というデリケートな時期に使うからこそ、安心して使えるものを選びたいですよね。MCTオイル選びのポイントをお伝えします。
- **「MCTオイル」と記載されているものを選ぶ:**
ココナッツオイルと間違えないように確認しましょう。 - **成分を確認する(C8/C10脂肪酸):**
MCTオイルに含まれる中鎖脂肪酸の中でも、カプリル酸(C8)とカプリン酸(C10)はエネルギーになりやすいと言われています。これらの成分組成が記載されているか確認してみましょう。 - **原料を確認する(ココナッツ由来など):**
多くはココナッツやパームフルーツ由来です。品質や持続可能性に配慮しているブランドを選ぶことも選択肢の一つです。 - **製造方法を確認する:**
化学溶剤を使わない抽出法など、製造プロセスにこだわっている製品もあります。気になる場合はチェックしてみましょう。 - **容器を確認する:**
品質を保ちやすい遮光性のある瓶に入っているものがおすすめです。 - **信頼できるブランドか:**
品質管理がしっかりしている、信頼できるメーカーやブランドの製品を選びましょう。
「妊婦さん専用」のMCTオイルというものがあるわけではありませんが、上記の点に注意して、品質の良いものを選ぶことが、安心して使うための大切なステップです。
ココナッツオイルなど、他のオイルとどう違うの?MCTオイルの特徴
「MCTオイルってココナッツオイルと同じなの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。MCTオイルはココナッツオイルから抽出されることが多いですが、厳密には違うものです。その特徴を見てみましょう。
- **MCTオイルとは「中鎖脂肪酸」だけを取り出したもの:**
MCTとはMedium Chain Triglycerides(中鎖脂肪酸)の略称です。MCTオイルは、ココナッツオイルなどに含まれる様々な脂肪酸の中から、カプリル酸(C8)とカプリン酸(C10)といった「中鎖脂肪酸」だけを抽出して作られています。 - **吸収・分解のスピードが速い:**
サラダ油やオリーブオイルといった一般的な油に含まれる「長鎖脂肪酸(LCT)」に比べ、MCT(中鎖脂肪酸)は消化吸収のスピードが速く、すぐにエネルギーになりやすいという特徴があります。体脂肪として蓄積されにくいとも言われます。 - **ココナッツオイルとの違い:**
ココナッツオイルには、中鎖脂肪酸(MCT)も含まれていますが、それ以外の脂肪酸(特にラウリン酸 C12 や長鎖脂肪酸)も多く含まれています。MCTオイルは、この中鎖脂肪酸(特にC8とC10)を95%以上など高濃度に精製したものです。そのため、エネルギーになりやすいといったMCTの特徴がより顕著に現れると考えられます。
つまり、MCTオイルは、ココナッツオイルに含まれる良い特徴を**凝縮・強化したようなオイル**と言えます。
迷わず相談して!こんな時は医師や専門家に
MCTオイルの使用について、疑問や不安がある場合は、自己判断せず、必ず専門家にご相談ください。特に以下のような場合は、摂取を始める前に、または摂取中に、かかりつけの医師や助産師、管理栄養士に相談しましょう。
- **MCTオイルの摂取を始めてみたいけれど、私に合っているか不安な場合。**
- **妊娠糖尿病など、妊娠中に診断された病気や、元々持っている持病がある場合。**
- **アレルギー体質の場合。**
- **MCTオイルを摂ってみたら、お腹がゆるい、気持ちが悪い、腹痛があるなど、体調に変化があった場合。**
- **推奨されている量や使い方について、不安や疑問がある場合。**
- **疲労感がひどい、体重管理がうまくいかないなど、特定の悩みをMCTオイルで解決したいと考えているが、他に原因がないか確認したい場合。**
- **その他、MCTオイルについて少しでも気になることや不安なことがある場合。**
妊娠中は、体の状態が日々変化します。専門家はあなたの健康状態や妊娠の経過を把握していますので、安心して相談してくださいね。